キーン,ドナルド「明治天皇を語る」(2003)
評価
★★★☆
ひとこと
気軽に読める一冊だが、若干物足りなさも。
やっぱり「明治天皇」をちゃんと読もうかなという気になりました。
外国人から見た明治天皇の文献からその実像に迫る、というアプローチはなるほどと思いました。
分類
目次
第一章 一万ページの公式記録
- 完璧な資料「明治天皇紀」
- 外国人から見た明治天皇
- 言葉遣いは京都弁?
- 和洋折衷の暮らしぶり
- 大酒のみで風呂嫌い
- 能をこよなく愛す
- 英照皇太后
第二章 時代の変革者
- 十六歳で突然の即位
- 理想の花嫁候補
- ユニークだった美子皇后
- 卓越した皇后の手腕
- 天皇の幼少期教育
- 病弱かわんぱくか
- 若き天皇への教育
- 重要になった天皇の存在
- 外国人との謁見
- 積極的な外国人との付き合い
- 天皇と勲章
- すべては国の繁栄のために
- 気にしていた体重
- 原点は儒教思想
第三章 己を捨てる
- 明治天皇の義務感
- 前線兵士を想う
- すべては自分の意志で
- 富士をはじめて見た天皇
- 京都か東京か
- 苦痛に耐えての巡幸
- 御真影の謎
第四章 卓越した側近に支えられて
- 贅沢嫌いのダイヤモンド好き
- 天皇を取り巻く女性たち
- 皇子皇女の高い死亡率
- 唯一の皇子
- 明治天皇と嘉仁親王
- ご落胤の存在
- 天皇が好きだった大久保利通、伊藤博文
- 西郷隆盛の魅力
- 和歌に救われた天皇
- 乃木希典は嫌われていた
- 人材難の貴族
- 薩長閥への疑念
第五章 天皇という存在
- 無関心だった自身の健康
- 惜しまれた崩御
- 世界の中の日本
- 反対だった日清戦争
- 明治天皇は象徴的だったのか
- 歴史の芯として
登場人物
- 明治天皇
- グラント将軍
- 岩倉具視
- 大久保利通
- 伊藤博文
- 西郷隆盛
- 乃木希典
- 陸奥宗光
- 尾崎行雄
- 西郷従道
- 黒田清隆
メモ
参考文献
最終更新:2010年08月18日 15:15