3-68-80 アベチヨハナ


「阿部ってひでぇヤツだなー。」
「そうか?」
千代は花井の胸に顔を付け、苦しそうに喘いでいた。
「だって篠岡が処女あげたいって言うんだもん。
オレが無理やりやったんじゃないぜ。」

なんでこんなことになったんだろう?
千代は麻痺した頭で考える。
あぁそうだ、阿部くんに好きって言って、それから…。
近くにいるはずの2人の会話が、千代にはなぜかやけに遠く感じた。



その日の空は真っ暗で、今にも雨が降りそうだった。
花井が忘れ物を取りに部室に戻ると、カーテンから明かりが洩れている。
(まだ誰か残ってんのか?)
そう思いドアを開けると、花井の視界に信じられない光景が飛び込んできた。

畳に足を投げ出して座っている阿部。
その股間には、四つん這いの千代の姿があった。
気配に気付いた千代が顔を上げると、唾液でヌラヌラと光る、
阿部の勃起したペニスが見えた。
「ご、ごめん!」
花井が慌てて部室から出ようとすると、
「いいよ、花井。」
と阿部が呼び止めた。
(い、いいって…。いいわけないだろうが…。)
花井がおそるおそる振り向くと、真っ青な顔の千代と目が合った。
小さな肩が小刻みに震えている。
「は、花井くん、お願い、誰にも言わないで…。」
とっさのことにパニックを起こした千代は、自分のはだけたシャツから
白いブラジャーが見えてしまっていることにも気付かない様子だ。
(うおっと。)
花井は思わず目を逸らす。
座ったままの阿部が、千代に声をかける。
「ほら、篠岡。ちゃんと花井にお願いしろよ。
こんなとこ見られちゃって、オレだって困るじゃねぇか。」
千代は、全く困った様子もなく笑う阿部と、固まったままの花井を交互に見ると、
心を決めて花井の足元に跪く。
「お、お願いします。誰にも言わないでください…。」
そう言うと、震える手で花井のズボンのジッパーを下げた。
「ちょ、おい、オレ誰にも言わねぇよ!いいから、やめろ篠岡!」
言い終わらないうちに、千代は花井のペニスを取り出して口に含んだ。
(うわっ…。)
半勃ちだったそれは、みるみる硬度を増していく。
花井は襲いくる快感に、きつく目を閉じた。
静かな部屋で、ちゅぷちゅぷと卑猥な音が響く。
(やべぇ、なんだこれ…。超気持ちいい…。)
初めてのフェラチオに、花井は早くも射精しそうになる。
花井が目を開けると、阿部はニヤニヤと2人を見ていた。
視線を落とすと、泣き顔でフェラチオをする千代が見える。
(なんだよ、こいつら…。)
花井は言い知れぬ不安を感じながらも、ついに千代の口に大量の精液を放った。
「はぁ…。」
花井が膝から崩れ落ちると、千代はケホケホとむせながら、大量の濃い精液を吐き出した。
静かな部屋で、時計の音がいやにはっきりと聞こえる。
「さてと。」
壁に寄りかかって、2人をじっと見ていた阿部が、体を起こす。
花井と千代は身構えた。
「篠岡、オレの乾いちゃったよ。来て。」
阿部が言うと、千代はフラフラと近づいていった。
その様子を呆然として見ていた花井に、阿部は手招きをする。
「花井、手伝ってよ。篠岡がオレとやりたいんだって。」
(え!?)
花井と千代は顔を見合わせる。
先程の行為で終わりだと思っていた2人はうろたえた。
千代の大きな瞳には涙が浮かび、瞬きしたらこぼれてしまいそうだ。
「ほら、篠岡、泣いてたら花井が困っちゃうだろ。
気持ちよくしてやるから、メソメソすんなよ。」
阿部はそう言うと、千代の体を背中から抱き、はだけたシャツに手を入れる。
平らな腹を指でなぞると、全身の産毛が逆立った。
ブラジャーの肩紐をずらすと、小ぶりな胸が露出する。
薄桃色の乳首に阿部の指が触れると、プクっと勃ちあがる。
つまんでひねると、千代の唇から息が洩れた。
スカートを捲って太腿を撫でさする。
一番奥まで手を入れると、そこは温かく湿っていた。
「もう濡れてるじゃん。花井のチンポ舐めて興奮した?」
阿部が千代の顔を覗き込むと、千代は顔を紅潮させて首を振る。
「嘘つくなよ。オレの見てる前で、花井にフェラして感じちゃったんだろ。
なぁ、もっと花井にイイコトしてもらえよ。」
阿部は千代のショーツに手を突っ込み、熱いぬかるみをかき混ぜる。
「んん…。」
千代の背中がぐっと反った。

「花井。」
2人のやり取りを、ボーっと見つめていた花井は、我に返って阿部を見た。
「脱がしちゃってよ。」
「え?あ、あぁ。」
慌てて近寄って、捲れたスカートの下のショーツに手をかけた。
両手でするっと脱がす。
剥き出しの白い太腿。
その付け根には、薄い陰毛で隠しきれない肌色の亀裂が見えた。
阿部の指がぬめった肉の狭間を往復する。
先端の突起に触れるたびに、千代の体に電気が走った。
「ココが気持ちいいんだ?」
耳元で阿部が問いかけると、千代は阿部の腕に強くしがみついた。
「花井にもっと気持ちよくしてもらいなよ。舐めてって言ってみ?」
阿部は千代の耳を舐めながら囁く。
「ヤダ…。そんなの言えないよ…。」
千代は痺れるような快感に身悶える。
「いいから早く言えよ。」
阿部が冷たく言い放つと、千代は泣きそうな声で言った。
「舐めて…。」
花井は目の前の2人を見る。
なんなんだ?これ。
「花井、篠岡のお願い、無視すんなよ。」
阿部が笑いながら言う。
「あ。」
花井が言われるままに顔を近づけると、そこはいやらしい匂いがした。
震える指で触れてみる。
左右に広げると、赤く充血した膣口と、小さな突起が見えた。
花井の舌が柔らかく触れる。
舌でクリトリスを押しつぶすように舐め、チュッと音を立てて吸い付く。
「ひ、あ。」
鋭い快感に、千代は小さく叫んで腰を跳ね上げた。
この状況がなんだかおかしくなって、花井は思わず笑った。
「オレも気持ちよくしてよ。」
阿部が千代の目の前にペニスを突き出す。
千代は下半身を花井に預けたままで、身を起こしそれを咥えた。
花井の長い指が、千代の中に入っていく。
クリトリスを吸いながら浅い所を指の腹で擦る。
背筋がぞわぞわして、千代の足にグッと力が入った。
「あ、イッテェ。」
千代の歯が当たって、阿部が声を出す。
「ごめんなさ、あっ。」
吐き出したペニスを握ると、千代は泣きながら首を振った。
花井の指の動きが早くなる。
千代はうわごとのようにいや、いや、と繰り返したが、花井の執拗な愛撫を受け、
ついに体を震わせて絶頂に達した。
花井が指を抜くと、ピュッ、ピュッっと、温かい液体が飛び散った。


千代は肩で大きく息をしている。
「ほら、気持ちよくしてもらったお礼、しなよ。」
阿部に促され、千代はのろのろと花井に近づくと、再びフェラチオを始めた。
「う、おっ。」
花井は思わず声を出す。
阿部は後ろから篠岡のスカートを捲り、裸の尻を両手で掴んだ。
亀頭をあてがうと、千代の体が硬直する。
挿入しようとするが、きつく押し返されてなかなか入らない。
「篠岡、力抜いて。大丈夫、怖くないよ。」
阿部の言葉に、千代は泣きそうな顔で頷く。
狭く熱い膣内をゆっくりと進んでいくが、なかなか根元まで入らない。
どうしても逃げてしまう千代の腰を、阿部ががっちりと抑えて押し込むと、
進入を拒んでいた肉の抵抗が突然消えた。
「いっ…。」
千代は言いかけて、ぐっと堪えた。

いつのまにか室内は温度があがり、暑いくらいになっていた。
阿部が激しく腰を打ち付けると、肉のぶつかり合う音に合わせ、水音が聞こえる。
「ははっ、すっげぇビチョビチョ!」
ペニスを咥えていた千代の唇から、くぐもった喘ぎが洩れる。
千代は息苦しさに、咥えたそれを吐き出し、ぎゅっと握った。
体が熱い。
阿部と繋がっているところから、痺れるようなゾクゾクした感覚が
背中を這い上がってくる。
「あっ、あっ、いやぁ、阿部、くん。なんかヘン、だよぉ…。」
千代は花井にもたれるようにして、体を支える。
花井が千代の髪を撫でる。
膣内がきゅう、と締まり始めた。
千代の口から涎が垂れる。
「うぅ~!」
その瞬間、阿部がペニスを引き抜いた。
「!?」
「はーい、ここまで。」
千代は痙攣する体で、振り返って阿部を見る。
「後は花井に気持ちよくしてもらいな。」
花井は気まずそうに千代を見たが、千代はもはや、抵抗することはなかった。
膝立ちの花井に向き直ると、押し倒すようにのしかかり、騎乗位で挿入した。
「よくできました。」
阿部は千代の頭を撫でると、そのままグイっと花井の胸に押し付けた。
「…?」
阿部は千代の後ろの穴に狙いを定めた。
意図に気付いた千代の顔が恐怖で歪む。
「い、いや、そこは…。」
言うよりも早く、愛液でヌルヌルの亀頭がそこをこじ開けて入り込んだ。
千代が悲鳴をあげる。
「いやーっ!いや、許して、お願い!いやぁ!」
阿部は千代の背中を抱くように掴まえると、耳や首筋にキスをしながら優しく囁く。
「大丈夫だから、力抜け。お前の処女、オレが全部貰ってやるよ。」
そう言って深く貫くと、千代の体ががくがくと震えた。
2本のペニスに貫かれ、思うさま揺さぶられた千代は、そのまま気を失った。
「やべっ、おい!オレ、イキそうだ!篠岡、どいて!」
花井が言うと、
「おっと。高1で妊娠しちゃったら、かわいそうだもんな。」
と、阿部が千代の体を抱えあげた。
ずるん、と花井の大きなペニスが現れ、真上に精液が飛び散る。
阿部はぐったりした千代を、後ろから激しく犯すと、そのまま中で果てた。



千代が目を覚ますと、花井も阿部もすっかり身仕度を終えて、
部室の掃除をしていた。
体がだるくて起き上がれない。
まだ服が乱れたままの千代の体には、阿部のシャツがかけられていた。
(阿部くんの匂い…。)
すぅっと息を吸い込む。

「なー、オレが言うのもナンだけど、お前篠岡と付き合わねーの?」
ふいの花井の声に、千代の心臓は飛び出しそうになった。
「付き合わないよ。」
阿部は迷わず即答する。
千代の胸がチクンと痛んだ。

「だって、篠岡はお前のこと好きなんだろ?
誰か他に好きな奴でもいるのか?」
花井が問うと、阿部は頭をカリカリとかきながら、いや、と言った。

そんなに千代のことを受け入れられないのだろうか。
そう思ったら、千代は涙が溢れてきた。
阿部のシャツで顔を隠す。
「篠岡可愛いし、人気あんのに。もったいねーな。」
花井が千代をチラリと見ながら言うと、阿部は小さく息をついた。
「部員の中にだって、篠岡を気に入ってる奴いるだろ。
そいつらのテンションが下がったら困るじゃん。」
花井は不思議そうに阿部を見ている。
「つーか今のオレらはどーなんだよ。」
花井の言葉に阿部はふっと笑う。
「わっかんねーなぁ。まぁお前がいいならいいんじゃないの。
これからもマネージャーはみんなのものってワケね。」
「そうそう。みんなでさ、共有すればいいんだよ…。」
なんとなく噛みあわない彼らの会話に、千代は背中が冷たくなるのを感じた。

千代が体を起こすと、振り向いた阿部と目が合った。
阿部は笑った。
「あ、起きた。大丈夫か?」
花井の声は聞こえていたが、頭に入らない。
阿部が膝をついて、千代の体を抱き起こす。

「篠岡は、みんなのものでいてよ。」
千代は冷たいままの背中に、ほんの一瞬寒気のような快感を感じた。

私はこれから、どうなるんだろう…?
最終更新:2008年01月06日 19:33