遠藤周作「ぐうたら愛情学」(1973)

評価

★★★☆

ひとこと

1970年代の作なので、現代女性が読んだら眉を吊り上げるかな?とも思うが、
私的には厳しい中にもユーモアが感じられるので普通に読めます。
ただ、21世紀の現代、ここであげられる「女性特有の弱点」を持つ男性を
よく見かけるようになりました。

分類

目次

二枚目半愛情論
  • 二枚目半文化論
  • 男女分権論
  • 当世女子学生物語
  • 愛のエスプリ
女性の愛について
  • 妻は夫の踏絵である
  • 「嫁」と「姑」
  • 女性に与う愛の十二講
    1. 女の「強さ」とは
    2. 「粧う」とは
    3. 女の「教養」とは
    4. 女にとって「友情」とは
    5. 真の「内助」とは
    6. 女と「記憶」
    7. 女の「知的能力」とは
    8. 女の「ウヌボレ」とは
    9. 「偉い女房」とは
    10. 女の「嫉妬」とは
    11. 女の「クソ度胸」とは
    12. 女にとって「ユーモア」とは
  • 女性のユーモア再考
  • 「女と記憶」再考
雑句波乱女性考
  • 犬の話
  • 再会
  • 女のうわさ話
  • 悪妻か否か
  • 女のしかり方
  • 女の友情
  • 慎みの欠けた時
  • 女であることはシンドイ
  • 少しきわどい話
  • ダメな親
  • 夏の事件
夫婦の愛情診断
  • 夫の悩み・夫の不安
  • 夫はどう愛情をみせるか
  • 夫の嫉妬と妻の嫉妬
  • 夫婦喧嘩考
  • 続・夫婦喧嘩考
  • 家庭について
  • 雌鶏に刻を告げさせよ
恐妻武者修行
  • 女房はなぜムッチリ肥るか
  • 男は真実女房がこわい
  • 正々堂々と浮気する法
  • 日本人亭主の素朴な疑問
  • パリの女房操縦学教授
  • 女、この不潔なるもの
  • 「亭主悪漢の思想」をどう捌くか
  • 「女房論理学」から身を守るべし
  • 「負けるが勝ち」の演出法
  • 最上、最高の「女房懐柔策」
誰のためにも愛さない
  • ベビーで頭がいっぱいのママになるな
  • 夫婦喧嘩のときの屁理屈
  • おしゅうとさんにいじめられない法
  • パンチのきく涙の使い方教えます
  • 妻よ日曜のゴロ寝を許されよ
  • 犬も三日飼えば情が移る、女房も・・・・・・
  • 夫婦の仲にもマナーあり
  • 反抗期の夫とおならの関係
  • 女子大家政科卒、甚だ合理的
  • 課長夫人の評判が悪い理由
  • 一円玉でわかるあなたの悪妻度
男の苦しみ、女の哀しみ
  • 人を愛するとは
  • 愛の男女不平等について
  • 姦通論
  • 結婚の生態


気になる表現


メモ

  • 男女分権論
  • 思い出のハンスウ性

参考文献

  • アンドレ・ジイド「狭き門」
  • カミュ「異邦人」
  • サガン「悲しみよこんにちは」
  • シェイクスピア「リア王」
  • モーリヤック「テレーズ・デスケールー」
  • モーリヤック「愛の砂漠」
  • 小島信夫「抱擁家族」
  • フェリーニ「道(LA STRADA)」
  • ドストエフスキー「白痴」
  • 遠藤周作「おバカさん」
  • ロスタン「シラノ・ドベルジュラック」
  • 中河与一「天の夕顔」
  • モロア「風土」

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最終更新:2010年08月18日 15:12