森村誠一「喪失」(2007)
評価
★★☆☆
ひとこと
タイトルが気になって手にした一冊。
残念ながらミステリとしては★1つ。
現代人が喪失したものをテーマにした短編集とのことだが・・・
無理やり棟居を登場させるため、ちょっと短絡的になってしまった気がする。
喪失をテーマにしたものだと、
村上春樹「東京奇譚集」の方が好み。
分類
収録作品
- 永遠の至福
- 準犯人の愛
- 喪失
- 一期のクラス会
- 後朝の通夜
- 世を忍ぶ花
- 地球から逃げた猫
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
メモ
- 不思議な縁についての話。★
- サスペンスタッチの話。★
- 学生時代からの友人に抱いた殺意の話。★
- 二十年ぶりの同窓会にそれぞれの思いで向かう話。★
- 非番の日に市民を守るために命を落とした刑事の話。★
- 地上げに立ち向かう人々の話。★
参考
主人公
- 駅のプラットフォームから転落死した女性(34)←棟居
- 浮気の証拠である携帯電話を落とした男性(45)←棟居
- 精密機器メーカーに勤める男性←棟居
- 棟居刑事
- 殉職した正義感の強い若き刑事←棟居
- 謎めいた「詩」を残して行方をくらました女性←棟居
- 殺害された元暴力団構成員←棟居
最終更新:2011年05月03日 22:46