2-694-715 レンルリ2
背中にしっかりと感じる腕が、瑠璃の服に皺を寄せた。
小さい時しがみついた理由とはもう違う、強い力で。
瑠璃の思考が、一気に全てを飲み込んでいった。
あのとき、守っていたのは廉。
今、守られているのは、私。
廉は言えなかったんだ。私が泣くのがわかっていたから。
廉はずっと前からわかっていたんだ。
私が女の子になってということに。
「……置いて、いかないで…」
自分の声のか弱さを感じながら、廉のシャツにも深く皺を寄せた。
「嫌いじゃないもん…」
好きなの。
だからこんなに悔しい。
守ってあげたいんじゃないの。
そばにいたいの。
「俺…、ルリを、傷つけるしか、できない、から……嫌いで…いいん、だ」
諭すように髪を撫でる廉。
弱い自分を見せてはいけないと思っていたから、
今包み込んでくれている廉の優しさに涙が止まらなかった。
学校で話さなくなったのも、一緒に帰らなくなったのも、全部そう。
もうずっと前から廉は私を守っていてくれたんだ。
不器用な廉の、一生懸命な守り方。
私が傷つかないように。泣かないように。
「ごめん、ね」
廉はそう言って、腕の力を緩めた。と思ったら、
あったかい唇が瑠璃の唇に重なった。
そのまま、体温をじんわり感じるように、触れるだけのキス。
頬が合わさる。
お互いの涙がひとつになって、落ちた。
「お、オレ、ルリが好き、だ…」
唇を離し、廉が恥かしそうに俯いた。
瑠璃は廉からもらった暖かさ以上に、体温が上がっていくのを感じた。
両手で廉の頬に触れ、つるつるとした感触を確かめて、上を向かせる。
舌をちょっとだけ出して、廉のふにふにの唇をぺろっと舐める。
唇が、柔らかそうなんだもん。
マシュマロみたいなんだもん。
「ルリ…」
「ん…?」
廉はそう言うや否や、一度離した体をもう一度引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「レ、ン…くるし、」
「ル、リ。もっかい、しても、いい…?」
抱きすくめたまま、廉がたずねてくる。
首元が、少し震えてるような気がした。一層上がる体温。ドキドキが止まらない心臓。
廉が、覗き込むように見つめてくる。お互い、頬が上気しているのを感じた。
瞼を閉じて、腕の強さを感じた。半分開いた唇に、もう一度、柔らかいそれが触れた。
おずおずと、廉の舌が瑠璃の唇をなぞる。
すこし躊躇ったあと、もっと奥まで探るように入り込んでくる。カラダがぞわぞわとした。
瑠璃も、あったかい唾液に濡れた廉の舌を感じると、ゆっくり自分の舌を伸ばす。
初めての、ぬるぬるとした感覚。だんだんと深く、舌を絡み合わせる。
お互いに、頭がぼうっとしていた。
何コレ。キスって気持ちいい…。
レン…
俺、は。
瑠璃の、泣いている顔なんか、見たくなかったんだ。
いつも笑っていてほしかった。
気丈に俺を庇ってくれる彼女の強さを、優しさを、わかっていたから、
彼女まで、俺のせいで周りから冷たくされて辛い思いをするのなんて耐えられない。
俺の好きな女の子。
野球部で俺がマウンドを譲らないせいで、チームメイトから嫌われだしてから、
それはクラスメイトとか、それまでいた野球部以外の友達にまで伝染しだした。
瑠璃はいつも、へタレな俺を守っていてくれた。けど。
こういうことになってからは、瑠璃を巻き込んじゃいけないと思ったんだ。
あからさまに瑠璃を避けることしかできない自分に苛立ってはいた。
けど他に方法がわからなかったんだ。
俺が冷たくするたび、切ない表情を浮かべる瑠璃。
その度に苦しかったけど、他に方法がなくて苦しかった。
西浦を受けることが決まったときも、瑠璃には絶対言えなかった。
だって俺が離れてしまっても、何か瑠璃に辛いことがあっても、
その涙を拭ってあげることはできないんだ。
どうせ泣かせることしかできないなら俺は。
瑠璃に嫌われたままでもよかった。
だけど。
瑠璃は、嫌いじゃないって。
俺、あんな酷いことしたのに。
嫌いじゃないんだ。
っていうことは。
好き、なのかな。
瑠璃も、俺を。
初めて、抱きしめた女の子。
なんていうか…信じられないほど柔らかい。
唇は、想像していた何倍も甘い。
あ、あ…瑠璃の舌がぬるんって、してる。
小さくて熱い舌先を、甘噛みしてみると、瑠璃の小さい体がぴくんって揺れた。
「ぅ…ん…ッ レ、ン…ッ」
瑠璃の甘い吐息を吸い込むと、俺までゾクゾクしちゃうよ。
夢中になって、瑠璃の舌を掬い、形のよい歯並びを舌でなぞる。
瑠璃の熱い唾液が溢れてきて、一滴も零さないように飲み干す。
俺は、何も考えられなくなる。
自然に、俺の手は瑠璃の細い首や、頼りない肩を撫でていた。
夢中でお互いの唇を吸いあいながら触っていると、
瑠璃の肌が鳥肌をたてているのがわかる。
手を、瑠璃のキャミソールの上に置いてみる。
手のひら全体でゆっくりと揉むと、
「!ぁ…ッ…」
瑠璃が俺の耳元で小さく声をあげる。
熱を含んだその声に、心臓が破裂しそうなほど大きく鳴り出す。
お世辞にも大きいとは言えない胸だけど、
華奢な体の中で、存在を主張する十分に柔らかいそれは、
俺の欲望を強く刺激した。
「…ルリ、あの……、」
「…な、に?…」
「……や、だったら、イイんだ、」
「…うん?」
「お、俺、その…あの、あの」
「…あは、何、よ。言ってみて」
「オレ、俺、ルリに、触りたい、もっと、いっぱい、した、い」
おそるおそる、表情を伺う。
火照った頬。
俺が今しがたまで吸い付いていたせいで、
小さく可愛い唇は唾液で妖しく光っていた。
大きな瞳はふあふあと俺を見つめ、
肌はしっとりと湿っている。
嫌っていう、顔、じゃない…
「……」
「あ、の、嫌だったら、いいんだ…けど…、」
自分の発した言葉に、恥かしくて真っ赤になる。
何言ってるんだ、俺。暴走しすぎ、た。
「あ、ご、ゴメ…うそ、」
瑠璃は、クスっと笑った。
う、俺、調子にのりすぎた…!
「いいよ……」
え?
「でも、恥かしいから、あっち、向いてて…?」
い、いいの?
でもあっち向くって…
「…あ、ルリ、そ、その…いい、の?」
「もう!恥かしいからいちいち聞かないでよ!
…レンも、脱がなきゃ、ダメだよ?」
「う、う…ん」
お互いに背を向けて。震える指でボタンを1つずつ外していく。
カッターを脱いで、その下のTシャツも、ばさりと脱ぎ去る。
下は、どうしようか。いや全部脱ぐのは恥かしいけど…
ていうか。振り返った瑠璃が驚いちゃうかも。
瑠璃を抱きしめて、たくさんキスをしていたら、
俺のはズボンの上からでもはっきりとわかるほどに膨らんでしまい、いたたまれない。
うーん。
…えーい!!ズボンも脱いじゃえ!!
背後から、瑠璃がたずねる。
「レン…終わった?」
「お、終わった、よ!!」
そう言っておそるおそる振り返る。
瑠璃が、下着姿で、ちょん、と正座していた。
真っ白の、下着。
瑠璃、可愛い。すごい。
瑠璃が、下着姿…
すごく華奢で、でもふんわりと女の子らしい曲線を描く肩や胸。
繊細なレースに飾られた胸に、目が釘付けになる。
柔らかそう、だ…瑠璃の。
「ル、ルリ…お、俺、あの……」
「やだ!恥かしいから、ジロジロ見ないでよ!」
瑠璃は俺があまりにも胸ばかり見るので、両手を交差して隠してしまう。
「だ、め、、ルリ、見せて」
俺は隠している瑠璃の手を、ゆっくりはずして、顔を近づける。
「やっ、近いよ、」
「ん…ごめ、」
手のひらで肩の形を確かめるように触れる。
ブラジャーなんて、間近で見るのは初めてだから、勝手がわかんないな、
背中に手を回して、両手でホックをはずそうとするけど、なかなかうまくいかない。
「う…、あ、れ?」
「もー。いいよ、自分で外す、から…」
瑠璃は両手を後ろに回し、ホックは簡単に外れた。
ストラップは肩にかかった状態だから、胸は隠れたまま。
「見ても…いい…?」
「いい、に決まってる、でしょ…」
瑠璃は頬を赤くして、ぷいとそっぽを向いてしまった。
するりとストラップを肩から滑らせ、隠れていたそこを露わにさせた。
B…Aカップくらいだろうか。ふっくらとしていて、透き通るような白い肌。
その真ん中で、薄い桃色の乳首が存在を主張している。
「わ…あ、ルリの、おっぱい…可愛、い」
素直な感想が口をついた。
「ど、どうせ、おっぱいちっちゃいもん。
レンだって、もっとボイーンって、おっきいのが、いいんでしょ!」
瑠璃は恥かしそうに、口を尖らせている。
「そ、そんなこと、な、い… 俺は、すごく……好き」
「あッ…」
顔を近づけて、両手でふにふにと揉んでみる。
両手ですっぽりと包めるそれは、確かに大きくはないけれど、
柔らかくて、手に吸い付いてくるように感じた。
薄桃色の乳首を口に含むと、ゆっくり舐めまわした。
「あ、あ…ン」
乳首がだんだんかたくなってきて、すっごい…ヤラしい。
「ん、そ…な、おっぱいばっか、だめ…」
「ぅ、だって、ルリのおっぱい、気持ちイイ、よ」
ちゅぅっと強めに吸い付いてみると、華奢な体はプルプル震えた。
「も…いい、今度は、あたしの番」
そう言って、瑠璃は俺に乗っかってきた。裸の肌同士がぴったり張り付く。
女の子って、柔らかい、んだな…
ちっとも、重くない。肌が直に触れて、気持ちいい…
瑠璃が、耳や、首筋に、ちゅ、ちゅ、と小さくキスを落としてくる。
ふわふわの唇が、俺の体に触れてる。瑠璃の、可愛い唇。
「う、ルリ…」
「レン、鳥肌、すごいよ…」
だんだん唇が、下に落ちてくる。
俺の、胸のあたりでぴたりと止まったかと思ったら、
乳首をペロリと舐め上げられて、体がビクンと跳ねてしまった。
「あっ…だ、め!ルリ…そこ、やだ…」
「ん〜…レンも、あたしにしたじゃない。男の子も、気持ちーんだ…ふふふ」
しつこく舐めたり、吸い付いたりを繰り返す。俺は女の子みたいに声が出てしまう。
口をつけるところが下がるにつれ、瑠璃は乗っかっていたお尻を、ずる、と後ろにさげた。
だ、めだ!
俺のが、瑠璃のパンツの、股のところに、
ぴったりとついてしまう形になった。
「…すごい!ココって、こんな硬いんだ」
手を伸ばして、つんつんと指先で突付いてきた。
「ちょっ…と、ダメ、だよ!…あ、あッ…」
瑠璃は、体を起こして、ソファから降りた。
レンも、起きて、と腕を引張られる。
俺はソファに座る形になって、
瑠璃は、俺の脚の間の床にちょこんと座った。
「ね、ココ、見てもイイ?」
「イイ、けど…」
エッチな気持ちよりも、興味深々といった様子だ。目がキラキラしている。
恥かしくて中々ボクサーパンツを下ろせなくいたら、
瑠璃が焦れて一気に足元まで引張って下ろしてしまった。
既に完全に大きくなってしまっていて、きつく反り返ったそれは、お腹にぺちっと張り付いた。
先にプクッと先走りの液が盛り上がっている。
「す、ごーい!こんな風に、なってるんだ。
おっきい、ね。変なカタチ…」
「あ、う…あんまり、見ない、で」
「いいじゃない!ここまできて何いってんのよ。ね、触るね」
人差し指で、先から零れそうになっている先走りをぬるぬると伸ばされる。
「なんか、出てる…ね。なに?これ…」
「う、うッ…気持ちいいと、出、ちゃうん、だ」
ふ〜ん、と珍しいものを見た、という風に、人差し指だけて亀頭を散々触られる。
「ル、リ…、、もっと、手、全体で、触って、よ」
「…えーと、握ってみるね?」
きゅっと、亀頭から竿の部分に渡って握られた。
熱いそれは、ビクビクと跳ねて、
先走りの液を更にたくさん出してしまう。
「あ、あッ、そ、そのまま、上下に、動か、して」
「うん…こう? 気持ちい?」
「…は、ァ、気持ちい…よ……」
握った手を、素直に上下に擦っていた瑠璃だったが、
何を思ったのか、いきなり舌をだして、ペロリと舐めあげた。
「あッ…」
「舐めてみても、イイ?」
そんな、フェラ…までしてくれるなんて。
もっとも瑠璃は、好奇心から、といった様子だけど。
温かい息がかかる。
じっと見られていることも恥かしいけど、それより、
今から起こる刺激に期待して、更に熱く硬く張り詰めてしまう。
限界までパンパンに張って、ぴくぴく震える。
瑠璃が舌をだして、ぬるりと裏筋を舐め上げた。
快感が、下から上に駆け上がってく。
「ん〜。変な味…ちょっと、しょっぱい」
ぺろ、ぺろ、と舌を押し付けるだけのもどかしい快感に、
俺はもっと上のことを、求めてしまう。
「う、、、ル、リ、口、開けて、くわえて、みて」
「ええっ!?コレ、口の中に入れるの?」
「そ、う…は、やく」
「なんか、ちょっと、怖い、よ…カタいんだもん」
「ぅ〜…」
さすがに、無理か。して欲しいな、口で…
「もぉー。そんな顔しないでよ!…ちょっとだけだからねッ」
そう言って、一気に上から半分くらいのところにぱくん!と咥えられた。
「わ、ァッ!…は、は、…」
舌がぬるぬると行き来する、頬の内側の粘膜に擦られる。
「ん、ぷ。ぁむ…」
「!ル、ルリ!すご、すごい、あ、あ!」
ちゅぱちゅぱと音をたてて、頭を上下させながら、
ルリは上目遣いに俺を見上げてくる。
狙わずして自然に見せ付けられる媚態と、
性器に与えられる初めての強い快感に、腰がビクビクと跳ねる。
「や、やらし…ッ、ルリ、ルリ!は、あ!」
「ぅ、っぐ、んぷ! げほ、げほっっ」
あまりの快感に、俺は夢中になって瑠璃の頭を掴んでしまう。
一気に喉にあたるくらいまでつきたてたられた瑠璃は、咳き込んでしまった。
「あ、ご、ゴメ…」
「けほ、、もぉー!苦しいじゃない!!息、できないでしょ!」
「だ、って、ルリの、口、気持ちよすぎ、て」
「初めてなんだから、手加減しなさいよ!」
涙目になって、俺の腿をぺしん、と叩いた。
「つぎ、お、オレが、する…」
床に座ってる瑠璃の脇に手をいれ、
1回立ち上がらせた。
すっごく、軽い。
こんなに、華奢なんだな。
背中と膝に腕を回して、お姫様抱っこの形で抱き上げた。
「きゃっ!ちょっと、レン!重いよ、下ろしてよぅ」
「重く、ない。ルリ、すごい、軽い。可愛い」
ソファの上にゆっくり横たえる。
綺麗な黒髪が、ふあ、っとクッションに広がった。
ぺた、ぺた、と手のひらで色んなところに触れてみる。
どこもかしこも柔らかくて、白くて、すごく綺麗だ。
「あははっ、こしょばいよー!」
子供のようにキャッキャと笑って、
身を捩るこの少女が、すごく愛しいと、思った。
軽く唇にキスをしてから、もう一度胸に触れる。
乳首がツンと立ち上がっていて、
なんだか小さくて甘い果物みたいに見えた。
ゆっくり口に含んで、舌で優しく転がす。
反対の胸は、優しく揉みしだく。
「ン、ぁ、…、くすぐったい、けど、気持ちい…」
小さく声を漏らし、俺の頭をふわりと撫でる。
ちゅぱちゅぱと音をたてて吸い付くと、ビクビクと震えた。
「あっ…。な、んか。ヘ、ン…あた、し」
瑠璃の息が、どんどん上がってきて、白い肌が、
なんだかうっすらピンク色に染まってきたような、気がした。
おへそのところも、ちゅ、ってすると、閉じている足を、もぞもぞさせた。
ブラとお揃いの白いパンツ。
レースが何枚も重なっているようなデザインで、
瑠璃の細くて白いからだによく似合っていた。
パンツの上から、そっと足の間のところの布を触ってみる。
布ごしに、うっすらと湿っているのを感じた。
「ル、リ…なん、か、ココ、濡れて、る…」
「ぅ、恥かしいからいちいち、言わないでよ、ぉッ」
頼りなさげに揺れている太腿の内側に、ちゅっとキスをした。
「ぬ、脱がす、ね…」
「や!ちょっと、待って!待って!」
恥ずかしさに瑠璃が声をあげた。
「ダメ、だよ、も、待てな、い」
両手で優しく腰のところの布に手をかける。
ゆっくり、スルスルとそれをさげて、小さい足から抜いた。
瑠璃は両手で顔を覆い、
耳まで真っ赤にしてされるがままになっていた。
「近く、で、見せて…」
「や、恥ずかしッ…あ!」
俺が足の間にはいると、瑠璃は観念して込めていた力を少し抜いた。
毛は、上のほうだけにしか生えていなくて、
あとはただ白いさらさらとした肌が続いていた。
ソコはぴったりと閉じていて、中の様子は見えない。
両手の人差し指で、ゆっくりとそこを開けてみる。
「レン、やだ、見ないで!あぅ、」
なんだか、想像していたグロテスクなものとはかけ離れていた。
小さく、でもぷっくりしたクリトリス。
その下はただただサーモンピンク色で、うにゅうにゅって、動いてる。
透明な液体が、うにゅうにゅ動くたびに中からじわって出てきてて、
違う生き物がそこにいるみたいだった。
俺は初めてみる女の子のソコに釘付けになってて、
それで、あまりにもピンクなそこが、なんだかおいしそうに見えた。
「ルリ、舐めて、みる、ね」
「や!だめ!汚いよぉ!!シャワー、あびてないんだよ!」
「い、いい、そん、なの。汚くなんか、ない…」
「ダメだってば!汚いよ、きたな…ッ、…あ!」
舌を出して、ぬるんっと舐めあげた。
しょっぱいような、
でもそれだけじゃなくて、
なんだかすごくえっちな味。
生温かくて、体の中から出てきたものなんだなっていう、感じがすごくした。
ちっちゃくて可愛いクリトリスに
ちゅって吸い付くと、瑠璃は大きい声をあげた。
「ひゃ!あ、あン!!」
「…ルリ、気持ちい…の?ココ、かたくなって、る」
「や、わかんな、ァ、い、ひぁ、あ!」
舌でくりくりと転がすと、面白いくらいに声があがる。
やらしいぬるぬるは、どんどん溢れてきて、
舐めても舐めても止まらない。
「ゆ、び。入れる、ね。力、抜いてて…」
ん、と瑠璃の了承を得て、
ゆっくり、右手の人差し指を入れてみた。
「ぁ、は、…は、ん」
そこは想像以上に熱くて、
すっごくぬめってて、きゅーーっと締め付けてきた。
「ルリ、い、痛くな、い…?」
「…ふ、ぅ、、、い、たくな、いよ……う、んッ」
ゆっくりゆっくり、出し入れしてみる。
瑠璃は、大きく息を荒らげて、俺を見る。
「レ、レン……も、ちょっと、強くしても、イイ、よ、」
ほんと、かな…すごく、キツいのに…。
指を2本に増やして、ぬぬ、とゆっくり入れてみる。
「あッ!あ、あン、う、う〜…」
ちゃぷ、ちゃぷ、と、潤ったそこから水のはねるような音がする。
動きにあわせて、中が動いてる。
熱くて、うにうにってしてる。
そのやらしい動きで、俺の頭も同じようにとろけそうだ。
「ぅっ、ん、な、んか…気持ちい、…かも、あ、、は、」
気持ちいいんだ、こんな、狭くて、苦しそうでも。
「あの…ルリ、お、オレ、したい、最後、まで…」
「ん…」
瑠璃はぽわっとした顔のまま、コクリと頷いた。
「あ、でも。こ、コンドーム、が、ない…」
今更そんなことに気づいた。
こんなことをするなんて思ってもいなかったから、
自分で用意しているわけがない。
でも、生でなんて、しちゃいけない。
どーしよう!
今から、買いに行こうかな。
ぐるぐる考えていると、
ルリが思いがけないことを言った。
「…ある、よ。たぶん、あっちの部屋…箪笥の、一番上」
瑠璃がそういって、おばさんたちの寝室を指差した。
そ、か。でもなんか、人のを使うって、変な気分だ…。
いや。そんなこと言ってる場合じゃない!
俺はすばやく部屋を移り、ガタガタと箪笥を開けてみた。
ほんとだ、あった…。本物を見るの、初めてだ
。
連なっているそれを、おじさんおばさんゴメン!
と思いながら1つピリピリと拝借する。
リビングに戻って、ソファに横たわる瑠璃の足元に座る。
ピンク色の、薄いゴム膜を、慎重に。装着した。
瑠璃が、プッと吹き出した。つられて俺も。
「なんか、すっごく、ヘンなかんじ!」
「ぅ、、そ、だね…」
そう言って。笑いながら、ちゅっと口付けた。
最後までしたいって、
言ってみたものの、
こんなとこに、俺の、入るのかな…?
俺。今から、せっくす、するんだ。瑠璃と。
瑠璃にずっと触れてたから、
俺のは、痛いくらいに勃ちあがってて、
1人でするのとは比べ物にならないくらいカタくなってる。
そろそろと、瑠璃の入り口にあてがう。
「ゆ、ゆっくりする、から!痛、かったら、言って」
「うん…」
「じゃ、じゃあ、行く、よ」
腰をすすめる。
けど、ぬるぬる滑って、入り口がきつくて、なかなか入らない。
「う、、あ、れ?」
「あは。レン、ゆっくり、してみて。焦んないで…」
瑠璃は、にっこり笑って、落ち着いてる。
女の子って、す、すごいな…。
俺は手すら震えて、自分の心臓の音がすごい聞こえて、
耳がジンジンしてた。
根元を握って、
焦点がずれないように、
しっかりあてがった。
片手は、瑠璃の腰を掴んでて。
グッと強めに押し込んだ。
入り口がきつくて、
亀頭のとこだけしか入らない。
ピリピリとした快感が、
股間から全身に伝わる。
「あ!!い、痛い!…う、」
「は、あ、ルリ、だいじょ、ぶ?抜こぉ、か…?」
瑠璃は眉間に皺をよせて、
涙目になっている。それでも、
「だいじょぶ、ン、う、う、入れてい、よ」
しっかりと、言った。
「…わか、った」
先が入ってしまったら、
一番奥までは、そんなに大変じゃなかった。
ぬるんっと、根元まで飲み込まれる。
信じられない、こんな小さいところに。
なんだ、これ。
気持ちいい、気持ちいい。
「ルリ、ル、リ、、すご・・・全部、入っ、た」
「…ッ!あ、は…!は、はっ、入った、ね。えへ…」
瑠璃の目に溜まっていた涙が、ポロリと零れ落ちた。
すっごく、痛いんだろう。
肩に置かれている手に、力がぐぐっと、こもってる。
でも俺は、もっと気持ちよくなりたくて、
ゆっくりと腰を動かした。
「あ、ぐ、!ふ、う、ぅぎっ……」
「ルリ、ぃ、キツい、よぉ…力、抜いて…」
「そ、なこと、言ったっ、て!あ、あ」
俺のを、ぎゅうぎゅうと締め上げてくる。
でもぬるぬるなんだ。
こんな感覚、知らない。
根元までまんべんなくきつく包み込まれて、
痺れるような快感に飲み込まれる。
瑠璃を気遣う余裕が、どんどん、なくなってく。
「ご、めん、ルリ、も…とまんな…ッ!」
それだけ言うと、
俺は腰をガクガクと振って、
自分でも自分を止められなくなっていた。
「やっ!!あ!い、いた!痛いよ、レン!レ、ン…ッ」
「ごめ、ごめん、ね、ルリ、ルリ、うぁ、あ、〜…」
痛さで体を強張らせる瑠璃を見ても、
快感に飲み込まれた動きを止めることはできなくて、
両膝を掴んで激しく揺さぶる。
謝りながら、激しく出し入れを繰り返した。
ぶちゅ、ぐちゅ、と、トロトロになったそこから、
ヤラしくてどうしようもない音がいっぱい聞こえてきて、
どんどん我を忘れてく。
「いた、い、よぉ、ん、!も、と、ゆっくり、ゆっくりしてッ」
熱い吐息を漏らしながら、
瑠璃が泣きながら訴える。
必死に理性のかけらをかきあつめて、
動きをとめた。
瑠璃はぐすぐす、と鼻を啜って、泣いている。
「レン、レン…!なんか、ヘン、変なの、」
「痛い、んでしょ、ごめん、俺、気持ちよすぎて、とまんなく、て」
「ちが、、なん、か、わか…んないの、痛いのに、、気持ちいッ…」
瑠璃が涙をポロポロ流しながら、
俺にぴったりと張り付くように首に腕を巻きつけた。
「ルリ、気持ちい、の…?」
「は、う、ナカが、じんじんって熱くて、きもちぃ、くて、でも、怖い、の」
「う、ん。俺に、ぎゅって、してて、いいから…」
泣いて熱くなっているほっぺに、ちゅってした。
半分開いてる唇に、舌を入れて、くちゅくちゅかきまわす。
「ん、ふ…ぅ、ん〜…」
瑠璃が必死で俺の舌に自分の温かいトロトロの舌を絡めてきた。
俺は唾液がいっぱい溢れてきて、
瑠璃の口のなかに流し込んでしまう。
こく、と喉を鳴らして、瑠璃がそれを飲み込む音が聞こえると、
俺の下半身が、また、ズクン、と疼きを感じた。
「動く、ね…」
「う、ン………」
瑠璃の両足を抱えて、俺の肩にかける。
「や!こんな、カッコ、恥ずかし…ぃ、よ、、あ!ン」
ずるっと亀頭付近まで引き抜いて、
それから、一番奥まで入れた。
ぐっちょ、ぐっちょ、と瑠璃の出した液体と、
俺のが擦れる音がする。
「あ、あ〜…、は、はッ、は、レ、レン…」
「ルリ、ル…リ!気持ちい、俺、気持ち、よぉ…」
「あ、たしも、ぉ……熱くっ、て、、きも、ち、の…レン、もっと、、して」
俺はたまらず、腰を大きくストロークして、
瑠璃の快感に歪む表情と、
押し出される声と、
ぐちゅぐちゅに音をたててるソコの感覚に浸る。
とっくに限界に達しようとしてるのを、必死で我慢する。
俺の背中に回された手が、ぐっと力を込める。
爪をたてて、痛いほど掴んできた。
「はァッ、は、レ、ン、レン!レン、なんか、変!気持ちい、の、きちゃう、よぉ」
「あっ、ルリ、ルリ!おれ、も、だめ、だ…ッ!」
瑠璃が一層強く俺の背中をかき抱いた。
ぐちゃぐちゃに混ざる思考。
混ざる気持ち。
混ざる体液。
このままドロドロに溶けて、ひとつになってしまいそうなかんじ。
「あぁ!は、あ!イ………ッ!!」
「う、ぐ…ッ、ルリ、ルリぃ、出る、出る!おれ、出ちゃうよぉ!!」
我を忘れて、声をだしていた。
瑠璃の中が、
信じられないほど強く締まった。
痙攣を起こすように、
断続的に締まっては緩んで、を繰り返すその動き。
俺は耐え切れずに、思い切り射精した。
全部が終わってから、
外したコンドームをどうするか、ってことで
2人でてんやわんやしたあと、
なんだかおかしくて笑いあった。
すごく汗かいてたから、
それから2人で一緒にお風呂に入った。
湯船にたっぷりお湯を溜めて、
恥ずかしがりながら、一緒に浸かる。
バスタブの背に俺が寄りかかって、
足の間にルリがちょこんと座った。
小さくて、可愛い。
細い肩。
後ろから、ぎゅっと抱きしめた。
ふーっ、と大きく息を吐く。
「…いっぱい、会いに、くる、よ」
「…うん。絶対、ね」
「野球、も、続ける」
「うん。試合、いっぱい観に行くね」
瑠璃が廉のほうにくるりと向き直る。
両手を廉の首に巻きつけて、肩に顔を置く。
ぬるいお湯が、ちゃぷん、とはねた。
「レンレン、大好き」
「オレも。ルリ、大好きだ」
そうして2人でにへっと笑って、
いつまでもきつく抱き合った。
私は、
初めて、廉の一番になれたよ。
繋いだ手を、
もう離さない。
おわり
最終更新:2009年11月07日 17:39