5-597 小ネタ 小ネタ 田島の妄想 ◆VYxLrFLZyg
「昨日は何回したの?」
「昨日は・・・一回しか・・してない・・。」
「ふうん?」
男にしては身長も低く、体型も華奢な田島の後ろから
千代はすっと手を回して田島自身をぎゅっと握り、耳元に口を寄せる。
「ああ!!」
「私の、何を想像したの?どんなポーズ?どんな表情?」
「そ、それはっ・・・!」
耳元で妖しく熱っぽくそう囁かれるが、後ろから掴まれているため、
田島からは千代の表情は読めない。
正直に告白するかどうか一瞬迷ったのを見透かされたのか、
さらに強く握られ、擦られた。
「うわぁっはっ!」
「ひどいね・・・田島くん。私をおかずに、ここをこんな風にして、楽しい?」
「そ、それは、しのーかが握ってるから・・」
「人のせいにするの・・?本当にひどいね。田島くんは・・」
千代はそういいながら、田島の背中の背骨の筋に沿って爪を立て、
ぎりりと引っ掛けながらゆっくりとなぞる。
「うっ・・・あああ!!」
「・・・っていうのを想像するのがスキだ。」
静まり返った部員たちが、真っ青な顔で田島を凝視する。
「田島、実はマゾだったんだな。」
ポツリと呟いた阿部の発言に、全員が頷いた。
最終更新:2008年01月06日 20:30