島田荘司「御手洗潔の挨拶」
評価
★★☆☆
ひとこと
御手洗潔シリーズ。
3作目まで読んだ時は「失敗だったかな」と思ったが、
4作目「ギリシャの犬」と作者による「御手洗潔の志」を読み、考えを多少改めました。
単なる謎解きとして読まなければ味わいもあるかも。
もちろんシリーズ作ならではの萌え的な楽しみはあります。
分類
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
日本人は、社会的価値が上昇するに従い、言葉遣いを次第にぞんざいなものに変えていくという習慣を持っている。(p324)
メモ
- 数字錠のかかった密室で社長を殺したのは誰が、どうやって?強いて言えば、How Do itか。東京の人間じゃないと謎解きは難しいかも。★★
- 絞殺された被害者が、どうして徒歩15分以上離れた線路で轢死体になっていたのか。読者への挑戦状付。まあHow Do itですが・・・。勘弁してほしいパターンであった。★★
- ある日「紫電改 研究会」を名乗る人が現れ、大量の宛名書きをさせられた話。「赤毛連盟」的。★
- 隅田川を舞台にした子ども誘拐事件。★★
参考文献
主人公(or探偵役)
最終更新:2011年07月18日 19:14