佐々木常夫「ビッグツリー」(2009)
評価
★★★☆
ひとこと
介護と仕事の両立というテーマで講演者を探していた際に目にとまったため、一冊購入してみました。こういうきっかけがなければ、絶対に避けるであろう本でした。
先入観を持たずにきちんと読んでみました。
「サポーター」「アシスト役」の大事さを実感する一冊。
後述するよしもとばなな氏の感想に共感。男女の差なのだろうか?
ただいずれにしてもいろいろな愛の形があってよいと思う。
分類
目次
はじめに
第1章 自閉症の長男、年子の次男・長女誕生
第2章 クレイマー・クレイマーの毎日
第3章 激しい転勤、孤軍奮闘の妻
第4章 長女の自殺未遂、暴れる長男
第5章 「死にたい・・・・・・」
第6章 妻再び自殺未遂、もう限界
第7章 長い夢から覚めたように
追補 「ビッグツリー」を出版して
おわりに
彼にとって愛とはひたすらに責任をとること、人生とはひたすらに健全なもの。もし深く考えたら立ち止まってしまうので、考えずに命をかけて責任を取り続ける。彼女にとっては愛とは深くせまく自分だけといっしょにいること。ううむ。夫婦って最終的にはお互いに「保護してくれる理想の親像」を相手に求めて必ず一度は失敗することになるけれど、そのすりあわせがうまくいくのだろうなあ。(p173-174, よしもとばなな)
メモ
参考文献
最終更新:2010年08月21日 17:30