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「痛い…、よ。」

まだあんまり濡れてない篠岡に、無理矢理ねじ込むと、小さな声で訴えてくる。
オレはなんも言わずに、そのままぐりぐりと腰を動かした。
シーツを強く握る篠岡の手は、少し震えていて、肌はじわりと汗ばんでいた。
これは、痛みによるものなんだろうな。冷静にそんなことを考える。

可哀想…。
頭に浮かんだ感情を、そのまま端っこに追いやる。
痛くても、可哀想でも。仕方ないんだ、これはおしおきだから。

だって、篠岡はほかの奴に優しすぎるんだ。
ただでさえこんな可愛いのに、その上優しいなんて、ダメに決まってるだろ?
みんな篠岡のこと好きになっちゃうよ。
オレの篠岡なのに。オレだけのものなのに。

汗がオレの顔を伝って、篠岡に零れ落ちる頃。
痛いと言っていた篠岡は、薄く開いた唇から甘い声を漏らしている。
すぐ気持ちよくなっちゃう、やらしい篠岡。これじゃおしおきにならないじゃん。

「は…、あん、気持ちいい…。」
小さな可愛い胸が、オレの動きに合わせて揺れる。
オレは篠岡を抱きしめると、その胸元に強く吸い付いた。
「や、わたし…。ィ、…っちゃう、かも…。」
「イッちゃ、ダメ。まだ、イカせてあげない。」

「えっ…。やだぁ…。」
動きを止めると、篠岡が体を震わせながら、オレを見る。
痛いの我慢してるみたいな、切ない顔で、オレをじっと見つめる。
「や…。お願い、もう、イキたい…、よぉ…。」
じっとしてるオレを、篠岡の熱い粘膜が、きゅっ、きゅって締め付けてくる。
動かなくても出ちゃいそう。

「ふぅん…。やらしいの。イキたいんだ?」
「だ、だって…。」
「じゃ、どうして欲しいか言って?そしたら、その通りにしてあげる。」
「ヤダ…。そんなの、言えないよ。」

「じゃ、止めちゃうだけだよ。」



篠岡から離れようとすると、首にぎゅっとしがみつかれる。
「やめちゃ、や…。もっと…。」
耳元にかかる息にゾクゾクした。
もうこれだけでも、メチャクチャに擦り付けたい衝動に駆られたけど、でも。
「もっと…?」
絡みつく篠岡の腕を解き、ベッドに押し付ける。
そのまま、おでこがくっつくくらいに目を覗き込むと、篠岡は顔を背けた。

「言わないの?」
ちょっとだけ突付くように腰を動かして、ずるりと引き抜く。
「あっ、イヤ、言う、言うから…。」
もう今にも泣きそうな篠岡の顔。頬っぺたが赤い。

「ぐちゅぐちゅ、ってしてほしい…。お、沖くん、ので。」
「オレの、何で?」

「…お○んちん、で。」
「どこをぐちゅぐちゅってすんの?」

―あ、泣いちゃいそう。
でっかい目に涙が揺れて、恥ずかしいせいなのか、ちょっと呼吸が荒い。

「お…ま○、こ…。」

篠岡の、消え入りそうな声の終わりを待って、激しく突きたてる。
「やらしい、なぁっ、もう…。」
「ひあっ…。お、きく、んっ、きもちっ…。」
閉じた篠岡の目から、じわっと涙が流れ出す。
下の方からは、オレの方が恥ずかしくなっちゃうような、卑猥な音。

「オレも、気持ちいいっ。篠岡、大好き…っ!」
「はぁっ、や、だぁ、もうイッちゃう…!」



胸まで飛び散った精液をティッシュで拭うと、さっきオレが付けた赤い痣が現れた。
篠岡はくたっとしたまま、まだ気づいてもいない。

篠岡が明日、ちょっとだけ襟の広い服を着てきたらいいな。
ほんの少しでいいんだ。見えるか見えないかくらいでいい。
そして、オレが付けたこの跡を。綺麗な白い肌に残る、オレのしるしを。

みんなに。





最終更新:2008年01月06日 19:13