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『ダウントン・アビー』魂は細部に宿る―

20世紀初頭、イギリスが近代化へ向けて動き始めた時代を舞台に、田園地帯にある大邸宅 "ダウントン・アビー"で、貴族や使用人たちの間で繰り広げられる人間模様を描いた大ヒットドラマ『ダウントン・アビー DVD

シリーズの物言わぬ影の主役ダウントン・アビー邸には、ハイクレア城という本物の城館を使い、豪華絢爛な内装は、貴族の生活の華やかさを雄弁に語る。徹底的にこだわり抜いた美しい衣装に身を包む俳優たちは、俳優名よりも、むしろあえて役名で呼びたくなるぐらい。それも、役に徹した職人気質のイギリス俳優ならでは。

自分ならではの細部にあくなき情熱を注ぐ者を"オタク"とあえて呼ぶならば、この『ダウントン・アビー』は、イギリスのオタク魂から生まれた。

にかく仕事が細かい!
ついでにキャラクターたちも、独自のコダワリが細かい!
というか、キャラクターたちが個性ありすぎ。個性の演出も細かい!
だから、何度見ても発見がある。
古いものと新しいものの共存を目指した絶え間ない努力を、この国のドラマはまだまだ細かく続けているのだ。

「伝統と革新」、「プライドと知性」、そして「紳士淑女のエレガンス」――
イギリスが培ってきた美徳をドドーンと詰め込んだのが、この『ダウントン・アビー』という大ヒットシリーズなのだ。

パッケージにずらりと並んで写る『ダウントン・アビー』の住人たちのドヤ顔は、
「自分たちらしさをとことん突き詰めたら、世界に認められちゃいましたけれども」
と、言わんばかり。

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最終更新:2018年05月14日 12:55