スマナサーラ,アルボムッレ「怒らないこと」(2006)
評価
★★☆☆
ひとこと
上司に渡された一冊。職場で怒ってないのに。せっかくなので拝借。
分類
目次
第1章 「怒り」とは何?
- 「怒り」について誰も知らない
- 誰も彼も「怒りたい」
- 人間は「怒り」と「愛情」で生きている
- 「怒り」が生まれると「喜び」を失う
- 「暗い感情」(dosa)が強くなると「怒り」(vera)になる
- 世の中の破壊の原因は「怒り」
- 仏教は感情を人格化しない
- 「ゴキブリは気持ち悪い」のは自分のせい
- 鶏にとってゴキブリはご馳走
- 感情の物差しは人によって違う
- 刺身は美味か?残酷か?
- 自分を直せば、幸福に生きられる
- 「私は正しい」と思うから怒る
- 「私こそ唯一正しい」が人間の本音
- 「私は間違いだらけ」だとわかると怒らない
- 言葉は正しくない
- 優しくしても、嫌われて当たり前
- 努力はしても、結果は求めない
- 怒る人々が思う事
- ののしられたら怒る
- いじめられたら怒る
- 負かされたら怒る
- 盗まれたら怒る
- 嫌なことを反芻してさらに不幸になる
- くだらない妄想概念が怒りをつくる
- エゴが妄想観念をつくる
- エゴ→無知→汚れ→怒り
- 怒り癖はなかなか取れない
第2章 怒りが幸福を壊す
- 拒絶のエネルギーが強烈になると・・・
- 怒るのは仕方がないこと?
- 「怒りの人生」に喜びはない
- 人生は喜びなしでは生きられない
- 怒りが私たちの命を脅かす
- 「正しい怒り」は存在しない
- 「殺してもいい」は成り立たない
- どこまでも赦してあげてください
- 怒りは自分を焼き尽くす「火」
- 「怒り」が気づかないうちにからだを壊す
- 病気がすぐ治る人、いつまでも治らない人
- 怒る人は幸せの大泥棒
- 怒りはすぐに伝染する
- 支配者は危険な人種
- 相手を倒す前に自分が壊れる
- 「怒る人ほど頭が悪い」という真理
- 怒り続けると「怒りそのもの」になる
- 怒りの人間は動物以下?
第3章 怒らない人
- いちばん強烈な罰、それは無視
- 本当の「無視」は難しい
- お釈迦さまを困らせた運転手
- お釈迦さまが与えた罰「プラフマダンダ」
- 自分で反省しなければ意味がない
- 自分がした「悪いこと」を分からせる
- 突然、人に殴られたらどうする?
- 偉大な人ほど謙虚でいられる
- 「面子」は醜い
- アインシュタインの謙虚
- 怒ったら、怒らないこと
- 脱皮のように「怒り」を捨て去る
- 怒らない人だけが勝利者になれる
- 壊れた鏡のようになれ
- 怒る原因がないときは誰でも立派
- どんな心で叱られても、怒らないこと
- 何があってもびくともしない心をつくる
第4章 怒りの治め方
- 自分の心にある「怒り」に気づくこと
- 怒りを「抑える」「我慢する」は大間違い
- 怒りを観られた瞬間、怒りは消える
- 動物の世界でも、強い者ほど怒らない
- 負け犬の母親を持つ子供は不幸
- 「怒らないこと」は「甘やかすこと」とは違う
- 本当の愛情や自信があれば話は通る
- 「何をされても怒らない」を自分に課す
- 正しい「平等」を理解する
- 「生きがい」などにこだわらない
- 人生を破壊するほどの問題なんてない
- エゴは自分の足枷
- 「自分は偉い」というエゴを捨てる
- 「自分はダメな人」というエゴを捨てる
- 小さな「成功」をつなげて人生をつくる
- 怒りではなく「問題」をとらえる
- 相手の怒りには「智慧」で勝つ
- 攻撃には水晶玉のように対応する
- きつく教えること」と怒りとは違う
- やりたい放題の人には鏡を見せる
- 笑えば怒りは消える
- 笑える人ほど智慧がある
- 智慧と理解がユーモアと幸せを生む
- 智慧の笑い、無知の笑い
- 「笑い」を目的にしてはいけない
- 笑う力を鍛えると、世の中は面白い
- おかしいことを見つけるのは簡単
- 心を鎮めて状況を把握する
- 怒らずにいられない人とのつき合い方
- 他人が吐いたゴミを食べる必要はない
- 「怒らないこと」は奇跡をもたらす
- 平和を語る人が強者
- 誰もが幸福に生きられる
メモ
- 仏教では人間の感情を人格化せず、科学的に分析する
- ストレス発散の原理は、小さな痛みを大きな痛みでカムフラージュしているだけ
参考文献
最終更新:2011年06月22日 20:54