神田秀樹「会社法入門」(2005)

評価

★★★☆

ひとこと

会社法の入門書としては良書だと思います。
法律の知識が乏しい人にもわかりやすく書かれている。
ちなみに、PRプランナー試験2次Aの参考図書でもあります。

分類

目次

第1章 なぜ、いま新「会社法」か
  1. 世界に広がる「株式会社」
    • 株式会社携帯の普及
    • 株式会社形態の特質
    • 会社法って何?
    • 株式会社の特質と会社法の役割
    • 制度間競争の時代
    • 日本の会社形態
  2. なぜ、いま新「会社法」か
    • 二つの偶然
    • 近年の多数項目改正
    • 商法改正小史
    • 二〇〇一年以降の改正
    • 先進諸国における近年の会社法改正の原動力
    • 議員立法と経済産業省の特別法
    • 法制化のタイミング
    • そして新会社法制定へ
  3. 会社法の考え方
    • 近年の会社法改正の考え方
    • ファイナンス分野
    • ガバナンス分野
    • 会計法
    • ベンチャー企業育成など
    • 会社法の条文配置
第2章 株式会社の機関
  1. なぜ法は株式会社に機関を要求するのか
    • 会社法のポイント
    • 機関とは
    • 会社法における機関設計
    • 戦後の歴史
    • 機関についてのその他の改正/まとめ
  2. 株主総会とは何か
    • 株主総会とは何か
    • 株主総会の招集
    • 株主総会での議決権
    • 株主総会での決議の方法
  3. 取締役・取締役会とは何か
    • 取締役・取締役会と役員
    • 取締役とは
    • 取締役会とその権限(委員会設置会社以外の株式会社)
    • 取締役会の決議
    • 代表取締役とは
    • 取締役の義務-会社との関係での一般的な義務
    • 取締役の善管注意義務
    • 監視義務とリスク管理体制の構築義務
  4. 監査とは何か
    • 監査役とは
    • 監査役の権限
    • 監査報告と調査権
    • 監査役の義務
    • 監査役の差止請求および会社代表
    • 監査役会
    • 会計監査人とは
  5. 委員会設置会社
    • 委員会設置会社とは何か
  6. 役員の責任と株主代表訴訟
    • 役員等の会社に対する損害賠償責任
    • 役員等の責任の免除と軽減
    • 役員等の第三者に対する損害賠償責任
    • 株主代表訴訟とは何か
    • 一九九〇年代以降の株主代表訴訟
    • 会社の法令違反行為と取締役の責任
    • 代表訴訟に関するその他の論点
    • 株主による違法行為の差止め
第3章 株式会社の資金調達
  1. 利害調整法としての会社法
    • 会社法による利害調整ルール
    • 株主間の利害調整の必要性
    • 会社債権者がある場合
    • 株主の投下資本回収
    • 株主と経営者との利害調整
    • まとめ-三つの場面の関係など
  2. 株式と資金調達
    • 株式という不思議な仕組み
    • 各種の資金調達手段
    • 会社法のルールの必要性
    • 授権株式制度
    • 新株発行における既存株主と新たに株主となる者との利害調整
    • 考えられるルール
    • 日本の会社法のルール
    • 有利発行
    • 第三者割当て
    • 有利発行がされた場合の効果
    • 違法な株式発行
    • 主要目的ルール
  3. 配当と自己株式の取得
    • むずかしい会社債権者保護
    • 会社債権者保護のためのルールの二つの柱
  4. 「株式」という仕組み
    • 株式とは何か
    • 株主の義務
    • 株主の権利
    • 株式の内容
    • 優先株式
    • 株主の平等取扱い(株主平等の原則)
    • 株主の地位(株式)の譲渡-株券という仕組み
    • 株式の譲渡
    • 株式譲渡の自由
    • 株主の会社に対する権利行使
  5. 社債とは何か
    • 社債とは
    • なぜ会社法は規定を置くのか
    • 社債の発行
第4章 設立、組織再編、事業再生
  1. 株式会社を設立するには
    • 変幻自在な会社
    • 設立とは何か
    • 発起設立と募集設立
    • 最低資本金制度の廃止
    • 定款の記載事項
    • 株式発行事項の決定
    • 設立時発行株式の引受け
    • 設立時取締役・設立時監査役等の選任
    • 全額出資ルール
    • 失権ルール
  2. 自由度を増した組織再編
    • 組織再編とは何か
    • 会社法における改正
    • 対価の柔軟化
    • 三角合併
    • 買収との関係
    • 株主総会決議
    • 簡易組織再編
    • 略式組織再編
    • 会計処理
    • 効力発生
    • その他-人的分割概念の廃止
    • 重要性を増す企業グループの法制
  3. 不良債権問題と事業再生
    • 全部取得条項付種類株式
    • デッド・エクイティ・スワップ
第5章 会社法はどこへいくのか
  1. ライブドアの衝撃
    • ニッポン放送事件
    • 新株予約権とは何か
    • 裁判所による新株予約権発行の差止め
    • 買収防衛策をめぐる動き
    • 良い買収と悪い買収
    • 規制緩和が生んだ弊害か
  2. これからのコーポレート・ガバナンス
    • いまなぜコーポレート・ガバナンスか
    • コーポレート・ガバナンスをめぐる各国の動向
    • コーポレート・ガバナンスと会社法
    • コーポレート・ガバナンスの展望
    • まとめ
  3. 企業活動のグローバル化と会社法
    • グローバル化時代の会社法改正の原動力
    • 会社法のパラダイム
  4. 会社法はどこへいくのか
    • 株式会社の将来
    • 会社法の将来


気になる表現



メモ

参考文献

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最終更新:2010年08月21日 22:36