森村誠一「法王庁の帽子」
評価
★☆☆☆
ひとこと
TV向けな作品。ふしぎな念力というか、身近に実はあるかもしれない因縁にまつわる作品が集められています。ミステリーとして読まなければ、楽しみ方はあると思う。売却予定。
なお帽子といえば、やはり森村誠一「人間の証明」でしょうな。。。
この中では「余命殺人事件」が★★かな。
分類
収録作品
- 法王庁の帽子
- 捜査圏外殺人事件
- 魔光(フラッシュライト)
- 余命殺人事件
- 重い枯葉
- 殺人の天敵
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
特になし
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
メモ
ラストの一文
- 式村はもう一度、帽子の行方を見届けるために、南仏へ行きたいとおもった。
- ベルはいつまでも執拗になり続けた。
- 牛尾の声が曇った。
- もしそうであれば、ただ一本のペン、それも仇敵の一人がくれたペンによって、三人目の仇敵も同時に葬り去ったことになる。★★
- 北村のおもわくは速やかに膨張した。
- 棟居が感慨深げに言った。
参考
主人公
- 一昨年妻を亡くした壮年男性←牛尾
- 29歳フリーターの男性(前歴あり)←棟居
- 29歳主婦←牛尾
- 51歳余命6カ月の男←棟居
- 高級住宅街に住む夫人(俳人)←北村
- 八王子の老夫婦←棟居
最終更新:2010年08月21日 18:19