●ヒィロについて

 【聖无刀(せいんとう)】
ヒィロと兄がいた「錬門」に収められていた宝刀にして禁武(きんぶ)。
その刀で他人を殺すとその魂を吸収しその能力を奪う。
(ここでいう「能力」は主に武力的技術や身体的特徴を指す。OOSにおける魔法的能力(要素)は「呪紋≒タトゥー」に集約されている=体に彫れば基本的に使えるものなので、奪う事が出来ない、あるいは聖无刀の特性上「呪紋は奪わない」という設定)
兄と同輩の「ウィルフ」によって聖无刀は強奪され、錬門の全ての師範及び門弟はヒィロを除き聖无刀によって殺害され魂を奪われた。
ウィルフが聖无刀を強奪したのは錬門最強だったヒィロの兄に勝てない、No.2に甘んじさせられる怒りや悔しさ、嫉妬等々の感情が発端だったが、聖无刀を得てからは殺せば殺すほど強くなれる自分に溺れた。
ヒィロが生き残れたのは、他の同輩を殺して能力を奪ってもなおウィルフを上回っていた兄がヒィロのために隙を作り(あるいは庇って)死んだ事で当初の目的を達成したから。
(当時は)未熟なヒィロを殺しても碌な能力は奪えないと判断したウィルフは何処からか火の手が上がった錬門を去る。
ヒィロは既に絶命した兄や燃え盛る錬門を前に自らの命を絶ちそうなほどの絶望に襲われるが錬門と兄の仇を取るため復讐の旅に出る。
ちなみに、聖无刀の由来は元々の設定である邪无剣(じゃんけん・後記)の対として勝手に考えた武器名。
明らかに妖刀の類なのだけど、邪无剣が「邪を无(=ゼロ)にする剣」と聞いていたので、その対なら聖无刀は「聖(≒正しさ)を无にする刀」みたいな感じだよねという発想からその特性等も生まれ、フィードバックして邪无剣の特性も決まった感じ。
聖无刀(せいんとう≒Saint)という名前自体も邪无剣(じゃんけん)から出発した言葉遊び。

 【ユウリやフレアとの出会い】
復讐の旅に出た頃のヒィロは復讐者にありがちな全てに牙を剥く殺伐とした精神だった。
しかし、その精神では行く先々でトラブルが多く、実戦の中で実力が身に付きつつあったもののまだ追いついていないヒィロでは負ける事も多く、致命的な危機に陥って絶命しそうになっている時にユウリがヒィロと出会っている(ヒィロが絶命しそうになった原因が人とのトラブルによるものなのかモンスターとの戦闘によるものなのかは未定)。
この頃のユウリはフレアと共に放浪している途中で、まだミオのいるスーテの村に落ち着いてはいない(と、ここではそう設定する)。
「命を助けた恩」を楯に暫く同行を強いるフレア。
復讐を理由に人を避けていたヒィロだったが、ユウリと接する中で本当は「自身が未熟なせいで多人が傷付く(死ぬ)ような事になるのが嫌だった⇔人とは接したい」と気付かされる。
ヒィロはユウリと友となり、改めて自分が強くなりたい理由を知った(加えた?)事で人格が丸くなる≒錬門にいた頃の明るさを取り戻す。
その決意を語られたフレアは同行の縛りを解き、ヒィロは再び自らの道を歩き出した。
フレアが「創師」である事を知るのは後の旅先。

 【邪无剣(じゃんけん)】
創師であるフレアの存在を知り、再会したヒィロが求め創ってもらった宝剣。
斬っても相手の肉体は斬れないが、「囚われた魂を斬る」能力を持ち、対聖无刀の武器と言える(そのため邪无剣取得後のヒィロはそれまでの武器を加えて二剣を帯剣する)。
数多の魂を有するウィルフから「錬門の皆=魂を解放したい」というヒィロの想い(旅や冒険の果てに辿り着いた答え)にフレアが応えた形。
ウィルフとの最終戦闘時に使用され、最初は圧倒的な実力差があったものの一撃を入れる度に実力が拮抗し、ついには逆転。
聖无刀の能力に溺れ、「自己鍛錬」をやめたウィルフはヒィロにも勝つ事が出来なくなっていた(錬門No.2の実力は残っていたが、自己鍛錬を続けていたヒィロに抜かれている←この兄にしてこの弟あり)
そしてついにヒィロの最期の一刀がウィルフに入り、ウィルフは己の魂を斬られ傷一つないまま絶命する。
この事から邪无剣そのものは「一つの魂を持つ肉体を斬ると一撃で殺す事が出来る(禁武に近い) 武器」である事が窺えるが、逆に邪无剣の特性として「その肉体が本来持つ魂は斬れない」という「不殺・無傷の剣」にする方向も考えられるか(その場合は全ての魂を解放したと判断できたヒィロが邪无剣から元々の剣に持ち替えウィルフを一刀の下に斬殺する展開になる)。

 【余談】
勝敗を決し、斃れたウィルフから「兄の魂」が現れるのもいいかも。
ヒィロには「自分が未熟だったせいで兄が死んだ」という自責の念が心の何処かにある為、ウィルフの「内側」からヒィロの戦いを「見て」いた兄はヒィロを称え、実力を認め、自分の人生をヒィロに託して消える事で、ヒィロから自責の念を解き、新たな人生を踏み出す一歩を与える事が出来る(当時、ヒィロは別れの言葉を交わす間も無く兄が絶命している)。
加えて言うなら、(全ての魂を解放したとヒィロが判断していた)兄の魂がウィルフの中に残っていた状態であれば、それを倒したヒィロは間接的に「兄の実力を超えた」と説明する事も出来る。
復讐を終えたヒィロは、新たな目標を見つけるまでユウリ(達)が追う聖神珠伝説を手伝う事にする。
最終更新:2022年12月04日 22:04