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コイルとは、導線を円筒状やらせん状に幾重にも巻きつけた装置。

概要

コイルに電流を流すと、アンペールの法則に基づき、コイルの内部に一様な磁界が形成される。この磁界の強さは、流れる電流の大きさと、単位長さあたりの巻き数に比例する。また、コイルはインダクタとも呼ばれ、抵抗器やコンデンサと並ぶ電子回路の基本素子。

コイルの最も重要な特性の一つが電磁誘導である。コイルを貫く磁束が変化すると、その変化を打ち消そうとする向きに誘導起電力が発生する。これをレンツの法則と呼ぶ。自身の電流変化によって起電力が生じる自己誘導や、隣接するコイル間で作用する相互誘導は、変圧器(トランス)やモーター、発電機などの動作原理の根幹を成している。

コイルの磁力を強めるには、電流を大きくする、巻き数を増やす、あるいは内部に軟鉄などの磁性体を入れるといった方法が有効。また、コイルは高周波の電流を通しにくく、直流を通しやすいという性質があるため、特定の周波数の信号を遮断したり取り出したりするフィルタ回路にも広く応用されている。

タグ:

電気工学
最終更新:2026年09月13日 06:30