二階堂黎人編「新・本格推理 特別編」(2009)

評価

★★☆☆

ひとこと

「新・本格推理」入選後、プロで活躍している作家の書き下ろしを集めたもの。
短編なのでいわゆる「本格モノ」とは異なりますが、さまざまな工夫が観て取れます。
とはいえ、やはり先人と同じことを書けなくなってくると【設定】を工夫しないといけないのかなぁ・・・という気もしました。
この中では「ハンギング・ゲーム」が良かった。(★★★★)

分類

収録作品

  1. 三津田信三「死霊の如き歩くもの」
  2. 光原百合「花散る夜に」
  3. 東川篤哉「時速四十キロの密室」
  4. 石持浅海「ハンギング・ゲーム」
  5. 加賀美雅之「聖アレキサンドラ寺院の惨劇」
  6. 鏑木蓮「かれ草の雪とけたれば」
  7. 園田修一郎「だから誰もいなくなった」

ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)

ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)


気になる表現


メモ

  1. 横溝正史のような雰囲気を漂わせる?余韻が上手い。
  2. 雰囲気がとても良い。ロジックをロジックと感じさせないところがうまい。
  3. 密室ものですが・・・。
  4. サスペンスものだが、推理としても楽しめた。他の作品も読んでみたい。
  5. ロシア革命の歴史好きだとなお楽しめる一作。
  6. 宮沢賢治は名探偵だった?
  7. 閉ざされた山荘。完全なパズルですが、やはりパズルのためのミステリと言う感じ。

参考

  • アイザック・アシモフ「ロボット工学三原則」

主人公(or探偵役)

  1. 幻想小説家 刀城言那
  2. マノミの木守り 初音
  3. 私立探偵 鵜飼杜夫
  4. 治安警察 番匠少佐
  5. ロシア人娘 ソーニャ
  6. 農学校教諭 宮澤賢治&音楽教師 藤原嘉藤治
  7. 刑事 吉崎

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最終更新:2010年08月22日 22:06