指南役「キミがこの本を買ったワケ」(2007)
評価
★★☆☆
ひとこと
人がモノを買う理由について、「巷の説」が本当に正しいか?について。
この本を楽しむには、結論を求めずに読むこと。
自分の頭を柔らかくするための本です。
分類
目次
第1章 さて、心あたりありませんか?
- 1.ダイエット中のケーキ1個が2個になる理由
- 2.用もないのに毎日コンビニに寄る理由
- 3.クラスで4番目に可愛い女の子が一番モテる理由
- 4.「がんばった自分へのごほうび」と言い訳する理由
- 5.醤油が好きなのに、つい「塩で」と言ってしまう理由
- 6.デパ地下で結局、何も買わずに帰る理由
- 7.2人してメニューの同じところを見ている理由
第2章 ずばり、広告って参考にしてますか?
- 8.CMは好きなのに商品を買ったことがない理由
- 9.何年も変わらないCMが好きな理由
- 10.あんなに楽しみにしていたドラマを見ていない理由
- 11.悪いニュースほど、それが欲しくなる理由
- 12.面白い映像より面白い広告が好きな理由
第3章 ところで、なぜ、これを選んだんでしたっけ?
- 13.比べたわけでもないのに、ブランド買いする理由
- 14.最初の25%に入りたい理由
- 15.義理もないのに100円ショップのバイトに気を使う理由
- 16.可愛い芸名よりもダサい本名に惹かれる理由
- 17.女性向け商品がまるで魅力がない理由
- 18.1つ手前の角を右に折れたくなる理由
- 19.実は口コミで買ったことがない理由
第4章 けっきょく、売るのも買うのもむずかしい
- 20.午前2時にコンビニに行く理由
- 21.とりあえず「つゆだく」と言いたくなる理由
- 22.親切にされると二度とその店に行かない理由
- 23.「エロ」と「値引き」と「品切れ」に弱い理由
- 24.ある日突然、カツカレーを食べたくなる理由
- 25.ポテトチップスは結局、うす塩味を買っている理由
- 26.キミがこの本を買った理由
メモ
- シュガーマン「一貫性の法則」・・・ひとたび、購買決定したお客は「ついで買い」に走りやすい
- 人は買い物という行為自体が好き。そのキッカケを欲している
- 人は基本的に選ぶのが苦手。あらかじめ選んでくれたものを選ぶ傾向
- 何十年と変わらないCMはそれだけで尊敬に値する
- 欲しい!から購入までの時間が短いほど、人は幸せに感じる
- 客はカスタマイズが好き。送り手は客に仕事を残したほうがよい(ex.チキンラーメン)
- 回転寿司は「安い」より「おやじと話さなくていいから」入る
参考文献
- デビット・オグルビー「売る広告」
- ジョセフ・シュガーマン「シュガーマンのマーケティング30の法則」
- ジェームス・W・ヤング「アイデアのつくり方」
- ジョナサン・ボンド’リチャード・カー「消費者に無視されないアンダー・ザ・レーダー型広告手法」
- Joseph Jaffe「テレビCM崩壊」
- 酒井とし夫「小さな会社ですぐできる広告宣伝心理術」
- 佐藤雅彦「佐藤雅彦全仕事」
参照している文献
最終更新:2011年11月15日 00:20