辻秀一 「フロー・カンパニー」(2008)
評価
★☆☆☆
ひとこと
ダンナが処分するというので、その前に読んでみた。
凝り固まった人をほぐすために書かれた本。
フローというものをもっと知りたい、人には中途半端に感じるかもね。
分類
目次
プロローグ:フローは企業戦略である
- 時間を忘れるほど夢中になった体験はありますか?
- フローは、次世代企業の最優先戦略
第1章:フローがパフォーマンスを決定する
- 現代社会とストレス
- 心のストレスはパフォーマンスを下げる
- 結果(成果・目標)をコミットしない人の出現
- 結果エントリー思考の弊害
- 勝敗を分けた心の状態
- 心がパフォーマンスを決める
- パフォーマンスを左右するセルフイメージ
- 感情がセルフイメージの大きさを決める
- 行動の方向を決めるセルフコンセプト
- 「とらわれ」が結果を左右する
第2章:フローとはいったいどういう状態か
- 勝つ人には、理由がある
- フローとは、「揺らがず」「とらわれず」の心の状態である
- フローがパフォーマンスを決める
- フローが結果を左右する
- 心の状態がその人をつくる
- フローこそが結果を生む時代
- 状況に即して、最適・最大・最良・最高に
- パフォーマンスを発揮できる心の状態
- 心を揺るがす要因
- 一〇秒ごとにフローになれる
- フロー次第で行き先が変わる
- フローはアウトプットの質を向上させる
- プレッシャーが人を成長さえsる時代の終焉
- 取り組み事例①:ジャパネットたかたの高田社長が社員に教えていること
- 取り組み事例②:キリンのダイバーシティへの挑戦
第3章:フローを知識化・意識化・下意識化する
- フロー度をタイプ別に見る
- タイプ1 ストレス状態
- タイプ2 偽フロー状態
- タイプ3 真フロー状態
- フローをもたらす脳力を標準装備する
- 感情をメモリーするシステムがある
- セルフイメージとセルフコンセプトの相互関係
- 自分の心の状態を意識する
- 脳力=ライフスキルは鍛えられる
- 脳力をスキル化する三段階のプロセス
- フローの知識化から意識化
- フローは、誰でも身に付けられるのか
- 左脳と右脳のバランス
- 新しい左脳の使い方
- フローとEQ
- 脳科学から見たフローをもたらす三つの要素
- 取り組み事例③ ファイザーのフロートレーニング
- 取り組み事例④ 慶応義塾大学ゴルフ部、フローへの道
第4章:フローに生きるための思考法
- トレーニングの前に
- 自分の感情を把握する
- 感情を一定間隔で認識する
- フローに導く社会力を磨く
- 意志を大事にする
- 自分ツールを最大利用する
- 自分ツールが心をつくる
- 自分ツールを意志で選んで使いこなす
- 思考を選択する
- いまに生きる思考
- 好きを大事にする思考
- 一生懸命楽しむ思考
- 変化を重んじる思考
- 自分に素直な思考
- フォワードの法則に従う
- リスペクト・マインド(尊重する)
- チア・マインド(応援する)
- アプリシエイト・マインド(感謝する)
- イメージを大切にする
- 右脳の血流を促進させる
- 右脳をトレーニングする
- チャレンジする習慣を持つ
- 目標と夢をうまく持つ
第5章:フロー・カンパニーへの道
- 組織をフロー化するコーチ力
- 理解する生き方
- 「わかってほしい」という気持ちをわかる
- 感情や考えに共感する必要はない
- 時間軸のある生き方
- その瞬間だけで人を見ない
- 結果より変化を見る
- 愛する生き方
- 相手の成功を自分の喜びとする
- 応援する生き方
- 見せる生き方
- 人は目で見えることにもっとも影響を受ける
- モットーを背中に貼って仕事する
- 楽しませる生き方
- 楽しむのはよいことだ
- いろいろな「楽しい」があることを知る
- 一生懸命の楽しさを伝える
- アクノレッジする生き方
- アクノレッジされにくい社会構造
- アクノレッジを伝え合う
- フローな組織の在り方
- ミッションを基軸にした組織
- リーダーシップに基づく組織
- 人ではなくタスク(仕事・役割)で見る
- スキルへの指示とマインドへの支援
- 箱から出たコミュニケーションのある組織
- 取り組み事例⑧ ANA、CAたちのフロートレーニング
- 取り組み事例⑨ デザインフィルが目指すフロー・カンパニー
メモ
- フローエントリー方式(心エントリー):フローな心の状態(揺らがず、とらわれず)の状態でまず生き、働くようにすること。あらゆる変化に対応して、いつでもフローという心の状態をつくれるようにすること。
- セルフコンセプト:自分では見えない、あるいは見えにくい部分。(潜在意識の中にあるトラウマ、固定概念、思い込み)。パフォーマンスの向きを決めていて、自分の思考のパターン、行動のパターンを決めている。
- 意識しながらやりつづけ、無意識でも勝手にそうなるような状態へ
- 左脳:分析的・論理的 ×とらわれ ○判断し、決定する
- 右脳:感性的・感覚的 ×揺らぎ ○イメージし、創造する
参考文献
最終更新:2011年07月16日 11:25