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佐藤綾子「小泉進次郎の話す力」

★★☆☆

ひとこと

ダンナの蔵書から拝借。寝転がって小一時間で読領。
パフォーマンス学のプロがパフォーマンスの観点から政治家の
“マイクパフォーマンス”について書いた本。
十分条件じゃないけど、必要条件として読めば良い。
基本、人は他人の話など聞きたくないのだから。

分類


目次

第1章 小泉進次郎
  1. 「湯布院とかけて、なんと解く?」のブリッジング効果
  2. 下げるだけ下げて、急に持ち上げるコンシート話法
  3. 自分で自分の演説を聞く
  4. 聞き手を自然に主役に変える呼びかけテクニック
  5. 具体的な名前と数字をあげて話す
  6. あえて原稿を見ず、自信を演出する
  7. 聞き手に選ばせ、決めさせる
  8. 何を言うかより、にこやかな顔で言う
  9. 左右均等の視線で聴衆を飽きさせない
  10. 「聞き手はどんな人なのか」をよくよく知る
  11. ネタの変更は、臨機応変自由自在に
  12. 野次と拍手には十分な“マ”をおく
  13. 自分がどこからどう見えるか、よく知っておく
  14. 人気者の「父」を尊敬し、的確に引用する
  15. 響きのよい音とリズムで聞き手を引き込む
  16. 決め言葉、ワンフレーズで心をつかむ
第2章 小泉純一郎の訴求力
  1. グリンプスバイト 身ぶり手ぶり、視覚で噛みつけ
  2. サウンドバイト 「私は変人」、音で噛みつけ
  3. 繰り返される「郵政民営化」「自民党をぶっ壊す」で心を鷲掴み
  4. だれでも知っている歴史で納得させる「史実引用」
  5. 冷めた目で自分をピエロにして注目を引く
  6. ダイナミックなアーム使いは遠目まで引く
  7. クリントン流、表情筋の巧みさで飽きさせない
  8. 口角挙筋だけで「聞いてますよ」を表現する天才
  9. ワンフレーズ/ワンポーズを繰り返して印象付ける
  10. 「連辞」でリズムをとってたたみかける
  11. 「自分と視線が合った」と思いこませるアイコンタクト効果
第3章 これがオバマの演説だ
  1. 自分の出自を認めて演説のシンボルにする
  2. 聖書を度台とした格調高い理念を示す
  3. オバマが駆使する四つの言葉のマジックとは
    1. 巻き込み話法[We]の活用について
    2. 二元重複(コンデュプリケイション conduplication)
    3. 首句反復(アナフォーラ anaphora)
    4. 連辞
  4. 言葉がわからない人にまで伝わる非言語五つのパワー
    1. ボーカル効果の天才
    2. この表情筋の動きを見習おう
    3. アイコンタクトで引きつける
    4. 頭部とアームの動きでつくるパワーの伝達
    5. 爆発から説得へと声を買える
  5. 「力強く美しい未来」で話を締めくくる


気になる表現



メモ

  • ブリッジング効果:言葉使い、話題、動作などで聴衆と自分との間に橋を架け、「なんと身近な人だろう」と思わせていくこと
  • コンシート話法:
    • 徹底的に下げておいて次に急に上げる手法
    • 箇条書きの言い方で、襟を正して高い目線でフォーマルに聞かせる手法
    • 内容は命令文でありながら、依頼文の形をとる手法
  • アイコンタクトは3つで構成
    1. 見つめている時間の長さ
    2. 強さ
    3. 方向性
  • 聞きやすい日本人の平均的な話の速度:1分間266文字(ノイズ等を考慮すると、実際のスピーチでは実質はもっと少ない)
  • 連辞(レペティション):似たような音、似たような意味の単語を次々に並べ、接続詞を省くことで、聞いている人にたたみかける強いリズムを感じさせる。(頭が整理されている時に使うべし)
  • グリンプスバイト:最初の一瞥の噛みつき
  • サウンドバイト
  • 二元重複:大事な言葉の繰り返し(ポイントは難しい言葉にしない。ex.change, hope)
  • 首句反復:文頭の言葉の響きを揃えて引きつける

参考文献

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最終更新:2011年02月20日 11:50