高橋昭男「大切なことは60字で書ける」(2005)
評価
★★★☆
ひとこと
60字で書く、ための本ではない。
短くすることはあくまでも手段。
伝わる文とはどういう文か、それを作り上げる過程を追体験できる一冊。
分類
目次
- メッセージは文章の「核」
- 積極文と消極文の違いを知る
- メッセージを60字にまとめる
- ラブレターに学ぶ
- 積極文の基本
- 「消極文」は隠れた主役
- メッセージを光らせる
- 好感度メッセージを心がける
- 数字を味方につける
- すべてを語るな
- 常に順序を意識する
- 正確さは美徳ではない
- 生煮えのカタカナ語を使うな
- 視点でメッセージは変わる
- 「ひな型」を活用すべし
- 使える「ひな型」 Q&A
- 使える「ひな型」 時系列
- 使える「ひな型」 箇条書きの活用
- 使える「ひな型」 並行方式
- 使える「ひな型」 積み重ね方式
- 使える「ひな型」 段階式について
- 使える「ひな型」 「起承転結」の強み
- 使える「ひな型」 「序破急」
- トップダウンを心がける
- 順序のトレーニングをやってみる
- 情報の鮮度に注意する
- 見出しに気を配る
- とにかく書く
メモ
- 短さのルール
- 一文一義主義
- 修飾表現を極端に削る。(形容詞・副詞の使用を避ける)
- 接続助詞を使わず、終止形で文を止める。
- どちらの文を書こうとしているのか、意識する
- 積極文:読み手に対して何かを要求する
- 消極文:事実・状況を伝える(報告書、マニュアル、プロポーザル等で有効)
- 文を短くする作業
- キーワードを見つける
- 目的語を見つける
- 目的語の部分を要約する
- 目的語を要約した上で、動詞を加える
- もうひとつのメッセージを要約する
- ふたつのメッセージを合体させる
- 60字前後にまとめる
- 文の構成
- 伝えるべき情報を選択する
- 分かりやすく説明する要素(3大原則)を示す
- 最初に全体像を述べる
- 次に細部への説明をする
- 重要なことから説明していく
- 3大原則に従って、情報の提示順序を決める
- ex.ジャンケンを説明するのに必要な項目
- 勝ち負けの決め方
- ジャンケンとは?
- ジャンケンのやり方
- 「グー」「チョキ」「パー」の表現の仕方
- 勝負がつかない場合、どうするか
- 実際にジャンケンをやったときの例
- 並べ替え(2→3→4→1→5→6)
参考文献
- 鈴木信夫「マイナスからのスタート」
- 林芙美子「浮雲」
- 向殿政男「ファジイ理論がわかる本」
- 武田邦彦「日本社会を不幸にするエコロジー幻想」
- 柳沼重剛「ギリシア・ローマ名言集」
- 池田香代子「世界がもし100人の村だったら」
- 夏目漱石「草枕」
- 大石正道「生態系と地球環境のしくみ」
- 三宅次郎「街角のエコロジー」
- 阿部一「カタカナ英語の勘違い」
- 永戸豊野「環境問題チャレンジブック」
- 柳田国男「日本の文学」
- ケリー伊藤「キミの英語じゃ通じない」
本書が引用されている文献
最終更新:2011年05月01日 20:40