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アルカンタラ「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク入門」(2009)

評価

★★★☆

ひとこと

思うように楽器が弾けないばかりか、あちこちが痛くなりはじめたので
遅まきながら手にした一冊。
ハウツー本ではなく、どちらかというと「気づき」を与えてくれる本。

分類


目次」

  1. アレクサンダーテクニークの基本原則
    • 第1章 自己(セルフ)の使い方
      • 統合体としての自己
      • 自己の使い方
      • 知性とは?
      • 姿勢について
      • リラクゼーションと緊張
      • 使い方と機能
      • エンド・ゲイニング
      • ミーンズ・ウェアバイ
        • 使い方と習慣(癖)
      • あるピアニストの例
    • 第2章 プライマリー・コントロール
      • チェリストの誤用(ミスユース)の例
      • プライマリー・コントロールとは何か?
      • プライマリー・コントロールを改善するには
      • プライマリー・コントロールと心身の機能
      • コントロールとは
      • 「考える→演奏する→評価する」という図式
      • アレクサンダーの提唱するもう1つの図式
    • 第3章 感覚認識と概念形成
      • 私たちの感覚認識は不完全である
      • ずさんな感覚認識にもとづく<意見>と<嗜好>
      • 第6の感覚=固有受容感覚(プロプリオセプション)<筋感覚>
      • 感覚認識がずさんになる理由
      • 「体験⇔考え」の悪循環
      • 感覚認識を改善するには
    • 第4章 抑制(インヒビション)
      • 誤用を誘発するもの
      • 誤用をやめるための働きかけ
      • 「何」を「どう」やるか
      • ノン・ドゥーイングとは
      • 抑制のタイミング
      • 抑制は常に継続する
    • 第5章 方向性(ディレクション)
      • 行為のさなかにも思考は働いている
      • 方向性は新しいタイプの思考法
      • 方向性と、瞑想やイメージ想起法との違い
      • <方向づけ>に使う言葉
      • 統合体としての自己への意識
      • 「締める」方向性と「拡げる」方向性
      • 解剖学・生理学の知識は<方向づけ>に必要か?
      • <傾向>と<対抗>
      • 自動的に起こると不本意な反応をなくす
      • 集中することと、周囲に注意を向けること
    • 第6章 行為(アクション)
      • 結果(エンド)と手段(ミーンズ)
      • 試みることをあきらめる
      • 評価するのをあきらめる
      • ためらいと執着を捨てる
      • タイミングをはかる
  2. アレクサンダー・テクニークのさまざまな取り組み(プロシージャ―)
    • 第7章 アレクサンダー・テクニークのレッスン
      • このテクニークは教育であって療法(セラピー)ではない
      • レッスンで直面する感情の混乱
      • エクササイズは存在しない
      • 手を使って指導する(ハンズ・オン)
      • テクニークの応用とグループ・ワーク
      • 機能的に優位な体勢
    • 第8章 呼吸
      • 呼吸をめぐる意見の混乱
      • 呼吸を直接的にコントロールすることはできるのか
      • 「呼吸の支え」とは?
      • してはいけないこと
    • 第9章 モンキーとランジ
      • モンキー
      • モンキーで起こりがちな誤用
      • モンキーのヴァリエーション
      • モンキーを応用する
      • ランジ
      • ランジで起こりがちな誤用
      • ランジのヴァリエーション
      • ランジを応用する
      • ランジをする、歩く、座る、立つ
    • 第12章 腕と手
      • はじめに
      • <椅子の背に両手を置く>
      • <椅子の背に両手を置く>の効用
      • 腕の方向性
      • 腕の力と強さ
      • 両側性転移と四極性転移
      • 歌う時の腕の使い方
      • アクシデントによるケガと手
      • 「演奏には向かない」手?
    • 第11章 囁く“アー”
      • <囁く“アー”>とは?
      • <囁く“アー”>のヴァリエーション
      • <囁く“アー”>の効用
      • <囁く“アー”>を応用する
    • 第12章 テーブル・ワーク
      • テーブル・ワークとは
      • セミ・スパインの体勢
      • テーブル・ワークを応用する
    • 第13章 さまざまな取り組みの組み合わせ
      • 複雑さと複合性は違う
      • 取り組みに組み合わせ方
      • 方向性のいろいろ
    • 第14章 自分で自分に働きかける
      • <ずさんな感覚認識>について
      • 観察する、気づく、模倣する、練習する
      • 「する」と「在る」
      • 鏡、録画、録音
      • チャレンジする機会を探す
      • 特殊な状況への適応能力
      • 日常での適応能力
  3. アレクサンダー・テクニークを音楽演奏に応用する
    • 第15章 演奏のテクニックとは
      • 総体としての自己
      • 身体の各部位は有機的に関連している
      • 身体の総体とは
      • コーディネーションの結果としてのテクニック
      • テクニックの再定義
      • 良いテクニックの特徴
      • テクニックを磨く
    • 第16章 日々の練習
      • 心構え
      • 日々の練習と自己の使い方
      • リズムについて
      • 楽器を使わないリズムの練習
      • 楽器を使うリズムの練習
      • 正しい繰り返しと間違った繰り返し
      • 練習で安心を得るためには
      • 練習時間の長さ
      • 練習の目的
      • 交互に行うこと、継続すること、持久力
      • 音楽的な観点から<交互>の原則を考える
      • 暗譜
      • 自分自身を評価する
    • 第17章 美的な判断
      • 正しい? 間違い?
      • 「普通」と「自然」
      • 「自然」と「文明」
      • 自発性、自意識、自己認識
      • 「本能」と「直感」
      • オリジナリティを持つこと、自然であること
      • 嗜好、自由、選択
      • 音楽解釈とエンド・ゲイニング
      • 舞台での振る舞い
    • 第18章 規範と逸脱
      • <規範>と<逸脱>の定義
      • 規範を洗練し、逸脱を予防する
      • 建築ブロック方式
      • 楽曲(レパートリー)の練習と<規範>
      • 作品の基本構造と装飾を見分ける
      • 強い・弱い、速い、ゆっくり
    • 第19章 継続の中の切れ間
      • 無音の間の中で<上向き思考>を持つ
      • 音を出さずに次の動きに備える
      • 音を出さない練習をする
    • 第20章 変数と定義
      • 音楽作品の<変数>とは
      • 変化のペースをゆるやかにする
      • 自然的な反応を崩す
      • 練習法の具体例
      • 即興演奏について
    • 第21章 トランポリン式の準備
      • 自己の誤用と不安定なテクニックとの関係
      • 動作の最終目的地を記憶させる
      • 正しい音を弾かねばという発想をやめる
      • ジャンプの前のトランポリン
    • 第22章 模倣について
      • 模倣とは
      • 芸術と個性
      • 人それぞれの条件を考慮する
      • 良いお手本とは
      • 誤用があると模倣はできない
      • 良い使い方の手本になるのは
      • 効果的で有益なモ表のしかた
    • 第23章 あがり症
      • あがり症の原因
      • あがり症への対処①
      • 感情と身体、お互いへの影響
      • あがり症を利用して演奏を成功させる
      • あがり症への対処②
      • 自信をつけるには
      • 薬(βブロッカー)の服用について
      • あがり症について、ネイガウスの解釈
    • 終章
      • <意識的な心(マインド)>
      • 人間本来の力を回復させる
      • 自分の責任であることを認める
      • <自制>と自由
      • 本当のコントロールとは
      • アレクサンダー・テクニークの限界
      • 理論と実践
      • 長い道のり



気になる表現



メモ

  • 自己(self)とは、身体(body)と心(mind)を分けない
  • 心(mind)の働きに関わる知性(intelligence)、身体(body)の働きに関わる姿勢(posture)
  • エンド・ゲイニング(end-gaining)⇔ミーンズ・ウェアバイ(means-whereby)
  • 感覚認識がずさんになる理由
    1. 慣れ親しんだものに注意を払わなくなるため
    2. 感覚は使い過ぎても、使わなくても損なわれるため
    3. 生まれつき感覚に不備がある場合
    4. 自己(self)を間違って使って居るせいで、感覚が信頼できないものになってしまう(ex.9.5lの水が入ったバケツに0.5lを足しても気付かない)



参考文献

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最終更新:2013年08月09日 13:09