小学館 「週刊西洋絵画の巨匠 vol.16 マティス」(2009)
分類
目次
- マティスの魅力
- 巨匠を知る4つの鍵
- どこまでも続くきれいな「模様」
- 幼少時から育まれた「服地への愛着」
- シンプルで「ほっとする形」
- わくわくさせる「踊る線」
- マティス伝 描くことが、人生のすべて
- 展示室1 音楽のように堂々とした女性たち
- 連載 茂木健一郎 「脳」で見る名画(16)「往還の技法」
- アートトピック1 マティスの「走るアトリエ」
- 原寸美術館<イカロス> 心を解き放つ「切り紙絵」
- 展示室2 無限に広いマティスの室内
- 連載 高階秀爾 巨匠のまなざし(16)「『光』は日本から」
- アート・トピック2 「気楽な作品」の秘密
- これだけは見たい 日本で出会えるマティス巡礼
- 連載 結城昌子 名画あれば憂いなし(16)「マティスのもてなし」
評価
★★★☆☆
ひとこと
「色彩の魔術師」。
原色づかいが最初は受けつけなかったけど、徐々にその激しい温かさが見えてきた気がした。
マティスの絵を観た後でヒンデミットの「画家マチス」を聴くと、よく表していると思う。
自らの制作過程を写真に残すなど、やはりどこか冷静に自分を見つめている人だったんだなと思う。
*
Henri Matisse(1869-1954)
主な作品
- デ・ヘームの<<食卓>>に基づく静物(1893,マティス美術館)
- 食卓(1897,個人蔵)
- 豪奢、静寂、悦楽(1904-05,オルセー美術館)
- 帽子の女(1905,サンフランシスコ近代美術館)★
- 開いた窓(1905,ナショナル・ギャラリー)
- 水辺の日本娘(1905,ニューヨーク近代美術館)
- 生きる喜び(1905-06,バーンズ・コレクション)
- 自画像(1906,コペンハーゲン国立美術館)
- 赤の調和、赤い室内(1908,エルミタージュ美術館)★
- 会話(1908-12,エルミタージュ美術館)
- 青いテーブルクロスの上の静物(1909,エルミタージュ美術館)
- ダンスⅡ(1910,エルミタージュ美術館)
- 音楽(1910,エルミタージュ美術館)
- 赤いアトリエ(1911,ニューヨーク近代美術館)
- ナスタチウムと<ダンス>(1912,メトロポリタン美術館)
- 金魚(1912,プーシキン美術館)
- コリウールのフランス窓(1914,国立近代美術館)
- 縞ジャケット(1914,ブリジストン美術館)
- トリヴォ―の池(1916-17,テート・モダン)
- 風防ガラス(ヴィラクブレへの道)(1917,クリ―ヴランド美術館)★
- マティス嬢の肖像(1918,大原美術館)
- 赤いハーレム・パンツをはいたオダリスク(1921,パリ国立近代美術館)
- 待つ(1921-22,愛知県美術館)★
- 紫のハーモニー(1923,ポーラ美術館)
- 肘掛椅子の裸婦(1923,川村記念美術館)
- 大きな座る裸婦(1925,ニューヨーク近代美術館)
- 模様地のなかの装飾的人体(1925-26,パリ国立近代美術館)
- 大きな横たわる裸婦(1935,ボルティモア美術館)
- トルコの椅子にもたれるオダリスク(1928,パリ市立近代美術館)
- 夢(1935,パリ国立近代美術館)★
- 鏡の前に立つ白いガウンを着た裸婦(1937,上原近代美術館)
- 鏡の前の青いドレス(1937,京都国立近代美術館)
- ラ・フランス(1939,ひろしま美術館)
- 黒の背景の読書する女(1939,パリ国立近代美術館)
- 音楽(1939,オルブライト=ノックス美術館)
- ルーマニアのブラウス(1940,国立近代美術館)
- 夢(1940,個人蔵)★
- 黒い大理石の上の貝殻のある静物(1940,プーシキン美術館)★
- エトルリアの壺のある室内(1940,クリ―ヴランド美術館)
- 黄色のドレスとチェックのドレスの女性(1941,パリ国立近代美術館)
- イカロスの墜落(1945,神奈川県立近代美術館・山口蓬春文庫)
- イカロス(1947,神奈川県立近代美術館・山口蓬春文庫)
- 赤い室内の緑衣の女(1947,ひろしま美術館)
- 赤い室内、青いテーブルの上の静物(1947,ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館)
- ミモザ(1949,池田20世紀美術館)
- 千夜一夜(1950,カーネギー美術館)★
- ブルー・ヌードⅠ(1952,バイエラー財団美術館)
- 王の悲しみ(1952,パリ国立近代美術館)★
- かたつむり(1953,テート・モダン)
- 葉の束(1953,ハマー美術館)
巨匠の言葉
参考文献
最終更新:2010年01月13日 22:38