森健「ビッグデータ社会の希望と憂鬱」(2012)
評価
★★★☆
ひとこと
2005年に発表されたのの大幅改稿ということでややいまさら感がある内容。
たた3章のジャーナリズムに関する内容は今改めて読んでも陳腐化していない。
分類
目次
- 序論:すべてがデータになる時代
- どんな情報でも配信可能という諸刃の刃
- ネットを支配していく検索エンジン
- ネットから生まれた参加型ジャーナリズムの行方
- ウェブの進化が民主主義を衰退させる
- ICタグが拓く未来
- いつでもどこでも個人情報が奪われる社会
- 社員の自由を奪う管理システム
- 安全と監視のトレードオフ
- バイオメトリクスで全国民を特性せよ
- ネットワークで分極化する社会で
メモ
- 「オーマイニュース」(韓国)、「JanJan」(市民記者による媒体。2005年当時は盛り上がるも下火に)
- EPIC2014
- 意思決定の外部性:発言すればするほど影響力が強くなる心理的な力学
- 情報の外部性
- 強制的外部性
- 市場外部性
- 同調外部性
- 沈黙の螺旋
- ビッグデータの活用
- 販売促進系
- 異常検出
- 予測系
- ビッグデータによるリスク
参考文献
- ベル,ゴードン「ライフログのすすめ」
- 城田真琴「ビッグデータの衝撃」
- パリサー,イーライ「閉じこもるインターネット」
- カー,ニコラス「ネット・バカ」
- サンスティーン「インターネットは民主主義の敵か」
- バラバシ,アルバート「新ネットワーク思考」
- レッシグ,ローレンス「コード」
- ドゥグッド,ポール「なぜITは社会を変えないのか」
参照している文献
最終更新:2013年12月28日 14:29