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近藤敬「ロジカルセリング」(2010)

評価

★★★☆

ひとこと

営業プロセス毎に追うのではなく、顧客のニーズをどう把握して、どのように解決策を提示するかについて焦点をあてた本。営業プロセス的には、案件化~成約フェーズが中心。制限時間5分程度の短いケースやケーススタディがあり、自分で考えることもできる点が良い。


分類



目次

第1章 営業に立ちはだかる2つの「カベ」
  1. 勝ちに理由なし、負けに理由あり
    • 2つの数字
    • 仮説力と検証力
  2. 営業の価値
    • 営業の価値が見直されている
  3. 2つのカベ
    • ベンチャー系中小企業のオーナーの悩み
    • 悩みの顕在化と2つのカベ
    • 顧客ニーズと根本的な悩みのカベ
    • 目の前の窓口とキーパーソンとの間のカベ
第2章 「悩み」のカベ
  1. 「心からの悩み」を狙え!
    • 新興国の工場長の悩み
  2. 「刺さる」提案書、「刺さらない」提案書
    • なぜ顧客が起こり出したのか
    • 意思決定のメカニズム
    • 刺さる提案書作成のポイント
      1. 根本課題
      2. 判断基準
      3. 付加価値
      4. 問題解決実行力
  3. 刺さるポイントのつかみ方
    • 構造的整理と俯瞰
    • WHYツリ―とHOWツリ―
第3章 「ヒト」のカベ
  1. 基本的な考え方 相手を知る
    • 負けに偶然はない
  2. 押さえるべき情報
    • 当該会社のルールを押さえる
    • 意思決定者を押さえる(その1=3つのタイプ)
    • 意思決定者を押さえる(その2=絞り込む)
    • 意思決定者のクセを押さえる
第4章 2つのカベを壊す
  1. 「悩み」のカベと「人」のカベを統合する
    • イシュ-ツリーを組み合わせる
    • 法人営業の方法=問題1、問題2
    • 複数のキーパーソン対策=問題3、問題4
  2. 2つのカベを壊し、受注へ導く
    • 仮説検証サイクル
第5章 チーム力で2つの「カベ」を壊す
  1. ロジカル・セリングを組織へ組み込む
    • 営業成績を上げるチーム力3つの要素
  2. 対戦相手を選ぶ
    • 顧客セグメンテーションの考え方
    • 顧客セグメンテーション実施のポイント
    • 選んだ顧客の案件を増やす アカウントプランの作成と運用
    • 動機の明確化 商談の魅力度
    • パイプラインマネジメント
    • 営業PDCAの徹底 プロセス管理指標を用いた営業進捗管理
  3. 打席を増やす
    • 営業はなぜ忙しいか
      • 過剰な資料づくりの常態化
      • 業務効率化のコツ
  4. 打率を上げる
    • 組織力を活かした営業団体戦の活用
    • 営業マネージャーによるレビュー強化
    • 提案マネージャーの活用
第6章 ロジカル・セリング導入プロジェクトの実施例
  1. A社の場合 営業の質を変える
    • 規制の概念にとらわれている営業感覚を転換する
      • 合宿の成果
  2. B社の場合 提案力強化のブレイクスルーの実現
    • 提案内容、アカウントプランのレビュー
      • 問題点その1 「自社主体の考え方」
      • 問題点その2 「行きやすいところへ行ってくる」
      • 問題点その3 「受注までにやることが場当たり的」
      • 問題点その4 「顧客の声を聞けていない」
      • 問題点その5 「社内レビュー不足」
      • ワークシートに落とし込む
  3. C社の場合 営業を戦略に沿って行動させる
    • 会社の優先度に基づく営業
      • 顧客の優先順位を再確認する
    • 営業活動における4つの問題点
      • 問題点その1 「一律的な営業計画」
      • 問題点その2 「曖昧な営業行動計画」
      • 問題点その3 「つくりっぱなしの計画」
      • 問題点その4 「バラバラな営業管理」
      • 営業戦略をタスクに落とし込む
      • ステータス管理
      • 全社展開の仕方
  4. D社の場合 あるべき営業のあり方を構築する
    • 営業情報を効果的に分析する
      • 管理項目の再定義
    • 分析結果
      • 課題その1「キーマンへの接触」
      • 課題その2「迅速性」
      • 課題その3「顧客の声の入手と分析」
      • 課題その4「日々の行動への落とし込み」
      • 課題その5「受注確度定義の徹底」
    • 5つの課題に対する対策
      • 「何となく」から「確信できる」商談へ


気になる表現


メモ

  • 刺さらない提案の4大要因
    1. 課題の羅列→結局、何が重要な問題で、どこから解決していけばいいのかわからない
    2. 解決の道筋なし→何が、どのようによくなるかがわからない
    3. 対応策にいきなり入る→なぜ、その対応策が有効なのかわからない
    4. ひとりよがりの提案→購入側の求めるものに応えていない

  • 刺さる提案に必要な要素
    • 根本課題:意思決定者の問題意識
    • 判断基準:課題の判断ポイント、判断基準、必要とするインプット情報
    • 付加価値:顧客の問題意識や課題を解決するため、顧客がまだ取り組んでいないもの+α=現時点の我々の解答(ソリューション)
    • 課題解決実行力:我々が課題解決できるという証拠(事例)、他社より、より良く解決できるという証拠

  • 売上目標達成の3つの要素
  • 営業成績の向上
    • 対戦相手を選ぶ:提案対象を選び投資対効果を向上
      • 顧客セグメンテーションによる優先付け
      • アカウントプランの作成と運用
      • 案件に関わる人々の動機明確化
      • パイプラインマネジメント
      • 営業PDCAの徹底
    • 打席を増やす:提案機会の向上(顧客接点量の拡大)
      • 低付加価値業務の削減/排除
      • マルチチャネルでのシームレスな対応
      • 営業付帯業務の効率化
    • 打率を上げる:成約率向上
      • 機能別役割分担に基づく営業団体戦の活用
      • 営業なマネージャーによるレビュー強化
      • 提案マネージャーの活用

  • パイプラインマネジメント
    1. 良い案件を厳選:筋の良い引き合いを増やす(案件→引合→商談)
    2. 良い営業で勝率向上:個人のソリューション営業力(事前討議→提案→内示)

参考文献

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最終更新:2012年08月20日 13:05