柴田よしき「観覧車」(2003)
評価
★★★☆
ひとこと
恋愛ミステリー、というジャンルらしい。
失踪した夫を待ち続けながら探偵業を続ける主人公の事件簿、という連作短編。
京都の土地や風習がさりげなく散りばめられています。
(私は京都人でないので十分に味わえないのが残念)
北森鴻の「かなりや」シリーズの雰囲気と、唯川恵の「病む月」のテイストを併せ持った感じ。
表題作「観覧車」が秀逸。
分類
収録作品
- 観覧車
- 約束のかけら
- 送り火の告発
- そこにいた理由
- 砂の夢
- 遠い陸地
- 終章、そして序章
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
男は、嘘をつくのだ。
決してついてはならない、嘘を。(p45)
メモ
参考文献
- Why do it. 彼女は毎日何をしているのか。★★★★
- How do it.
- 何を失敗したのか。京都人以外にはチョット苦しいかな。
- 彼はその朝、何をしたかったのか。せつない話。★★★
- What do it.彼女に何があったのか。
- What do it.彼に何があったのか。
主要登場人物
- 元OL 白石和美
- 人妻 神保桂子
- 女優 相澤ミナミ
- 初老の男 蓮沼正司
- 無職 後藤啓一
- 主人公の夫 貴之
最終更新:2010年11月23日 14:40