阿川佐和子「きりきりかんかん」(1991)
評価
★★★☆
ひとこと
テレビを辞める直前の1年のエッセイ集。
きりきりかんかんしていた時のエピソードは共感する部分も多い。
分類
目次
- ボーッ
- 泣き虫ナッチン
- 目撃者
- オンチダイコン
- 縁なし縁結び
- お付き合い初め
- 犬に出会えば
- 喉オタク
- タイムリミット
- 喉オタクからの手紙
- 追い越し年齢算
- ミジンコ集中治療室
- 新宿赤ヒゲ先生
- 難産の御守り
- バターの思い出
- 栄光の時代
- 叔母不幸
- マグノリアの花吹雪
- 黒いランドセル
- ハンカチネズミ
- 結婚霊
- 笑しべ教
- 肩凝りこづち
- カメラ音痴
- ゴーヤージュース
- 睨み目
- ご飯の肴
- さかやくペンキ
- 殴られ体験
- メダカ喪中
- 中国の蝉
- 待つ女
- 雨にサングラス
- ニコニコ米
- いわゆる充電
- 退職者
- なごり癖
- 予期せぬ言葉
- 婦警いじめ
- 先輩訓辞
- にわかラグビー狂
- 特急酒
- 裏試合
- 紳士淑女の国
- 秋田寒暖旅回り
- 夢のあと
- スーツケースの目
- 若ボケ
本を数多く読む時間が不足しているんじゃなくて、本を読んだあと、ボーッとする時間が、今の子にはないんです。(p13 松岡享子氏)
メモ
書きだし
- 正月早々、天気が思わしくないのは気が滅入るものである。
- 日曜日。
- ディレクターのウサちゃんは、この春の人事異動で部署が替わり、私の出演している深夜番組から朝のワイドショーへと移っていった。
- 遠藤周作さん率いる劇団樹座の公演を見に行った。
- 朝、電話のベルに起こされた。
- 金曜の夜遅く、部屋でテレビを観ていたら、ピンポンと玄関のベルが鳴った。
- 夜、道を歩いていたら、狭い路地で大きな白い犬に会った。
- 電話をしている最中に、チクリと喉に痛みが走った。
- NHKテレビの画面が夜の十二時を過ぎてもシャーッとわないときは、ろくなことがない。
- 前にこの誌面で「喉オタク」について書いたところ、読者の皆さんから七通もお手紙を頂戴した。
- 和歌山に行った。
- ウチのミジンコが絶滅の危機に瀕している。
- 用事があって新宿へ行った。
- 駅からの帰り道、沈丁花の香りがした。
- ある会社の偉い方々と食事をした。
- テレビの仕事でデトロイトに来ております。
- このところのアメリカの天気の変わりやすいことといったら、日本の比ではない。
- ホワイトハウス見学の当日、義姉は朝からソワソワしっぱなしであった。
- たった二週間の旅をしただけなのに、帰ってきたらずいぶんあたりが変化しているので、こちらは浦島太郎の心境である。
- タクシーに乗るたびに緊張する。
- 食事が始まったところで、バッグからおもむろにハンカチを取り出し、膝の上にのせる女性を見かけると、女らしさとはこういうことかと感心してしまう。
- 景山民夫さんにお会いした。
- ミジンコ倶楽部の会長のお誘いで浦和の秋ヶ瀬公園までピクニックに行った。
- このところ、肩が凝ってしかたがない。
- 写真家の岩合光昭さんにお会いした。
- 沖縄へ行って小さなパイナップルをいただいて帰ってきた。
- 電車に乗ると、人の行いが気にかかる。
- 「この子は酒飲みになるねえ」
- 一つの歌が頭から離れなくて困ることがある。
- 生まれて初めてボクシングの生の試合というものを見た。
- メダカが全滅した。
- 角を曲がり、桜並木に出たところで、蝉がいっせいに鳴き始めた。
- ニューヨークには三つ空港がある。
- 夏休みを利用してアメリカを一人旅している間に、世の中はソビエトのクーデター騒ぎでてんやわんやだったらしい。
- 人に優しくしたり、心を平穏に保つことは、そうそう長続きするものではなく、ましてそれを習慣づけるのはとても難しい。
- 八年間続けたテレビの仕事を、この九月いっぱいで辞めることにした。
- 「テレビを辞めるとなったら、ここんとこ毎日、ウキウキした顔して画面に映ってるって、評判だよ」本番前、ボスの筑紫さんにイヤミを言われたが、「あっ、そうっすかあ。はっはっは」自分でも妙に明るくなるのを止めることができない。
- 深夜のテレビの仕事を辞めたら、早寝早起きをしようと思っていたのだが、ちっともそうならない。
- ある若者が仕事でアメリカ人を接待することになった。
- 駐車違反をした。
- 母校の東洋英和女学院創立記念日の式典で、中学生に話をして欲しいと恩師から電話をいただいた。
- 世の中には無謀な話があるもんだ。
- 長野で仕事があり、上野発十二時三十分の「あさま89号」に乗った。
- ワールドカップラグビーの決勝戦を観るためにロンドンへ来ている。
- ロンドンのタクシーの紳士ぶりは世界一だそうだ。
- 一週間、秋田に行って帰ってきたら、東京もすっかり寒くなっているので驚いた。
- 夢を見た。
- スーツケースを持って京都へ行った。
- お米の買い置きがなくなったと思い、近所のお米屋さんに買いに行く。
参考文献
最終更新:2010年08月21日 15:06