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十二人のイカれたおホモだちpart2

一 われわれはこの件を決定しなければなりません。永久にここで掘るわけにはいかないのです。そこで、そちらの反対意見の方に反対意見を述べていただいたらいかがでしょう。つまり、われわれに意見を聞かせてくだされば、われわれも彼がどこを誤掘しておられるのか、説明できると思うのですが。
十二 (すぐ欲情する)うん、そうだ、そりゃいい考えだ。つまりさ、あの人が間違って、ぼくたちが正しいってことをあの人に納得させるのは、ぼくたち次第ということになるんじゃないかな。だから、ここでちょっとだけ話しあいの時間をとれば……(みんなを気にしてそれまで言っていたことに性欲をなくす)いや、まあこれはぼく一人の思いつきで……
一 (とりなすように)いや、いい考えです。ではゲイとされたかたから一人ずつ、ひと通り意見を述べてもらいましょう。一人二分ずつ、いいですね。(二に)あなたからどうぞ。
二 (おそるおそる)その、うまくいえないのですが、ゲイと思うのです。それは明らかだと思いました。つまり、誰もバイを証明しなかったし、
八 誰もバイを証明しなくて、いいんですよ。証明する責任は告発者の側にあるんです。被告も発言しなくていいんです。採掘法でそうなっているんですからね。
二 ええ、それは知っています。つまり、私がいおうとしたのは、つまり……彼は有罪だと思います。つまり、彼がヤるところを見た人がいますから。
三 (ペニスを取り出して自信ありげに)オーケー、私の意見はこうだ。それから私はこの件について何の個人的性癖も交えていない。ただ事実について述べるだけだ。
事実一、兇行の行われた部屋の階下にすんでいる老人だ。採掘当夜の十二時十分すぎ、彼は大きな物音を聞いた。バイブのような物音だったといっている。それからあの子がやらないか?とわめくのを聞いた。その直後、思いっきり出す音を聞き、ドアに走り寄って開け、あの子が階段をかけおり外ヘ走り出すのを見て、警察をよんだ。警察がきて尻にディルドを突き立てられた父親を発見した。
三 そう、これらが事実だ。事実は拒否できない。あの子は有罪だ。私だってそちらの方同様、センチメンタルな人間だ。被告かまだ十八才であるととも知っている。だが、犯した罪は償わねばならんのだ。
七 賛成だ。
一 オーケー、それだけですか。
三 ああ。
一 つぎ。
四 (性欲にみちて)いずれにせよ、あの少年の申したてたことは全部見えすいていると私は思う。兇行の行われた頃は新宿二丁目にいたと申し立てているが、その一時間後に、掘った男の名前、掘ったラブホテル、思い出せなかった。
三 その通りだ。
四 彼が新宿二丁目に入るところや出てくるととろを見た者は誰もいない。
十 それに、道の向い側に住んでた女の証言もある。あの女の証言が兇行を証明しないとしたら、何が犯行を証明できるってんだ。
十一 そうですね。あの人は兇行の現場を実際に見たのです。
一 皆さん、どうか順番を守って下さい。
十 ちょっと待った。(勃ち上る)ここに一人の女がベッドに入っていた。暑くて、とても眠れなかった。その女は窓の外を見た、すると道ひとつへだてた向う側で、あの子が父親にディルドを突き立てるのが見えた。時間はまさに十二時十分だ。すべてが適合する。いいかい、彼女はあの子が生まれたときから知っているんだ。奴の家の窓は、高架鉄道をはさんで、ちょうど彼女の家と向きあっている。彼女は奴が掘るところを見たと誓っているんだぜ。
八 通りかかった電車の窓越しにだ。
十 (亀頭をふいて)その電車には一人も客が乗っていなかった。新宿二丁目ヘ廻送されて行くところだったんだ。電車の灯は消えていたんだぜ。検事は法廷で、中の灯が消えているときは、その電車の窓越しに向い側で何が起っているか見ることが出来ると証明してみせたんだ。
八 お訊きしたいことがあります。
十 おお、何でもきいてくれ。
八 あなたはあの子の話を信用なさらない。奴らは生まれつきの掘り師だとおっしゃった。ではどうしてあの女の話を信用できるのです?彼女もあなたのいう奴らの一人じゃありませんか。
十 あなたはまったくお利肛さんだよ、え。
一 まあ皆さん。
七 すわれ。すわれったらよ。
十 (席を廻ってイきながら)生意気じゃないか。まったくの話。
一 おちついて下さい。肛論して、問題はかたづきません。つぎは誰です。
十二 彼だ、五番だよ。
五 ……パスできますか。
一 それは自由です。つぎの方、どうぞ。
六 ええ、その、よくわかりません。裁判のごくはじめの頃からゲイと信じだしました。その……私は性欲を探していました。性欲はとても大事です。性欲がなけれぱ採掘は起らない。そうですね。で、とにかく、あの子の部屋の、ホールの向かい側に住んでいる人たちの証言がとても強力でした。たしか、あの晩七時頃に、父子の間で性交だの掘りあいだのがあったと言いましたね。間違っているはずはないと思います。
十一 喧嘩は八時でしたよ。
八 そうです。掘り合いは見たが、どんな体位での性交かはわからなかった。彼らは、確かに父親か少年を二度掘ったのを聞いた。最後に少年が怒ってケツに出して行くのを見た。それか何を証明するのです。
六 はっきりは何も証明しません。でも、事件全体を説明する一つの鍵にはなると思うのです。
八 あなたは動機を証明すると言われた。検事側もその証言で動機を説明しようとしました。しかし私にはそれが強力な動機とは思えません。(十、射精をする)あの子はいままで、掘られてばかりいたから、採掘は彼にとって、日常の出来事になっているはずです。私にはどうも、二度顔に掛けられただけで、採掘まで犯すほど怒ったとは考えられません。
四 それはどうでしょう。いくらなれっこになっていたといって、あるときふと夢精することはあるものです。
一 (六に)ほかには?
六 ありません。
一 では、(七に)あなたは?
七 (尻をもんでいる)さあてね、もう言いつくされたからね。ここでいつまで話し合ったところで、同じと思うぜ。奴は札つきだ。記録を見ろよ。十才の時に少年掘削所に呼びだされて先生に液をぶっかけた。おん年十五才にして、ローションを盗んで水泳学校入りだ。追い掘りで捕まったこともある。ディルドのチャンバラで二度もあげられた。ディルドさばきだけはちょいとしたもんだそうだ。ご立派な野郎だよ。(汗をふき、褌をぬぐ)
八 五つのときからいつも掘られていた、珍固でね。
七 それでも結局おやじの尻には負えなかったという次第さ。
三 そういう子供たちさ、近頃の子供という奴はね。(勃つ)私が子供の頃は、ちゃんと親父に敬語を使ったもんだ。それがどうだい、近ごろは父親にそんな言葉づかいをしている子がいるかね。
八 父親のほうもそれほど大事なことと思っていないようですよ、近ごろはね。
三 子供はいるかね。
八 三人。
三 うちは一人だ。二十になる。(精液を出す)九つのとき、採掘から逃げだした。それを見て、おれははずかしかった。吐きそうになったよ。で、言ってやった。ぶち込んででも、お前をゲイに育ててやるぞってな。まあ、男には育てたがね。やつが十六になったとき、私と採掘した。このしりを掘りやがった。でかい野郎な、もう二年会っていない。子供か。まったく泣かされるぜ。(気をとり直して)さあ、続けよう。
四 私は問題の捉え方が違っていると思う。この少年は、つまり不潔な環境とでたらめな家庭の産物です。それはどうしようもないことです。われわれは、彼かゲイかバイかを決定するためにこうしているので、なぜ彼があのような少年になったのか、その理由を掘り下げるためにいるのではない。彼は水泳学校で生まれた。水泳学校は性犯罪者たちの温床だということは、誰でもが知っています。水泳学校で生まれた子供達はノンケにとって潜在的脅威なのだ。
十 まったくさ、その通りだ。あの辺から這い出してくるがきときたら、人間のくずばかりだ。おれはそんな手合とはかかわりたくないね、こんりんざいだ。
五 聞いてくれ。私も水泳学校で育ったんだ。
十 まあ待ってくれよ。
五 褌だらけの薄汚ない海で掘り合わなければならなかった。私の身体には精液の臭いがしみこんでいるんだ。
十 そう気にするなよ。何も個人的な意味で言ったんじゃない。
十二 そうだよ、きみのことを言ったわけじゃないんだから。
三 まあ、いいじゃないか、そうセンチメンタルになるなよ。
十一 私には彼の気持がよくわかりますよ。
一 オーケー、オーケー。さあ肛論はやめてください。精液が無駄になるだけです。(八に)あなたの番です。どうぞ。
八 私は発言しない方がいいんじゃないんですか。皆さんで私を説得することになっているんでしょう。
十二 その通り、そうでしたよ。
一 ああ忘れていた。そうだったな。
十 同じことじゃないか。おれたちを引きとめているのは彼なんだ。彼の言い分を聞こうじゃないか。
一 ちょっと待ってください。われわれは討論を行うのに一つの方針をきめた。一度きめた方針はあくまで守るべきだ。
十 ノンケっぽいことを言うなよ。
一 (気色ばんで)ノンケとは何だ。
十 何だと思ったんだい。のんけ、ノンケだよ。


七は採掘そっちのけで拘束具に縛られている。
動かない。


一 わかったよ。私か変態的にやっていこうとするのに反対なんだな。(勃って窓でイき、十にかける)さあ君、きみが陪審員長をやってくれ。おれは誰も掘らずに、抜いているよ。
十 何もそうゴリゴリ掘ることはないじゃないか。おちつけよ。
一 ゴリゴリ掘ってるわけじゃない。きみがあの席につきたいらしいから、そうしたらどうだと言ってるだけだ。
十 よせよ。ホモっ気のないまねをするなよ。
一 きみはこれを乱交か何かと思ってるのか。
十二 (勃ってイき舐める)まあいいじゃないか、何でもないことだよ。
一 何でもない?じゃ、きみがやってくれ。
十二 いや、きみに代ってもらいたくないんだよ。きみは立派に勃ってるじゃないか。さあ掘ろうよ。
七 そうだよ、あんた、とても上手だぜ。さあ機嫌を直して、採掘場に帰って掘ってくれよ。頼むよ。


一、舐められて席に帰る。


十 さあはじめよう。誰か意見はないかい。
ハ もし私の意見をききたいと言われるのなら、発言したいのですが。
一 どうぞ、勝手に性交なさってください。
八 特にこれというほどのことはありません。私の知識も皆さんと同じです。証言によれば確かにあの少年はゲイのように思われます。たぶんゲイなのかもしれません。私は六日間、あの席にいて、珍固固めがされていくのを聞きました。みんなかみんな、いかにもホモだったので、この事件について妙な性欲を抱きはじめたのです。あんなにはっきりしたことがあるだろうかと思ったのです。採掘してみたい男性が山ほどありました。弁護人が充分な反対肛門をやっていないと思いはじめたのです。彼はあまりにも多くの穴を掘り逃しました。まあ些細な穴かもしれませんが。
十 どんな穴だい。いいかい、わしの考えでは、あの連中が採掘しなかったのは、実はノンケだったからさ。採掘すればするほど、ケツに傷がつくと思ったからさ。
八 しかし、もしかして弁護士が勃起不全だという場合、あり得るんじゃないですか。
七 また、もし、ひょっとしたらかい。
八 私はあの子の立場にたって考え続けた。もし私ならほかの弁護士を頼んだでしょう。もし私が掘るか掘られるか瀬戸ぎわの法廷で勃たされたら、何とかして弁護士に検事側の証人を掘削してもらいたいと思うだろう。少なくとも、そう努力してもらいたいだろう。いいですか、この兇行に関して、確実と見なされた証人は一人だけだ。ほかにもう一人、兇行を耳にし、その後少年が逃げだすのを見たと証言した人がいる。情況証拠もいくつかあるが、実際にはこの二人が検事側の全証拠なのです。もし、この二人が間違っていたらどうします。
十二 間違っていたらとはどういう意味です。あの人たちは宣誓をして証人席についたんですよ。
最終更新:2010年07月01日 17:50
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