6-450 小ネタ 小ねた@くりーむパイ
「田島君、今日残って。」
着替えて帰ろうとしていたら、モモカンに呼び止められた。
部室にたった1人で残り、モモカンを待つ。
やっべ、俺なんかやらかしたか?心当たりがあるような、ないような。
カチャ、とドアの開く音でそっちを見ると、モモカンと篠岡が入ってきた。
「ごめんね、待たせたねー。」
「監督に、しのーか?」
「田島くんちょっと、待っててね?」
何で、しのーかまで?
残される理由がわからず、更にしのーかまで一緒とはいったい?
混乱する俺を無視して、モモカンとしのーかが背を向けて何かゴソゴソと作業している。
「はい、お待たせー。」
その声に慌てて顔を上げて、固まった。
上半身裸になったしのーかが、腕を組んで胸を寄せあげ、無理やり谷間を作り、
モモカンが谷間に生クリームを搾っていた。
「「お誕生日おめでとう、田島くん。」」
恥かしそうに耳まで真っ赤にしたしのーかが、
「生クリームとけちゃうから、早く食べて?」
「おかわりあるからねー。」
と、モモカンも自分の胸にクリームを絞ってる。
マジ?食っちゃっていいの??
躊躇している俺に、泣きそうな顔でしのーかが聞いてくる。
「くりーむパイ、嫌い?」
ワケねーって、いただきまーすっ!!!
「て、ところで目が覚めたんだ!」
朝練後に、教室で今朝の夢を話す。
「おめで、とう。田島くん。」
「や、そんな話をされても困るんだけど。てか、ありえねーし。」
「いやいや、朝方の夢って、正夢ってゆーじゃん?」
「夢だけで終わらせとけよ。」
「万が一に備えて、搾るだけの生クリームをコンビニで買ってきた!」
抜かりはないと、自慢気に語れば、
「「ねーよっ!!」」
何故か、泉と浜田に突っ込まれた。
アレー、俺何か間違った??
最終更新:2008年01月06日 22:18