外山滋比古「思考の整理学」(1983)
分類
目次
Ⅰ
Ⅱ
- 醗酵
- 寝させる
- カクテル
- エディターシップ
- 触媒
- アナロジー
- セレンディピティ
Ⅲ
- 情報の“メタ”化
- スクラップ
- カード・ノート
- つんどく法
- 手帖とノート
- メタ・ノーート
Ⅳ
- 整理
- 忘却のさまざま
- 時の試験
- すてる
- とにかく書いてみる
- テーマと題名
- ホメテヤラネバ
Ⅴ
- しゃべる
- 談笑の間
- 垣根を越えて
- 三上・三中
- 知恵
- ことわざの世界
Ⅵ
- 第一次的現実
- 既知・未知
- 拡散と収斂
- コンピューター
評価
★★★★☆
ひとこと
最近にわかに脚光あびている作品ですが、いわゆるノウハウ本ではありません。
若い人向けなのか?、というのは若干疑問。
これも時々読み返してみるべき本ではないかと思います。
学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。
(中略)優等生はグライダーとして優秀なのである。飛べそうではないか、ひとつ飛んでみろ、などと言われて困る。指導するものがあってのグライダーである。(p11)
見つめるナベは煮えない(p32)
人間は文字による記録を覚えて、忘れることがうまくなった。それだけ頭もよくなったはずである。(p121)
メモ
- sleep over(一晩ねて考える。くよくよ考えるより一晩寝て起きれば解決している)
- 第二次的創造(メタ・クリエイション。ex.編集)。触媒的創造。
- セレンディピティ(セイロン島は探しているものとは全く違って偶然発見された)
- メモ⇒ノート⇒メタ・ノート
- 第二次的思考。社会人の思想は第一次的思考によるものが多く、散発的になりやすい。
- It seem to meからI thinkへ。
参考文献など
熟したテーマは、向こうからやって来る。
最終更新:2010年05月02日 10:07