- アメリカの経済の危機があらわれてから世界の支配体制は徐々に変化し始めている。G7 G8などと呼ばれていた先進主要国が今度G20に変わった。これはBRICの台頭によるところが大きいがアメリカの経済力が衰えたためにアメリカが新興国に権限を委譲したと考えるのが妥当だろう。
経済力を背景に軍事力などを誇示して世界に影響力を及ぼした米国に変化があらわらたのはブッシュジュニアの破滅的暴走行為がアメリカの経済にダメージを与えてイラクやアフガンでの統治の失敗も重なり経済外交軍事などのあらゆる分野での影響にかげりが出てきた。
その反面、ドルが下落して資源価格が高騰してロシアなどが台頭した。このことはアメリアの覇権が衰退し英米イスラエル中心の体制が多極体制に変わりつつある証拠でもある。ロシア中東などの資源国は力をつけてきたのは資源のこと等であるがアメリカが同時に自爆したのも事実であろう。
イギリスを黒幕とした体制も終焉にさしかかりつつある。今、無極化といわれているが(どの国も世界の中心とならない体制)これは多極化に他ならない。豚インフルエンザ以降、少しではあるがアメリカ抜きの体制に世界が移行しつつある。日本では麻生氏が「ドルは世界の基軸通貨だ。」と言ったがこんなことを言っているのは日本だけで今後は世界各地で地域基軸通貨や地域共通通貨などができ経済の多極化が手にとるようにわかるようになるだろう。
アメリカに頼りたい日本人ではあるが現実を受け入れるべきではないか!
最終更新:2009年05月27日 12:54