有栖川有栖「火村英生に捧げる犯罪」
評価
★★★☆
ひとこと
私もこの表題作を見て「どんなすごい犯罪なのか」と期待した一人でした。
が、作者があとがきで述べているとおり、
「ガチガチの本格ではなく、ウィットや捻りを利かせた作品」を意図したとのこと。
そういう意味では★3つだが、気分的には★2つだなぁ。。。
以前の国名シリーズの某作品でもあったけど、「言葉づかい」への拘りが強い作家だよな、と思う。
分類
収録作品
- 長い影(2004)
- 鸚鵡返し(2004)
- あるいは四風荘殺人事件(2005)
- 殺意と善意の顛末(2003)
- 偽りのペア(2002)
- 火村英生に捧げる犯罪(2008)
- 殺風景な部屋(2004)
- 雷雨の庭で(2008)
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
特になし
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
メモ
- 倒叙的な一作。How do it。奇妙な首吊り風死体の秘密はなぜか?★★★
- ケータイ小説。犯人は××と語る鸚鵡の話。★
- 作中作。倉知淳「星降り山荘の殺人」を思い起こす一作。ポイントはHow do it。★★
- ケータイ小説。チョットした偶然をもとに犯人を落とす話。★
- ケータイ小説。やや雑な話に感じた。思い込みを逆手に取った話。★
- 分類不能な一作。これって、本格かなあ?★
- ケータイ小説。なぜ被害者は携帯電話を握りながら死んでいたのか?★
- 犯人は割とすぐに分かるのでHow do it。ブラウン神父の某作品を思い起こす一作。★★
参考
主人公
最終更新:2011年08月26日 18:02