日本のみならず全世界に韓国映画の名を知らしめた映画『シュリ』をはじめ、『カル』『8月のクリスマス』などに主演し、韓国を代表する俳優のひとりとして活躍するハン・ソッキュ。ここ近年はずっと映画のみに出演してきたハン・ソッキュが、1995年以来、16年ぶりのテレビドラマ復帰、しかも、韓国で最も尊敬されている歴史上の人物、ハングルを作った朝鮮王朝4代王・世宗(セジョン)を演じるとあって、話題を振りまいた作品。
民を愛する気さくな王の姿の裏で、自らの信念とそれを阻もうとする勢力との葛藤に苦悩する王の姿を繊細な演技で表現して、名優の貫禄を見せつけ、2011年のSBS演技大賞に輝いた。もうひとりの主人公、世宗を父の敵として命を狙いながらも、世宗に信頼され、謎の連続殺人事件の捜査やハングル創製事業を任されていくことになる武官、カン・チェユン役を、フュージョン時代劇『チュノ 〜推奴〜』で華麗なアクションと肉体美を披露し、2010年のKBS演技大賞を受賞したチャン・ヒョクが熱演。今作でもアクションと肉体美を披露している。ふたりの大賞受賞俳優によるダブル主演で、最高視聴率は27.3%を記録。2011年の最優秀作品賞に輝いた。
『
根の深い木 DVD』は、作家イ・ジョンミョンによる同名の歴史ミステリー小説を原作としている。イ・ジョンミョンと言えば、2008年に、パク・シニャン、ムン・グニョン主演で、朝鮮王朝時代の絵画世界とそれを題材にした歴史ミステリーで大ヒットを記録した『風の絵師』の原作者として有名だが、この 『根の深い木』は小説『風の絵師』の前年、2006年に発表された小説。"韓国のダ・ヴィンチ・コード"とも言うべき、史実とフィクションを巧みに絡み合わせた歴史ミステリーで、ベストセラーを記録した。『風の絵師』をヒットに導いたチャン・テユが演出、脚本は、『宮廷女官チャングムの誓い』や『善徳女王』をヒットさせたキム・ヨンヒョン、同じく『善徳女王』のパク・サンヨンの2大ヒットメーカーが再びタッグを組んだ。原作は、宮廷内で起こった謎の連続殺人事件を捜査していたカン・チェユンが、その背後に文字創製という秘密プロジェクトの存在に気付く…というストーリーだが、原作では脇役だった世宗をもうひとりの主人公に据え、カン・チェユンの復讐劇や秘密組織"密本(ミルボン)"といったオリジナルの要素を付け加えて、より深みのある作品に仕上げられた。
1418年、譲位により朝鮮王朝4代王として世宗(セジョン)イ・ドが即位したが、軍権を中心に実権は前王である太宗(テジョン)イ・バンウォンが握っていた。
王権強化のため有力な臣下をことごとく粛清してきたイ・バンウォンは、イ・ドの義父であるシム・オンとその一家を反逆罪で処刑する。
シム家の使用人の息子のトルボクは、幼なじみのタミと逃げ出すが、途中で離ればなれになってしまう。
月日は流れ、1446年。イ・ドが父を殺した張本人と思い込んでいたトルボクは、カン・チェユンと名を変えて、イ・ドへの復讐を胸に武官として宮中に勤務する。
その頃、宮中では、イ・ドの文字創製事業に関わる人物が次々に殺害される事件が起こっていた。
イ・ドから直々に事件捜査を任されたカン・チェユンは、その過程で王権を牽制する秘密組織“密本(ミルボン)"との闘争に巻き込まれる一方、
文字創製事業の中核を担う女官で、幼い頃の記憶により口がきけないというソイが、タミであることに気付く。
最終更新:2018年05月14日 12:49