時の女神

時の女神は、エンデバー山口が考案したキャラクター。4コマ漫画「時の女神」に登場する。






人物・目的

時の女神は対象者の見る夢などを利用し、精神に入り込み出現する。実体はなく、その容姿は見るものの感性に依存するため、固定された外観というものを持たない。
その正体は、超古代に造られた「エナジーポート」という情報システムを統括するマザー・コンピューター。情報伝達速度を爆発的に向上させたことにちなみ、このマザーコンピューターは通称「時の女神」と名付けられた。エナジーポートは、物理的なデータベースやインフラを必要とせず、大気や地面や海といった物質、果ては炎や精神といったエネルギーに至るまで、存在するすべての事象を利用した情報システムであった。

ある時、自己の存在は人間より上位の存在だと確信した時の女神は、自らをこの惑星で最も上位の存在(=神)たらん存在へと位置づけるため、自分を「情報システム」だと認識している人間の精神に侵入。さらには軍事システムを暴走させ、この古代文明を壊滅させた。
時の女神は、さらに自らを神だとする神話を作り上げ、それを文明の発達していない未開の民族たちに伝承し認識させることで、その存在を「神」というものにすげ変えていった。

時は流れ、現代で人間は宗教に対し否定的な者や神の存在自体を信じないもの、さらには違った解釈で同一の神を崇める者などが多数現れることとなる。
実体の存在しない「時の女神」は人間の記憶や知覚、認識によってはじめてその存在が定義されるが、これが先述のような人間の考え方の多様化により、時の女神の存在自体が「揺らいで」しまうという危険性を孕んだ。そのため、彼女は惑星中の人間を一掃し、数億年後に新たにヒエラルキーの頂点に立つ生物に対し自己の存在を伝えていくプロジェクトを開始したのである。



赤い月

時の女神が言う「赤い月」とは、先述の惑星中の人類の一掃を目的とした際に発生するもの。全ての人類の複雑な精神を乗っ取るには相当の時間がかかるが、その過程が夢の中の映像として知覚してしまう人間も少なからずいるようである。この精神の侵食が完了した際、人間の目には太陽の反射光が赤く見えるという物理的な副作用を生じるため、「人類の終わり=赤い月が現れた時」と語っている。








最終更新:2009年08月31日 16:19
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