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ラン

ラン

(中一3学期現代文)

内容(「BOOK」データベースより)
越えたくて、会いたくて、私は走りはじめた。直木賞受賞第1作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森 絵都
1968年、東京に生まれる。早稲田大学卒業。90年、『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞を受賞。『カラフル』で産経児童出版文化賞を受賞。『つきのふね』で野間児童文芸賞を受賞。『DIVE!!』(全4巻)で小学館児童出版文化賞を受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


レビュー(おすすめ度:平均☆☆☆☆★)
〔一例〕

  1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 
この作品だけは・・・, 2009/8/26 
By ペーター

レビュー対象商品: ラン (単行本)
森絵都は結構好きで、「DIVE!」も好きだ。でも、この作品だけはダメだった。

マラソンの世界を描くに当たり、アスリートではなくド素人を描いたのは森さんらしくて良かったんだと思う。
ただ、主人公がマラソンを走る「モチベーション」に全く共感出来なかった。

主人公の環は、死んでしまった家族に会うための「レーン越え」をするためにマラソン完走を目指す・・・ そんなでっち上げなど必要ない。というか、違和感しか残らなかった。
私自身マラソンをやっているが、ランナーがマラソンを走るモチベーションなんて単純なものだ。単純だが強い。単純だが深い。そんなリアルなランナーの心理を森さんらしく描いて欲しかった。
森さんはこの作品を書くにあたって自分もランニングに取り組んだらしいが、結局、リアルなランナー心理を掴むことなく書かれた作品のような気がする。

あと、環が所属するランニングチームのキーマンである「ドコロさん」のエピソードも違和感極まりなかった。箱根駅伝のスター選手だったドコロさんが受けた「心の傷」。そこまではいいとしても、ランニングチームを作ってマラソンを走る目的が、たかだか「ランニング雑誌でチームを紹介してもらうこと」だなんて、あまりに陳腐だ。

市民マラソンの世界を描くなら、取って付けたような「マラソン=人生」的なメッセージ性なんて要らないから、森さん独特の世界観で、ただ読んで楽しいストーリーにして欲しかった
最終更新:2010年06月14日 20:50
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