5-247-248 小ネタ in桐青 妄想話1


利央が西浦高校の篠岡嬢と付き合っている、と知った先輩方は、利央の目の前で好き勝手に喋っていた。

河合の「ああ、なかなか可愛かったな」の発言に端を発する。
そして利央を除く全員が『利央にはもったいねー!』と心の中で叫んでいた。
そんな中、山ノ井が「俺オカズにしちゃってるけど、皆は?」と言い出した。
「ちなみに山チャンは?」
「俺?俺はねー…」

(妄想中:以下内容)
可愛いウサちゃんになった篠岡さんに、フサフサの尻尾型バイブをお尻に入れて動かして、オナニーさせんの。
尻尾は抜いちゃ駄目ってなってるから、よつんばいになって前の口を慰めてんだね。
でも指だけじゃ物足らないから、俺のをオネダリするんだけど、「はしたないペットにはお仕置きだね」って尻尾バイブ使ってお尻でイカせるんだ。
で、篠岡さんの体を隅々まで愛撫して散々泣かせて、じらしてから挿入。
もう色々やってっからなすがままなんだけど、時折すがりついたり、指絡ませたり、ディープキスしたりしてくる篠岡さんを抱きしめてフィニッシュ。

(妄想終了)


「……って感じかな。彼女って調教したら楽しそうだよね」
笑顔で締め括る山ノ井。

「……まさか、そんなディープな妄想が最初に来るとは……」
島崎が呟き、
「結構、マニアックっすね……」
高瀬が同意し、
「まぁ、ウサギみたいな可愛らしさはある、けど…」
河合が視線をそらし、
「まさかウサギの着ぐるみ!?」
「んな訳あるか!バカ利央!」
的外れな疑問を投げ掛けた利央を、高瀬が殴りつけた。
「やだなー利央、バニーちゃんだよ、バニーちゃん。わかる?」
山ノ井が子供に教えるかのように利央へ言った。
「最初はバニーちゃんなんだけど、尻尾をつける時は下は何も着けてないからね。でラストは耳だけ」
「そこまで聞いてねえよ!」
島崎が叫んで、
「山チャンいい趣味してんなー」
「え、和さんなんすかそのしみじみ発言は」
「オレの彼女なんすけど」
後輩二人が河合に突っ込む。

しかし利央は気付いていなかった。
山ノ井は皆にこう言っていた。
『俺はオカズにしているけど、皆は?』

そう、皆に訊いていた。
そして山ノ井の他にあと三人いる訳で、もし彼等のうち誰かが篠岡をオカズにしていたら……。


それに利央が気付いたのは、二人目の妄想話の時だった。







最終更新:2008年01月06日 20:18