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井之上喬「パブリックリレーションズ」(2006)

評価

★★★☆

ひとこと

PRプランナー試験の1次試験参考図書です。
全体的にはアカデミックな雰囲気で、ケースも充実している。試験対策用には向かないかもしれないが、公式テキストよりは面白い。


分類

目次

序章 パブリック・リレーションズは21世紀最強のリアルタイム・ソフトウェア
  1. 最短距離で目標や目的の達成を可能にするパブリック・リレーションズ
  2. パブリック・リレーションズを成功にい導く3つのキーワード
  3. 21世紀社会におけるパブリック・リレーションズの意義と役割
  4. パブリック・リレーションズは第5の経営資源
  5. 不足するパブリック・リレーションズの専門家
第1章 パブリック・リレーションズとは何か?
  1. パブリックと
  2. さまざまなリレーションズとそのターゲット
    • [コラム1]パブリックとステーク・ホルダーとの違い
    • (1)メディア・リレーションズ
    • [コラム2]パブリシティ活動とメディア・リレーションズ
    • (2)インベスター・リレーションズ
    • (3)ガバメント・リレーションズ
    • (4)エンプロイー・リレーションズ
    • [コラム3]パブリシティと広告との違い
    • (5)コミュニティ・リレーションズ
    • (6)さまざまなリレーションズと能力
第2章 パブリック・リレーションズの歴史的背景
  1. パブリック・リレーションズの変遷とその定義
  2. パブリック・リレーションズの現代的定義と役割
    • [コラム4]広報・プロパガンダとパブリック・リレーションズとの違い
  3. なぜ日本のPRは遅れをとったのか?
    • (1)日本のPRの発展に重要な役割を果たした社会・歴史的要因
    • (2)日本のパブリック・リレーションズの歴史
    • [コラム5]プレス・エージェントり―とパブリシティとの違い
  4. 経済摩擦と海外PR
  5. 日本で普及している市民(社会)運動
  6. 日本文化とパブリック・リレーションズ
  7. メディアとパブリック・リレーションズ
第3章 パブリック・リレーションズと組織体
  1. パブリック・リレーションズに対する日本企業トップの意識
  2. 企業のコミュニケーション戦略
  3. 政府・自治体におけるパブリック・リレーションズ
    • (1)政府・公共機関におけるパブリック・リレーションズの役割
    • (2)メディアの政府に関する報道
    • (3)合衆国情報庁にみるグローバル・パブリック・リレーションズ・プログラム
    • (4)選挙におけるパブリック・リレーションズの役割
  4. パブリックリレーションズ専門家に求められる資質と能力
  5. PR会社の機能と役割
  6. 企業・組織によるパブリック・リレーションズ業務のアウトソーシング
    • [コラム6]リティナフィーとプロジェクトフィー
  7. ユビキタス社会における企業PR
    • (1)ユビキタス・ネット社会の到来
    • (2)ユビキタス・ネットワーク社会に向けた企業の課題
    • (3)ネットで効果的なメッセージを発信するには?
    • (4)ブログの効果的な利用
  8. 急がれるパブリック・リレーションズの専門家教育
    • (1)義務教育段階と高等教育での導入の必要性
    • (2)高等教育における人材育成
    • (3)組織体における受け入れ体制の整備
    • (4)PR専攻学生の卒業後における社会的環境の整備
    • (5)国家的課題としての取り組みが必要
第4章 企業・組織における危機管理
  1. 欠かせない危険・危機への備え
  2. 危機管理を構成する3つの概念
    • (1)イッシュー・マネジメント
    • (2)リスク・マネジメント
    • (3)クライシス・マネジメント
  3. 事例に学ぶ危機管理とその教訓
    • (1)パブリック・リレーションズの視点で捉える
    • (2)2つの好対照の事例
  4. 企業経営者に高まる危機意識
  5. 危機管理の具体的処方箋とそのポイント
    • [コラム7]緊急事態の広報対応
第5章 戦略的パブリック・リレーションズの構築と実践
  1. パブリック・リレーションズのライフサイクル・モデル
    • [コラム8]エージェンシーとコンサルタンシー
  2. 日米自動車交渉におけるPR戦略の実践例
  3. メディア・トレーニングによるスキルアップ
第6章 パブリック・リレーションズ活動の評価と測定
  1. PR活動の評価・測定の必要性と課題
  2. PR活動の評価手法
  3. 最も威力を発揮する報道内容分析(CARMA)
    • [コラム9]パブリック・リレーションズとジャーナリズムとの違い
第7章 パブリック・リレーションズ活動のケース・スタディ
  1. シンガポールの公立病院におけるSARSキャンペーン
  2. マッキントッシュの日本市場進出プロジェクト
  3. ボーイング社とダグラス社の大型合併

気になる表現



メモ

  • CSR活動手法の6つのカテゴリ(by コトラー)
    1. 社会問題の認知度をあげる活動(Cause Promotions)
    2. 社会問題に関連したマーケティング(Cause-related Marketing)
    3. コーポレート・ソーシャル・マーケティング(Corporate Social Marketing)
    4. コーポレート・フィランソロピー(Corporate Philanthoropy)
    5. 地域社会へのボランティア活動(Community Volunteering)
    6. 社会的責任を果たす事業活動(Socially Responsible Business Practices)

  • PR専門家の10の資質・能力
    1. 統合能力
    2. 判断力
    3. 文章力を伴ったコミュニケーション(プレゼンテーション)技術
    4. マーケティングに関する知識と実践力(調査力、分析力)
    5. フレキシブルで明るくオープンなマインド
    6. クリエイティビティ
    7. 誠実さ
    8. 指導力と問題解決(カウンセリング)能力
    9. 理解力(好奇心)と幅広い知識
    10. 忍耐力

  • PR専門家の5つの基本条件
    1. 倫理観
    2. ポジティブ思考
    3. 英語力
    4. IT能力
    5. シナリオ作成能力

  • リスク・マネジメント(by エーオンリスクサービスジャパン)
    1. 財務リスク(金利、為替変動、企業買収)
    2. 事業リスク(取引先の倒産、不良債権化、貸倒)
    3. 政治リスク(戦争、許認可の遅れ、消費者運動)
    4. 人的資本リスク(従業員の喪失、労働争議、従業員・役員の不正)
    5. 自然災害リスク(地震、家裁、洪水・渇水)
    6. 法務リスク(特許権・著作権の侵害、環境汚染賠償責任)

  • 自動車補修部品の規制緩和プログラムにおける事例
    1. PR目標の設定
      1. 独自リポートを有効利用して規制緩和を実現する
      2. 規制緩和を前提に新たなセールス・チャネルを開拓する
      3. 制度変更などについて消費者を啓発する
    2. ターゲットの設定
      1. ビジネス・ターゲット(緩和前:日米両国の政府機関、緩和後:国内自動車目―カのマネージャ、自動車業界関係者、マニアックなドライバー層)
      2. コミュニケーション・チャンネル:一般紙、経済・産業し、自動車関連業界誌、英字紙、日本外国特派員協会加盟の記者、メディア、インフルエンサーとしてキャスターやジャーナリスト
    3. PR戦略の構築
      1. ターゲット別にキー・メッセージ設定
      2. 規制緩和前のPR活動はガバメント・リレーションズをコアに
      3. 規制緩和後はメディア・リレーションズと消費者への啓もうをコアに

  • PR活動の評価手法
    1. 2次的で―タ
    2. 独自調査
    3. ケース・スタディ
    4. メディア・モニタリング
    5. 広告費換算
    6. 報道内容分析
      • CARMA好意度レーティング・システム
        • プレイスメント(見出し、写真、記事の大きさ、掲載位置)
        • ソース/メッセージ(好意的/非好意的ソース、好意的/非好意的メッセージ)
        • トーン(好意的/非好意的トーン)


参考文献

  • アーカー,ヨアヒムスターラー「ブランド・リーダーシップ」
  • 鰺坂真、上田浩、黒田治夫、山川学「倫理学」
  • 足立幸男「公共政策学入門」
  • 阿満利磨「日本人はなぜ無宗教なのか」
  • 阿満利磨「人はなぜ宗教を必要とするのか」
  • 猪狩誠也「広報・パブリックリレーションズ入門」
  • 猪狩誠也「企業の発展と広報戦略」
  • 池上知子、遠藤由美「グラフィック社会心理学」
  • 石井敏、岡部朗一、久米昭元「異文化コミュニケーション」
  • 市川伸一「認知心理学4」
  • 伊藤邦雄「コーポレートブランド経営」
  • 井之上喬「IPRAゴールドペーパーNo.12の意義と日本に与える影響」
  • 井之上喬「入門パブリックリレーションズ」
  • 井之上喬「IT先進国米国企業におけるパブリック・リレーションズ」
  • 井之上喬「米国におけるパブリック・リレーションズの発展の分析・考察と新しいモデルの提案」
  • 井之上喬「考察:日本再生のためのリスク・マネジメントとパブリック・リレーションズ」
  • 井之上喬「狂牛病に対処する危機管理法」
  • 井之上喬「広報・コミュニケ-ションの高度専門職育成のあり方」
  • 井之上喬「日本におけるパブリック・リレーションズ発展のための考察」
  • インターネット協会「インターネット白書2005」
  • 大泉光一「クライシス・マネジメント」
  • 小倉重男「PRを考える」
  • 小倉重男、瀬木博道「コミュニケーションするPR」
  • 小澤一郎「日本改造計画」
  • 金井辰樹「マニュフェスト」
  • カプフェル「ブランドマーケティングの再創造」
  • 北川正恭「行政改革」
  • 経済広報センター「新版企業広報とは」
  • 経済広報センター「第8回企業の広報活動に関する意識実態調査報告書」
  • ケラー「ケラーの戦略的ブランディング」
  • 小谷重一「企業経営とPR」
  • コトラー「コトラーのマーケティング講義」
  • 小山栄三「行政広報入門」
  • 斎藤精一郎「日本経済入門」
  • 斎藤由多加「林檎の樹の下で」
  • 堺屋太一「時代が変わった」
  • 堺屋太一「『豊かさ』はどこへ行くのか」
  • 思想の科学研究会「新版:哲学・論理用語辞典」
  • 柴崎菊雄「生き残りの戦略的PR論」
  • 司馬遼太郎「この国のかたち」
  • 日経ビジネス「進化する口コミ」
  • 杉田芳夫「経営者のための企業広報」
  • ゼッタミスタ「クリティカルシンキング<実践篇>」
  • 総務省「『ユビキタスネット社会の実現に向けた政策懇談会』最終報告書」
  • 高木徹「戦争広告代理店」
  • 霍見芳浩「日本の再興」
  • 電通パブリックリレーションズ「広報110番パブリック・リレーションズ実務辞典」
  • 内閣総理大臣官房広報「政府広報30年史」
  • 中西輝政「なぜ国家は衰亡するのか」
  • 日本IR協議会「IR戦略の実務」
  • 日本政策投資銀行地域企画チーム「PPPではじめる実践“地域再生“」
  • 日本パブリック・リレーションズ協会「日本パブリック・リレーションズ協会報」
  • ノートン,メアリー・ベス「アメリカの歴史5」
  • 博報堂ブランドコンサルティング「図解でわかるブランドマネジメントのすすめ方」
  • 樋上亮一「PRの考え方とあり方」
  • 樋上亮一「自治体広報の理論と技術」
  • 藤江俊彦「現代の広報の理論と技術」
  • プラトーン「ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン」
  • プレストウィッツ「日米逆転」
  • 前屋毅「全証言:東芝クレーマー事件」
  • 正村公宏、山田節夫「日本経済論」
  • 三浦恵次「地方自治体の広報活動」
  • 森敏昭、井上毅、松井孝雄「グラフィック認知心理学」
  • ライズ,アル、ライズ,ローラ「ブランディング22の法則」
  • ライズ,アル、ライズ,ローラ「ブランドは広告でつくれない」
  • リスク・マネジメント研究会「会社の危機管理戦略的リスク・マネジメントへの取り組み」

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最終更新:2010年08月27日 19:41