1-834-835 レンルリ4
「ん、く…ぅ…」
溢れる蜜をかき混ぜる淫らな水音が耳に響く。恥ずかしいのに、止めてと言い
たいのに、体の熱がどんどん上昇する。
「ンっ、んんっ」
高く上がる声が自分じゃないみたいと思っていられたのもそこまでだった。
「や、あぁ…っ!」
一番敏感な場所に、柔らかく濡れた舌がねっとりと絡みついた。表面の滑ら
かな感触を楽しむように、舌先で舐め上げられて爪先が跳ね上がる。
「だ、ダメっ。そ、れ…」
全身に電気が走るような刺激に耐えられそうもなくて制止すると、廉が下肢の
間からはにかむような笑顔を覗かせた。
「ルリの…つやつやして、る。かわいー、ね」
うっとりしたような目線で狭間を見やる。
「ピンク、でちっちゃくて、震えてる、よ」
言いながらまた顔を伏せる。小さな尖りを下から舐め上げられると、きゅぅぅと
小さな口が埋め込まれた指を締め付けてしまう。
「ひ…ぅ!」
「…気持ちイイ? ちゃんと、出来てる?」
不安そうな声と裏腹に、辿る舌は執拗で。埋め込まれた指が本数を増す。
「は…ン…んっんんッ」
「ん…。そんな、に揺すらないで、よぅ」
困ったように告げられて、自分が淫らに腰を揺すり立てているのが分かった。
大きく脚を拡げて、イイ所を廉の舌に押し当てるように動かしている。恥ずかしさ
で死にそう。そう思うのに止められない。
「と、止められないの…っ」
「そ、ゆこと言うと、我慢できなくなる、よぅ」
必死に残る片手で前を押さえながら廉が言っている。けれど止められない。
「は……あァッ!」
深く根本まで咥え込んだ瞬間、真っ白な光を閉じた瞼の向こうで感じていた。
最終更新:2009年11月01日 00:03