6-522-524 ハルスズ 榛宮
「あ」
部員が居なくなった静かな部室での出来事だ。
今日の下着はオレ好みだったので、ついつい凝視している最中の出来事だった。
オレの「あ」という発言に、身を捩じらせて羞恥を紛らわしていた先輩が、ビクっと身体を揺らす。
先輩はおどおどしながら、
「な、なに?どうかしたの?…どうかしてるの?」
と告げた。放っておいたら泣き出してしまいそうな先輩の表情。
オレの中にあるサドっ気に火をつけるには十分だ。
だけど今は先輩にひどいことをしたい気分でもない。オレの気は一点にしか集中しなくなってしまった。
なかなか問いかけに答えないオレに、痺れを切らしたのか。
先輩はもう一度、
「ねえ、榛名。わたし、へんなとこあった?」
と言う。言葉では言い表せないほど不安そうだ。先輩があまりにもいじらしいのでオレは思わず噴出してしまう。
あ、ヤベェ。笑いを抑えようと口元に手をやる。
「なんで笑ってるの?ちょ、!」
先輩が身を起こして追及してこようとするので、オレは肩を押して再度寝かせてやる。
先輩は不安というより、怒っているような雰囲気だった。
そりゃそーか。恥ずかしいところ凝視されて、しかもクスクス笑われて。
先輩をこのままにしておくと、きっと不機嫌になって、ヤらせてくれなくなるかも分からない。
昂ったまま放っておかれるのはかなーり困る。寝かせた先輩を起き上がらせた。
なに。どした?」
「いや、寝たまんまじゃ見え無いんす」
「えぇ?見えないって、なに?どういうこと?」
「ちょっと足立てて下さい。で、開いて」
オレの注文に先輩は応えようとしない。おおかた恥ずかしいってところか。
このまま黙って待っていても先輩が動く気配はない。ので、実力行使。
後ろから抱え込んで、体育座りの間に先輩を挟める。
耳元で「涼音、」と呟きながら先輩の足にオレの足を絡めて無理矢理開かせてやった。
先輩は頻りに「やめて」と呟くけど、ムシ。だって、先輩、気になるっしょ?オレが笑った理由。
ゆっくり太股に手の平を這わせると、先輩は悩ましげにため息をついた。やっぱエロい。
「や、榛名!なんで笑ったか、ちゃんと教えて」
「教えますって」
教る、と言いつつも先輩の反応を楽しんでみる。
先輩も先輩で満更ではないようだ。しっかり感じてやがる。
本当に教えて欲しいと思ってるんだろうか、と疑問に思うほどだった。
とうとう太股の付根辺りに手の平が進む。
先輩は一段とびくりと身体を震わせた。
「コレっすよ、コレ」
とんとん、と右の太股の付根の、ある一部分を人差し指で叩いてやる。
「っえ?な、に?」
「だから、コレ」
「コレって、ぁっ、ん、な、っあ、やだっ」
「コレですよ。見て」
まあ、見る余裕なんてないか。露わになった豊満な胸を下から掬い上げるように揉んでやると、先輩が面白いくらいにびくついた。巨乳が感じにくいだなんて嘘、実際今目の前でやらしい声を漏らしながら感じている女性がいる。
「先輩、此処に傷が」
先輩の勃って来た乳首をくりくりと指の腹で回し、胸を揉みしだきながら言うと、喘ぎ喘ぎ「う、うそお、知らない…あんっ、よお…」と返ってくる。
そりゃあ、ねえ。こんなとこ自分でじっと観察しない限り、知らなくて当然だろ。
先輩は恐る恐る覗き込んでいる。あ、ヤベェヤベェ。先輩のこの姿は官能を刺激する。
だって、ヘタすりゃ先輩が自分のアソコを覗き込んでいるようにも見える。
「な、あるっしょ」
「ん、ビックリした…いつついたんだろ」
「…ほんとエロい」
「…なんでそうなる」
「だって、普通ンなとこに傷なんかありますか!?」
「榛名だってあるかもしんないじゃん!」
先輩が声を荒げるので、
「じゃあ、涼音、俺の見てみれば?」
と言うと、真っ赤になった先輩に「榛名のバカ!ヘンタイ!」と叫ばれた。
最終更新:2008年01月06日 22:22