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ハウプトハーフェン港


 共同統治地域の南部、埋立地一帯の西端にあるハウプトハーフェン地区にある、エアスター大陸最大の国際ターミナル港。エアスター大陸中の物資がここから他大陸へ輸出され、また他大陸からの船も一度ここに入港してからエアスター大陸各地に出ていく。
 ハウプトハーフェンとはルベルムリリーの古い言葉で『中央の港』を意味しているといわれている。略されて『ハウハ("Hau-Ha")港』と表記されることもある。

港としての機能

 水深は18メートルほど。
 クレスティン製の超大型船舶でも50隻まで停泊できるほどの余裕がある。
 不凍港のため一年中利用可能だが、季節風の影響で冬場は北部に出にくいかもしれない。また、海流の関係で南部には出にくく、大きく迂回する必要がある。
 船籍を明確にした旗を掲げている船であればどこの国の船でも受け入れる。主な対象船舶は貨物船だが、商用・観光用・政治関係者の外交上の都合などなど使用目的の審査は非常に緩い。ただし軍事用(軍艦)の類だけは厳しく審査され、万が一軍事行動に出た場合は厳しい措置が取られる。
 燃料としての魔素は金を払えば払っただけいくらでも補給することができる。魔素でなくても、石炭なども購入することができる。
 港周辺には市場が立ち並んでおり、多国籍で陽気な雰囲気を味わいながらの食事や観光を楽しむことができる。もう少し内側に行くと宿場町もあり、滞在にはあまり不自由しないはず。
 北部には歓楽街のオトナのお店もあるので、船乗りたちの利用もあるのではないかと思ったり思わなかったり。
 港湾事業に携わっているのは、各国から出稼ぎに来た腕自慢の男たちである。国際法規の理念に則って、同一労働・同一賃金のため、貧しい国からの出稼ぎ労働者が非常に多い。3割はアガデスタ系でもう3割がヤギホ系で残り4割が他の様々な国々の民ではないかと言われている。近年クレスティン出身者が急増している。

ハウプトハーフェンの歴史

 約500年ほど前、ルベルムリリーの五代目の女王が埋立事業を行なったのが始まり。花人の活動領域を拡げる目的の干拓であったが、花に潮風の影響が出てしまうため、植民活動はいつしか消極的となり、約400年前には半ば遺棄された状態になった。
 グラン・シャリオのもなか販売が行なわれたとみられる店舗の遺構が発見されていることから、花人がいなくなった後はもなか教の者たちが出たり入ったりを繰り返していた模様。
 また、謎の海賊集団が行ったり来たりしていたらしく、もなか教団と争いが行なわれ、略奪などもあったことが古い建物の傷や発掘された武具から伺える。風化しかけた柱に彫られている文字には『ヒルディカ船見参』と書かれているように読めなくもないが深く気にしてはいけない。文章史料は、もなか教団としても海賊集団としてもいろいろ気まずかったのかまったく残されていないので、詳細は不明。
 170年前、高い航海技術と造船技術をもったヒルディカ船籍の船団が『正式』に入港、花人やグラン・シャリオの人々、『ここにいるはずのない人々』と協力して共有の土地をつくる。これが後の共同統治地域となる。
 100年前、クレスティン帝国(ヤコヴレフ王朝イヴァン2世時代)が合流したのをきっかけに、他諸国もまた共同統治に参入。本格的な国際ターミナル港の港湾整備事業が始まる。鎖国を続けていたヤギホノミヤマ王国とルベルムリリーのみが関与せず、また政治情勢が不安定であったアガデスタも参画できていた時期とできなかった時期がある。着工から10年後(今から90年前)、完成。各国や他大陸とも定期便の就航する巨大ハブ港に成長。ツヴァイター大陸のエーデマルク連合王国のルンドホルム港とは現在も週に1度の便がある。
 20年前、ヤギホノミヤマ王国とルベルムリリーが開国し各国の女王が国際会議に参加するようになると、ヤギホノミヤマ王国のヒラナミヅ港との間でも定期便が就航。陸路でも通行が容易なルベルムリリーとグラン・シャリオ、海運が難しいラステロイとアガデスタ以外のすべての海に面した国との間で定期便が運行されている。



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最終更新:2015年11月04日 14:35