9-99-100
人を選びそうなものを落とすぜ。ケダモノ注意。
ご主人様がお風呂から出てきたので尻尾を振って待っていたのに、
「あーハイハイ、アイちゃんいい子だねー」って頭をおざなりに撫でただけで
ベッドに寝そべって何かをぱらぱらめくっている。
ご主人様は「やきゅう」というのに熱心なのはいいのだけど、
最近私のことを構ってくれない。
何度か連れてってもらった外で見た「やきゅう」は確かに楽しそうだったけど、
それでご主人様が私を邪魔にするのはなんだか気に入らない。
ベッドに前脚をかけてよじ登り、ご主人様の足の裏をぺろりと舐める。
「っひゃっ! あ、アイちゃん、だめよ、メっ!」
ご主人様は起き上がると私を抱き上げてくれたけど、
ここんとこずーっと私、ほうっておかれたんだから。勘弁してあげないんだから。
前脚でご主人様の胸をつんつんと軽くつつく。
身を捩じらせたご主人様は私を落っことした。ひどーい。
「ああ、ゴメンゴメン」
私の頭を撫でようとしたその手を舐める。
指の間を何度も舐めると、ご主人様が上げた声がなんだかさっきと違う響きになってきた。
私もご主人様も女の子ですからね、気持ちいいところはお見通しなんですよ。
ご主人様が油断している隙に再びベッドへと上がりこみ、ご主人様のキャミソールの中へ潜った。
ご主人様、出かけない日のお風呂あがりはブラつけませんものね。
「あ、ちょっと、アイちゃん、ダメよ、あぁっ」
おっきなおっぱいをぺろぺろ舐め回しながら時々前脚でたしたしっと叩くと
ご主人様の声がどんどん甘くなって、下からはオンナの匂いがしてきた。
ご主人様、気持ちいーんだ。
すっかり仰向けになったご主人様の体から後ろ脚とお尻でよちよち降りると、
脚の間をぺろぺろ舐めてオンナの匂いのする方へと近づいていく。
「あふ、あ、アイちゃん、んん、も、イタズラしちゃ、ダメ」
そうおっしゃいますけどね、普通なら私をさっさとどかすはずのご主人様は
今私のされるままで無抵抗なのは気持ちいいからでしょ?
薄い布越しにぺろぺろ舐めていくと、ご主人様の声はどんどん甘く色っぽくなって、
オンナの匂いも強くなっていく。ご主人様の体が熱くなっていくのがわかる。
どんどん舐めていくと、急にご主人様の手が私を押さえつけた。
怒られると思ってビクッとすると、ご主人様はすっかりびしょびしょになった下着を脱いで
手を後ろについて上体を支えるようにして座るともう一度足を開いた。
「アイちゃん、今度は直接。ね」
はあいご主人様、もっと気持ちよくしてあげますからね。
さっきと同じあたりを舐めると、ご主人様の中からしょっぱい水が溢れてくる。
舐めているうちに反応が他のところと違う、ぷっくり膨らんだ場所を何度も舐めると
ご主人様の声は人間というより動物のそれに近づいてきた。
「アイちゃん、そこ、そこが、っは、い、イイのぉっ」
メス犬仲間として、もっともっとご主人様を気持ちよくしてあげる。
「はぁ、も、やぁ、ああん、あ、ああああーっ!」
ご主人様の腰がビクビクっと跳ねて、それからぐったりと動かなくなった。
「……っていう夢を見たんだ」
「いやー、エロ話は泉と水谷で2トップかと思ってたのに」
「まさか沖がねえ」
「そんなオヤジ向けエロ小説みたいな内容をなあ」
「しかもモモカンとアイちゃんってことはレズと獣姦ダブルかよ、根が深いぜ」
「沖、何か心配事があるんなら言いなね、相談に乗るよ」
仲間の哀れむような目を受けながら、沖は盛大にため息をついた。
最終更新:2009年01月13日 22:29