8-511 アベチヨ
貴方副主将、私マネージャー。
貴方三橋君の妻、私みんなのマネージャー。
どうしても埋まらない溝はどうしたらいいの?私は考えた。考えて考えて考えた結果、私は阿部君を草の上に押し倒す。
(ああ、青くさい。何がとは言わないけど。)
阿部君の顔、一言で言うとぽかん。可愛くて可愛くて、私阿部君が好き。隠しきれなかったし、抑えきれなかった。
(でも私がんばった。少なくとも、貴方の怪我が治るまでは。)
阿部君は不機嫌そうな不可解そうな、そんな瞳で私を見る。私だけを見る。怯えているようで、とっても素敵だった。
(こえた一線のさき、貴方は誰で私はなあに?)
最終更新:2008年08月17日 00:11