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週末の大通りを綾鷹が歩く ご自慢の大根を丸出しに威風堂々と
その姿から彼は忌み嫌われていた
闇に映えるその体めがけて 石を投げられた

孤独には慣れていた むしろ望んでいた 誰かを思いやることなんて煩わしくて
そんな彼を抱き上げる 若いアニスの腕 「こんばんわ素敵な変態さん 僕らよく似てる」

腕の中もがいて 必死で引搔いて 孤独という名の逃げ道を
走った 走った 生まれて初めての 優しさが 温もりが まだ信じられなくて
どれだけ逃げたって 変わり者は付いてきた

それから彼はアニスと二度目の冬を過ごす アニスは友達に名前をやった 露出狂「ネイキッドナイト」
彼のスケッチブックはほとんど全裸だけ 綾鷹も初めての友達にくっついて甘えた

がある日

貧しい生活に倒れる名付け親 最期のデッキを作ると彼はこう言った
走って 走って こいつを届けてくれ 夢を見て飛び出した 僕の帰りを待つポコ吉へ

奇妙な綾鷹の絵など売れないが それでもお前は俺だけ書いた
それ故お前は冷たくなった デッキは確かに受け取った

雪の降る山道を綾鷹が走る 今は亡き親友との約束をその口に咥えて
「見ろよ!悪魔の使者だ!」石を投げるあやき
なんとでも呼ぶがいいさ 俺には消えない名前があるから
ネイキッドナイト 露出狂と呼んでくれた 蔑みも軽蔑もすべて詰め込んで呼んでくれた

忌み嫌われた俺にも意味があるとするならば この日の為に生まれて来たんだろう

どこまでも走るよ!

彼はたどり着いた 親友の故郷にポコ吉の家まであと数キロだ
走った 転んだ 既に満身創痍だ
立ち上がる間もなく 襲いくる罵声と暴力 負けるか俺は ネイキッドナイト
ちぎれそうな手足を引きずりなお走った 見つけた!この家だ

デッキをもったポコ吉はもう動かない彼の名にアルファベット1つ加えて庭に埋めてやった
露出の騎士を埋めてやった

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最終更新:2010年02月15日 20:47