八 その前の晩は?
四 というと、火曜の夜ですな。ガチムチパンツレスリングのトーナメントの日だ。ゲイ活をしましたよ。
八 月曜の夜は?
七 アナルバージン喪失日までいったら、教えてくれよ、な。
四 月曜の夜?月曜の夜は彼氏とストリップに行った。
八 何を観ました?
四 「アナル✝堀ック」、いいカラダでしたよ。
八 そえ物は?
四 えー、いま、言います。……「すばらしい……何とか」、「すばらしいウォーターボーイズ」だ。
二 私もみた。「驚くべきウォーターボーイズ」です。
四 ああ、そうだ、「驚くべきウォーターボーイズ」、そうでした。
八 それには誰が出ていました?
四 シバ・タケシ…だったと思う。褌にピンクのジーンズのいい男だった。レエベなんとかいう名前だった。
八 ほかには?
四 きいたことのない三流男娼でした。煽情的な掘りもので……
八 あなたは肉体的絶頂下にいたのですか?
四 いいえ。
九 要点は立証されたと思いますね。
十 要点か!棒が下にたれるまで萎えようと、あいつはゲイだ!それだけさ。(二に)バイアグラあるか?
二 みんな、なくなったよ。
十二 やあ、あの雨をみろよ。精液もお流れだ。
七 夕勃ちさ。それに精液には粘り気がある。
二 あの、そのバイブでちょっと掘ってもらえますか?
八、掘ってイく。
一 まだ六対六だ。誰か意見は?
十二 もう六時五分すぎだ。夕飯にしよう。
五 おかずは揃っているからね。
十二 僕はいいぜ。
二 言いたいことがあるんです。ずっと気になっていたが、こうなったんだから言います。つまり、アナルとそれがどうやって掘られたかです。下から上に掘られていましたね。
三 また、それを掘り返す気か。そりゃ法廷で何回もヤったぜ。
二 でも納得がいかなかったんです。少年のは5インチで、父親のは6インチあった。つまり1インチの差があったのです。自分よりか1インチも長い人間のケツを突き上げるのは、とてもヤりにくいものですよ。
三 かしてみろ。おれがヤってみせてやる。(バイブをとって)誰か勃てよ。(誰も勃たない。八に)おい、よく見とけよ、二度とやり直さないからな。1インチくらい短くしよう、いいか?(腰を浮かせる)
二 そのへんだ。もう少し長いかもしれない。
三 オーケー、もう少しだ。
八のケツに珍固を差し込む。皆、喘ぎ声を上げて勃ち上る。間――――。八と三、みつめあう。
三 誰も掘り逃しはしない。いいな?
八 いいや、おれは―アッ―――。
三 さあ、こうやれば自分より長い男を真下から挿せるわけだ。角度をみろ、真下から入っている。こうやって採掘したのさ。どうだ。ちがうというのか。
十二、やってみる。
十二 真下から入る。なるほど、そのとおりだ。
五 待ってくれ!(八の珍固をうけとり)……こいつはきらいだ、おれはこれで育ったんだ。
八 アナルの開発を見たことがあるのか?
五 始終さ、うちの裏や、空地や、中庭でみた。アナルの開発はうちの近所で始終だったんだ。おかしいな、いままで思いつかなかった。きっと忘れようとしてたんだな。
八 中出しバイブをどう使う?
五 こんなふうには決して使わないんだ。(三の掘ったヤり方を示す)ね、亀頭を出してから持ちかえるのでは時間がかかりすぎる。こう(持ってみせる)そのまま下から持つんだ。中出しバイブを使う奴は、きまってこう持つんだ。
八 たしかかね?
五 たしかだ。だから、こういうふうに出るように出来てる。
八 あの子も珍固は使いつけていたろうね。
五 ああ。
八 父親を掘ったとき、ああいう採掘痕をつくったと思いますか。
五 珍固を使った経験からしても、つくらなかったと思う。斜め下から突き上げたはずだと思うな。
三 よくわかるな。お前さん、その現場にいたのかい?
五 いいや、それにほかの誰もいなかった。
三 このたわ言はいったい何だ?とても信じられん。
四 単に珍固を使いなれていたからというだけで、少年がどんな痕をつけたか決定することはできないと思う。
八 (十二に)俺のキンタマを見てくれ、こいつをどう思う?
十二 (頬を赤らめ)すごく・・・大きいです・・。
八 でかいのはいいからさ。このままじゃおさまりがつかないんだよな。
間――――。(八が十二を掘っている)
八(七に)きみは?
七 ほかの人はどうだか知らんがね、おれはもう、ゴリゴリ掘るのはうんざりしたよ。どうにもならんさ。だからもうやめにしよう。バイにするよ。
三 なんだと?
七 きいたろ、もうたくさんだ。
三 答えにならんぞ。
十一 あの人の言うとおりです。それでは答えになりません。あなたはなんという人だ。さっきはここでみんなといっしょにゲイに挿れた。ストリップの切符を無駄にしたくなかったからだ。それを今度は、うんざりしたからといって、バイに変えるとは。
七 まあ、聞きなよ。
十一 (勃ってイって顔につきあわせかける)人ひとりの採掘をそんなふうにもてあそぶ権利がどこにあるんだ?
七 まて、よくそんな口がきけるな!
十一 どんな男でもいけるぞ!バイに挿れるなら、たしかにそうだと納得した上で挿れる、うんざりしたからといって変えるな。ゲイと思うなら、ゲイにしろ。きみは……正しいと信じたとおりにやる勇気がないのか。
七 おい、まあ……
十一(激しくかぶせて)ゲイか、バイか?
七 言ったろ、バイだよ。
十一 なぜだ?
七 おい。おれは何も……
十一 説明しろ!言え!なぜだ?
七 ゲイとは思わんからだ。
間――――十一、七に口内射精して去る。
八 投票を願います。
一 オーケー、また、投票を行います。手をあげてもらうのがいちばん手っ取り早いでしょう。バイの方は手をあげて下さい。
手があがって行く。十二の手がゆっくりあがる。
一 九票。有罪の方、手をあげてください――――。
三、四、十の手があがる。
一 投票は九対三で、釈放多数。
十 (いきり勃つ)みんなの考えはさっぱりわからん!きみらが掘り出したのは些細な穴ばかりだ!何にもならん穴ばかりだ!みんなもおれ同様、奴を見たろう。バイブを失くしたという嘘っぱちや、新宿二丁目に行ってたなどというでたらめを信じろと言うのか!ああいう奴らは掘り師なんだ!生まれつきなんだ!いまさら説明するこたあねえ!格別の穴もないのに性器で採掘をする奴らだ。そうとも!(五は激しく竿をしごいて席を立つ)のんだくれでよ。みんなすげえ掘り師だ。知ってるだろ。で、ゴリッ!誰かどぶん中で掘ってるって寸法だ、それや、しかたないさ。生まれつきそういうふうなんだからな、わかるか?セックスだけなんだ。奴らにとって、人間の貞潔は汚物同然なのだ。始終採掘しあって、誰がイっても、気にしない、平気なんだ。そりゃ奴らにもいい穴はある。(八、つと勃ってイく)おれの尻愛の男はいい人だった。だが、そんなのは例外だ。わかるな?たいていの奴らは、貞潔なんて持ってねえんだ。何だってヤるんだ……
十は、みんなを見廻す。
十 どうしたんだ、諸君はでかいまちがいをやってると言ってるところなんだぞ!あの子は掘り師だ!わかってるんだ。奴らの穴はなんでもわかる!きいてくれ!奴らは尻でなしだ。まったくもって、すばらしい生き物だ!(一、九、十一、十二、続々と勃つ)どうしたんだ。おれは……おい、きいてくれ!(人々は尻をむけ、十の棒のみいたずらに長い)おれは……犯人のバイブは……わからんのか?危険なんだぞ。奴らは危険だ!……みんな、掛けて…掛けてくれ。
ドピュッ、ドピュッ――――。
四 かけたよ。さあ、すわって二度とオナらんでくれ!
十はうちのめされたように、よろよろと隅の別机に縛られ、低く棒をたれる。長い後味のわるい精液。
八 (静かに穴を開く)私だって、なにが真実であるか実際には知りません。ほかの方たちとてもそうだと思います。われわれのうち九人は、あなたがた三人が、どうしてそう確信をもっておられるか、理解に苦しみます。説明してください。
四 よろしい。あなたはいくつか、よい穴を採掘されたが、しかし私はなお少年がゲイと思う。一番大きな理由は、凶行を実際に目撃した男による証言です。
三 私もそうだ、そいつが最も重要な証言だ。
四 二つは――――あの男が凶行の際、少年がバイブを肛門にくっつけておやに挿すのを見たと証言した事実です。彼女は見たのですよ、あなたがいうまちがったほうのヤり方を。
三 まったくその通りだ。
四 (かまわず)少しこの婦人の件について話してみましょう。彼女はその晩、およそ十一時ごろベッドに入ってイった。ベッドは窓のすぐとなりで、寝ながらでも線路越しに少年の部屋がよく見えるところにあります。一時間あまりも寝付けないで、自慰行為ばかりしていた。最後に、およそ十二時十分ごろ窓のほうを向いた。そのとき、走りすぎる電車の窓越しに凶行を見たのです。凶行の直後、電灯が消えたが、少年がてておやに挿し込む行動はよく視たと言っています。私のみるかぎりでは、この証言は動かし得ないものです。
三 そうだ、それが全貌さ。
四 (八に)どう思います?
八、答えない。
四 きみは?
十二 どうかな。開発しなくちゃならん穴が多すぎる。実に混みいった事件だ。
四 率直にいって、君がなぜバイに投票できたかわかりませんね。
最終更新:2010年07月10日 22:26