【作成中】広井良典「コミュニティを問いなおす」(2009)

評価


ひとこと



分類

目次

プロローグ コミュニティへの問い
  • 現在の日本社会とコミュニティ
  • 経済成長とコミュニティ
  • 農村型コミュニティと都市型コミュニティ-「つながり」のあり方
  • 人口構造という要因と地域コミュニティ
  • 人間にとってコミュニティとは何か
第1部 視座(都市・城壁・市民―都市とコミュニティ
  • 第1章 都市・城壁・市民  都市とコミュニティ
    • 「都市」の意味するもの-都市と関係性
    • 「集団が内側に向かって閉じる」
    • 関係性の進化/ハードあるいは空間面における「都市」
    • 「都市」とその“外部”
    • 「市民」という概念
    • 団体としての都市
    • 都市という「まとまり」-西欧中世都市の二つの型
    • 市民あるいは都市の排他性?
  • 第2章 コミュニティの中心 空間とコミュニティ
    • 「コミュニティの中心」という視点
    • コミュニティ政策に関する市町村アンケート調査
    • 「コミュニティの単位」-日本における地域コミュニティの原型とは
    • 地域コミュニティづくりにおけるハードルと展望
    • 「福祉地理学」-空間化の時代におけるミッション型コミュニティと地域コミュニティの融合
    • 「空間化するケア」
    • 「コミュニティの中心」の進化
    • 福祉・環境・スピリチュアリティそして大学-ポスト産業化の時代における「コミュニティの中心」
    • “外部への窓”としての「コミュニティの中心」
  • 第3章 ローカルからの出発 グローバル化とコミュニティ
    • 「公-共-私」をめぐる構造の歴史的変容
    • 工業化時代における「国家」への収斂
    • 経済構造の変化と「最適な空間的単位」の変容
    • 金融化・情報化とその先
    • ローカルからグローバルへの役割分担
    • 時間的な解決から空間的な解決へ-再び「福祉地理学」について
第2部 コミュニティの中心―空間とコミュニティ
  • 第4章 都市計画と福祉国家 土地
    • 公共性とコミュニティ
    1. 福祉国家と都市計画の国際比較
      • 北欧-「公」(政府)中心のシステム
      • 大陸ヨーロッパ(特にドイツ)-「共」(コミュニティ)的基盤と「公」
      • アメリカおよびイギリス-私(市場)中心のシステム
      • 日本-折衷型システムと「公共性/都市」をめぐる課題
    2. 歴史的展開における福祉国家と都市国家
      • 第1期:近代化・市場経済の浸透と私的所有権 18~19世紀
      • 日本における展開 「土地の公共性」をめぐって
      • 第2期(産業化前期):急速な都市化と「近代的都市計画」&社会保険 19世紀後半~20世紀前半
      • 第3期(産業化後期):ケインズ政策・福祉国家の時代とその変容 20世紀後半
      • 第4期:経済の成熟化・定常化と福祉政策・都市政策
  • 第5章 ストックをめぐる社会保障 資本主義
  • 社会主義とコミュニティ
    1. これからの社会保障政策
      • 福祉国家の方向性
      • 事後から事前へ-福祉国家の意味
      • 定常型社会と「市場経済を超える領域」の生成
      • フローからストックへ
      • 「公-共-私」をめぐるダイナミクス
    2. ストックをめぐる格差と土地・住宅政策
      • ストック(資産)をめぐる格差の動向
      • 自治体に対する土地・住宅政策に関するアンケート調査
      • 土地・住宅に関する重要課題
    3. 福祉政策と都市政策の統合 「持続可能な福祉都市」へ
      • 「人生前半の社会保障」の強化
      • 住宅の保証機能強化
      • 公有地の積極的活用-土地所有・利用の社会化へ
      • 「福祉都市」の視点
      • 空間格差や社会的排除を生みにくい都市のあり方
      • 課税・財源のあり方
第3部 原理
  • 第6章 ケアとしての科学 科学とコミュニティ
    • 「現代の病」への対応-医療技術とケアをめぐる議論
    • 様々なケア・モデル
    • 個体を超えた人間理解とコミュニティ
    • 様々な試み-社会的関係性への注目
    • 現代科学は「古人の知恵」に還る
    • 近代科学の展開とコミュニティ
    • 情報・生命・コミュニティ
  • 第7章 独我論を超えて
    • 独我論という主題
    • 独我論と「普遍的な価値原理」
    • 対応のあり方-「生きづらさ」をめぐって
    • 二つの「社会」
    • 日本社会のありよう
    • 普遍的な原理が個人をつなぐ「通路」になる
  • 終章 地球倫理の可能性―コミュニティと現代
    • 普遍的な思想の“同時多発性”
    • 異なるコミュニティを「つなぐ(橋渡しする)思想」
    • 「普遍的な思想」の「多様性」と“リージョナルな住み分け”
    • なぜこの時代に「普遍的な原理」を志向する思想が生まれたのか
    • 文明の成熟化・定常化と規範原理
    • 「定常化の時代」としての現在-精神革命期との同型性と差異
    • 「地理的多様性」を組み込んだ思想
    • おわりに-コミュニティと時代構造


気になる表現


メモ


参考文献

  • 青木仁「日本型魅惑都市をつくる」
  • 浅野裕一「古代中国の文明観」
  • ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体-ナショナリズムの起源と流行」
  • 伊東俊太郎「比較文明」
  • 五十嵐敬喜「美しい都市と祈り」
  • 石弘光「現代税制改革史」
  • 石弘之・安田喜憲・湯浅赳男「環境と文明の世界史」
  • 岩井克人「会社はこれからどうなるのか」
  • 岩田規久男・小林重敬・福井秀夫「都市と土地の理論」
  • リチャード・G・ウィルキンソン「格差社会の衝撃-不健康な格差社会を健康にする法」
  • マックス・ウェーバー「都市の類型学」
  • 上田篤「都市と日本人-『カミサマ』を旅する」
  • 内田亮子「生命をつなぐ進化のふしぎ-生物人類学への招待」
  • 大西隆「サステイナブルなまちづくり」
  • 大場茂明「ドイツの住宅政策」
  • 岡部朋子「サステイナブルシティ」
  • 小倉紀蔵「韓国人のしくみ-<理>と<気>で読み解く文化と社会」
  • 海道清信「コンパクトシティ-持続可能な社会の都市像を求めて」
  • 金子郁容「ボランタリー経済の誕生-自発する経済とコミュニティ」
  • 鎌田薫「フランスにおける所有権の自由とその制限」
  • 鎌田東二「南方熊楠と神社合祀反対運動」
  • 河合隼雄「青春の夢と遊び」
  • 河合雅雄「子どもと自然」
  • 菊池理夫「日本を蘇らせる政治思想-現代コミュニタリアニズム入門」
  • 黒川紀章「都市革命-公有から共有へ」
  • 小玉徹「欧米の住宅政策」
  • 近藤克則「健康格差社会」
  • 斎藤広子・中城康彦「コモンでつくる住まい・まち・人」
  • 都市計画協会「コンパクトなまちづくり」
  • 佐々木雅幸「創造都市への挑戦」
  • j・ジェイコブス「アメリカ大都市の死と生」
  • 司馬遼太郎「土地と日本人」
  • 鈴木秀夫「超越者と風土」
  • 都市開発制度比較研究会「諸外国の都市計画」
  • 内閣府国民生活局「ソーシャル・キャピタル」
  • 中沢孝夫「変わる商店街」
  • 中根千枝「タテ社会の人間関係」
  • 西川幸治「都市の思想」
  • 日本住宅会議「住宅白書2000:21世紀の扉を開く」
  • 日本住宅会議「住宅白書2007-2008:サステイナブルな住まい」
  • 日本土地法学会「土地所有権の比較法的研究」
  • 日本土地法学会「ヨーロッパ・近代日本の所有観念と土地公有論」
  • 日本の土地百年研究会「日本の土地百年」
  • 野口悠紀雄「土地の経済学」
  • 野村総合研究所「地価と土地システム」
  • 長谷川敏彦「日本の健康転換のこれからの展望」
  • ロバート・パットナム「孤独なボウリング-米国コミュニティの崩壊と再生」
  • 原田純「フランスの公的土地取得法制」
  • 原田純「フランスの現代土地法制と『土地公有』」
  • 日笠端「先進諸国における都市計画手法の考察」
  • 日端康雄「都市計画の世界史」
  • 関一夫・長谷川寿一「ソーシャルブレインズ」
  • 平竹耕三「コモンズと永続する地域社会」
  • 広井良典「生命と時間」
  • 広井良典「ケアを問いなおす 深層の時間と高齢化社会」
  • 広井良典「ケア学 越境するケアへ」
  • 広井良典「定常化社会 新しい『豊かさ』の構造」
  • 広井良典「生命の政治学 福祉国家・エコロジー・生命倫理」
  • 広井良典「ケアのゆくえ 科学のゆくえ」
  • 広井良典「持続可能な福祉社会 『もうひとつの日本』の構想」
  • 広井良典「グローバル定常型社会 地球社会の理論のために」
  • 広井良典「環境と福祉の統合」
  • 広井良典・大石亜希子・加藤壮一郎「土地・資産をめぐる格差と社会保障および関連政策」
  • 廣松渉「世界の共同主観的存在構造
  • 廣松渉「事的世界観への前哨」
  • 藤井直敬「つながる脳」
  • リチャード・フロリダ「クリエイティブ資本論」
  • プリゴジン&ぺら―「社会変革と宗教倫理」
  • カール・ポランニー「大転換」
  • クライブ・ポンティング「緑の世界史」
  • 本間義人「戦後住宅政策の検証」
  • 本間義人「住宅政策の新たな展開」
  • 真木悠介「自我の起原」
  • 増田四郎「都市」
  • 松永安光・徳田光弘「地域づくりの新潮流-スローシティ・アグリツーリズモ・ネットワーク」
  • 松本忠「北欧」
  • 水島信「ドイツ流 街づくり読本」
  • 村上泰亮「文明の多系史観」
  • 米良浩一「土地税制の研究 土地保有課税の国際比較と日本の現状」
  • 山口健治「土地は公共財」
  • 山本英治「地球再生をめざして」
  • 湯浅赳男「コミュニティと文明」
  • 和辻哲郎「風土」

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最終更新:2010年08月21日 22:25