ロモノソフ事件は、2025年の
ヨーロッパ連合崩壊と2028年の
NATO解体を受けてアメリカ• ロシア間の緊張が高まる中、それに続いて起きた一連の国際的事件の1つ,
2031年7月11日の朝、アメリカの“調査船”USSプレザントが北極海の紛争海域を航行中、ロシア海軍に沈められて総員の命が奪われた。
アメリカ側は、
気候変動の推移をモニタリングする目的で定期的に行われるデータ収集 の一環として、USSプレザントで深海の温度測定をしていただけだと主張した。
一方のロシアは、USSプレザントが実際には探査船で、ロモノソフ海嶺の鉱物資源を調査 していたのだと発表した。この海嶺は1800kmの海底山脈で、ロシア沖の東シベリア海嶺 から、グリーンランド沿岸〜カナダ沖ボーフォ卜海のリンカーン海大陸棚まで続いて いる*
ロモノソフ海嶺は1948年にロシアが発見し、ロシア人数学者ミハイル•ロモノソフにちな んで命名された。21世紀には、ロシア、デンマーク、カナダなどによる無数の領土権主張 の中心地となった。
海底からは多くの遠隔操作無人探査機(R0V)が回収されており、これらには深海採掘装置 が装備されていたとロシアは主張した。
この調査結果は、独立の調査委員会によって裏付けられている。
最終更新:2015年11月18日 17:38