ビック,ジュリー「私がマイクロソフトで学んだこと」(1997)

原題

All I Really Need To Know In Business I Learned at Microsoft

評価

★★★★

ひとこと

社会人3年目に転職することが決まった時に当時の上司に是非読むようにと勧められた本。
何度も読み返した一冊。気づいたら当時の上司の年になっていた。。。
今となっては新鮮味はないが、でも24歳の時に出会ったのは良かったと思っています。
★4つとはそういう意味です。


分類

目次

  1. マイクロソフト流 ビジネス必勝術
    • 基本姿勢
      1. 自社製品はどんどん試用し、自社プレスリリースは信用しない
      2. 失敗から学ぶ
      3. 失敗を恐れない
      4. 巨大タンカーもときには高速艇のように
      5. ユーザーの声に耳を傾ける
      6. チーム自身の創造性を甘く見ない
      7. 顧客に合ったマーケティングメッセージ
      8. どのプロセスにも改善の余地がある
      9. 小さく、小さく
      10. リーダーらしく
    • ゲームに勝つには
      1. もし勝てないなら、ルールを変えてしまおう
      2. 三手先を考える
      3. 未開の分野へ
      4. イメージはきっと変えられる
      5. 相手の思惑、こちらの思惑
      6. 現実との接点
      7. 大きな賭け
      8. ビッグイベントまであと○日
      9. 社員にパイの取り分を
  2. マイクロソフト流 しっかり仕事術
    • エキスパートになるには
      1. エレベーターの中で
      2. 顧客と潜在顧客
      3. SWOTチーム
      4. ビジネスを徹底的に知りつくす
      5. 予想問題集
      6. 社長になったつもりで決断を
    • 仕事をやりぬくには
      1. 長時間働かない、賢く働く
      2. 「わかりません。調べてみます」
      3. ユーモアで明るく切りぬける
      4. できる社員は昼食をとる
      5. 一人ではクリエイティブになれない
      6. 仕事がこなせそうにないとき
      7. 彼らの経験VS自分の勘
      8. べからず集
    • 上司とのつきあい方
      1. 上司を輝かせたい
      2. 上司の時間を大切に
      3. 問題ではなく解決策を持っていく
      4. 悪いニュースは早めに上司に伝える
      5. 上司の働き方とニーズを見きわめる
      6. 上司に自分の姿を教える
      7. 上司に二度のチャンスを与える
      8. 無能な上司から逃げ出すとき 因果はめぐる
  3. マイクロソフト流 リーダーの条件
    • チームを導くには
      1. 戦略を伝える
      2. チームのために時間をつかう
      3. チームに目標を与える
      4. 功績をたたえる
      5. 責任をとる
      6. チームのよき手本となる
      7. チームをビル・ゲイツのもとへ送り込む
      8. 後継者を一人育てるのではなく、全員のレベルアップする
    • 難局を乗りきるには
      1. 冷静さを忘れない
      2. フレキシブルな方向転換
      3. チームのため悪者になる
      4. たとえくだらない仕事でも
    • 優秀なチームは優秀なリーダーの証
      1. 一人一人にあった管理
      2. チームを教育する
      3. 友人VS上司
      4. 達成度評価のための準備
      5. 人材採用はあわてずに
      6. 職場に楽しい雰囲気を
  4. マイクロソフト流 コミュニケーション術
    • 言葉
      1. 自分のスタイル
      2. 質問の裏にあるもの
      3. 真実は細部に宿る
      4. プレゼンテーションと売り込みの違い
      5. 褒めるときは公の場で、叱るときは一対一で
      6. フィードバックは具体的に
      7. 確認が必要な人は、かならずあと一人いる
      8. 公表する理由
    • 会議
      1. 出る必要のある会議か?
      2. データを提示するのではなく、分析結果を話しあう
      3. 根回しの必要性
      4. 出席させるコツ
    • 電子メール
      1. 電子メールの機能を知りつくす
      2. 受信者の名前を入念にチェックする
      3. 電子メールに欠けているもの
      4. 電子メールの偽造にご注意
  5. マイクロソフト流 キャリア達成術
    • 望みの仕事を得るには
      1. 自分自身を知る
      2. 自分のキャリアは自分で拓く
      3. 広い視野を持つ
      4. 地味な仕事にチャンスが隠れている
      5. 面接の前にすませておくこと
      6. 面接に勝つための武器
      7. 履歴書にいつも最新の情報を書き込んでおく
      8. 自分が訴えたい三つのポイントを決める
      9. 「もし自分を小動物にたとえるとしたら?」
    • キャリアをきわめるには
      1. キャリアは長い道のり
      2. 自分だけの重役会を持つ
      3. 三六〇度評価
      4. 二つ先の仕事を考える
      5. 客観的な見方で
      6. 「内なる敵」はいない
      7. 仕事と人生のバランスをとる十の方法


気になる表現



メモ

  • 構築マスター(退屈な低レベルな作業)をチーム全体で分担。不具合の元凶の人が担当する役目に
    1. 高品質なコードを書くような緊張感up
    2. 不愉快な仕事がグループ内に分散
    3. 上級レベルの人が担当することで、自分に回ってきた時に構築マスターの自動化方法を編み出した

  • チームで作ったTシャツ
    • 前身ごろ「ジョン(上司の名前)はすごいぞ」
    • 後見ごろ「ジョンに花を持たせるのが仕事さ」

  • 上司のところに相談に行く時は、問題点ではなく、解決策をいくつか考えて(一押しがあればなおよい)もっていくべし。

  • マイクロソフトの目標の基準
    • Specific(詳しい)
    • Measurable(計測・判定しやすい)
    • Accountable/Attainable(責任を伴い/達成が可能な)
    • Results-based(結果に基づく)
    • Timebound(期限付きの)

  • マイクロソフトマネージャーのチーム教育
    • 意志決定の方法を教える(自分の思考プロセスを一緒にたどらせる)
    • 部下のプレゼンの準備を手伝う/自分のプレゼンの準備を手伝わせる
    • 部下の成果がそのまま上級管理職の目に触れるような仕事を与える
    • 自分が主催する会議に出席させる
    • 部下が弱点を克服できるような新しい責任分野を与える
    • 会社の状況が分かるよう、部下が別の事業部に所属する自分の同僚と一緒に過ごす機会を作る
    • 部下が継続的な教育コースを受講するよう勧め、時間を与える
    • 上のレベルの会議に傍聴者としての立場でもいいから出席させる
    • 上級マネージャーとチームの昼食会をセッティングする
    • 自身がよき手本となる

参考文献

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最終更新:2011年07月16日 11:21