渡辺淳一「あとの祭り 知より情だよ」(2006)
評価
★★☆☆
ひとこと
悪くないのだが、ちょっと常識的な印象。
やっぱりこの人は医師だなと。躰に関する話がいい。
分類
目次
- なんでも病気に……
- 女優不在
- ボキャブラリーが貧困
- いい加減な生きもの
- 温泉は苦手だが
- 願えばかなえられる
- 知より情だよ
- 自然治癒力
- 熟年夫婦 その一
- 熟年夫婦 その二
- 熟年夫婦 その三
- 変わる食事と変わらぬ躰
- ピンクの天使
- さまざまなPくん
- 北方の悲劇をなくするために
- 喜ばしいことだけど
- 食べ放題だが
- 高齢者の再雇用
- 死亡欄あれこれ
- 病める人の立場から
- なぜ魚の切身は皮を表に出すのか
- 少年の死から考える
- 都会の孤独
- 現代セックスレス考
- 男は鮭、女は鱒
- 睡眠力
- 眠れぬ人
- 流行作家とは?
- なぜ、討ち入りの日は雪なのか
- 軽みの文化
- 年暮れる
- 秘すれば花
- 原作と映画のあいだ
- セックスの不満
- あとの祭りにならぬよう
- 自分の躰にきく
- 自己陶酔という才能
- 鈍さは才能
- 美の基準
- 「おじさんポスト」は?
- 「オイ」はいけない
- わたしの健康法
- 城山さんのこと
- テレビに出て思ったこと
- ドラフト制度、反対
- 広がる地方との感覚格差
- 増え続ける夫婦間暴力
だが日本人は総じて、深く考え、真剣に心を込めて話そうとする。
だからできない。
だいたい、ホスピタリティーなどというものは、心を入れないでやるもので、だから何度でも平気で頭を下げられるのである。(p158「軽みの文化」)
メモ
- たんなる老化をことさらに難しい病名をつけて騒ぎ立てるのはいかがなものか?
参考文献
最終更新:2010年08月21日 18:35