5-178-179 小ネタ 小ネタ 西広ハザード ◆VYxLrFLZyg
今日も今日とて、三橋は鼻血をだした。
「ったく。いい加減慣れろよな。三橋。」
ベンチに仰向けに寝て鼻血を抑えようとしている三橋に向かって、
阿部は冷たく言い放つ。
うちわで三橋を仰いでいた田島と泉が反論した。
「三橋は阿部と違って、純情って事だろ!」
「未だに鼻血だせるって、すごいぜ。阿部も三橋の心意気見習えば?」
二人の口撃にこめかみを引きつらせながら阿部は言葉をつづける。
「大体な、カントクの胸が揺れるたびに鼻血だすなんて、おかしいだろ?
オメーラだって、そんなことで鼻血だしたりしねえだろうが!」
休憩中のほかの部員が悪乗りをはじめた。
「まあ、揺れるのを見るだけで鼻血はかなり純情だよな~。」
栄口が心底感心したように発言し、
「三橋はピュアだな~。でもオレもアレが当たったら鼻血だすかも。」
沖は若干前向きな感想を漏らした。
「しかし、アレは慣れるしかねーだろ。っつーか入学して大分経つのに
まだ興奮するっつうのもすごいな。なんかもう、珍しくもなんともないよな。」
花井が顔を赤くしながら強がったセリフを発し。
「あんまり揺れるの見ると、取れちゃうんじゃないかと、実は心配になる。」
巣山が少々的外れな心象を打ち明けると。
「わかる!なんか痛そう!って思う!」
水谷が賛同した。
「オレ、チンコはさみてえ!って思うけどな。」
田島の発言に一同はげんなりし、三橋はさらに鼻血を噴き出した。
「まあ、胸見て興奮するなんて、童貞の証拠だよね。」
今までの悪乗りと意図の違う発言に
部員が一斉に発言主を振り向くと、ニッコリ笑って佇む西広がいた。
「い、今の発言に、質問したい人~?」
花井がそういいながら自らも手を上げると、みんな一斉に挙手をした。
「どういうことですか?西広先生?」
花井が手をマイクのように、西広に突き出す。
「え?ん~。やっぱりオンナのコってさ、胸揉んでる時よりも、
アソコを触ってる時のほうが反応あるだろ。?
オレとしてはいきなりソッチを触りたいんだけど、オンナのコは
まず胸を触るほうが、気分が盛り上がるらしいし。
そうして胸を十分可愛がった後、アソコを触るともうすごい濡れててさ。
触った瞬間ひときわ大きい喘ぎ声を出すのとか、もうなんか、ズキってくるよね。
オンナのコのあの時の顔って普段の顔とはまったく別でさ。
そのギャップがまたこう・・・クるよね。
オレの愛撫にいちいち反応するから、ゾクゾクするし、もっと気持ちヨクさせたいと思うよね。
指を入れると背筋のけぞらして反応するし・・・。
なんだか楽器を演奏してる気分になる・・あ・・・あれ?」
ふと、西広が周りを見渡すと
全員這いつくばるように、うずくまっていて。
三橋もベンチの上で向こうを向いて身を丸くしていて。
みなブルブル震えて劇的変化を起こしてしまったクララを抑えようとしていた。
その部員の様子を見渡して。
「みんな、純情だね。でも、いつまでも純情なのもいいと思うよ?」
西広がニッコリ笑いながら、どちらかといえば残酷な台詞を言い放った。
終わる
注:純情=童貞
最終更新:2008年01月06日 20:14