加納朋子「ガラスの麒麟」

評価

★★☆☆

ひとこと

日本推理作家協会賞受賞作、らしい。
「少女たちの危ういまでに繊細な心のふるえ」を描いているという触れ込みは間違いない。
さまざまな伏線やミスリードも凝らしているにもかかわらず、ミステリとしてはあまり
愉しめなかった。ミステリと思わずに読む方がよいでしょう、きっと。


分類

収録作品

  1. ガラスの麒麟
  2. 三月の兎
  3. ダックスフントの憂鬱
  4. 鏡の国のペンギン
  5. 暗闇の鴉
  6. お終いのネメゲトサウルス


ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)


ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)



気になる表現

死にたがるということは、つまり生きたがるということなのではありませんか?
死を意識するということは、要するにそれだけ生を意識することだ。(p300)


メモ

  • 美人で誰もがうらやむ女子高生が路上で殺害された。犯人は何者なのか?

参考文献

  • 唐沢孝一「カラスは天才!」
  • 唐沢孝一「早起きカラスはなぜ三文の得か」

主要登場人物

  • 女子高生 安藤麻衣子
  • 養護教諭 神野菜生子

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最終更新:2011年10月28日 23:51