日本では北朝鮮批判がすごい。ほとんどが拉致事件や核実験、ミサイル発射などのことで北朝鮮がいつ暴発するかわからないという論調が目立つのだがこれは隠れ英米イスラエル中心主義者や対米従属を好む日本の勢力があおっているように思えてならない。その代表格が桜井氏ではないかと思われる。(その他にも中国敵視やアジアとの関係悪化を促進する意見をはき捨てるように言うことが多い。)
(北朝鮮制裁は中国を念頭に置け)桜井氏のぶログである。↑
羅津港の事と中国の今後の経済戦略についての意見が書いてある。私なりに考えた事だが金正日が羅津港を自らの政権の長期存続のために中国に租借しているとのことだがこれは事実かもしれない。『羅津港が中国政府が自由に使えると日本に不利益になる。』二重括弧の部分が問題である。どうして羅津港が中国政府が自由に使う事で不利益になるのかが理解に苦しむところだ。羅津港はロシアのウラジオストックに近い場所にあり中国との国境にも近いし中国側は日本海側に港を持っていない。もしロシア経由で物流の運搬をすればコストもかかる。北朝鮮側から日本海に抜けたほうが中国にとって距離的にも近いし物流のコストが下がり羅津港経由での物流の運搬は非常に便利である。
また日本との貿易や北米、インドネシア、オーストラリアなどにも通じるので海外への貿易ルートの確保として重要な戦略の1つであろう。
桜井氏が言いたいのは中国の覇権の拡大の阻止北朝鮮が羅津港を中国にすべて渡したという事が中国の影響力や覇権の力が日本海に及ぶと恐れているような恐れている論調である。私はこの意見に関して中国側が影響力拡大という言葉自体不適切であると思う。彼らが求めているのは貿易の要所を確保して物流コストを全体的に削ろうと考えていると思えてならない。もし日本海に影響力を拡大していくとなれば海軍を日本海に派遣する必要があり中国としても無駄なコストを支払わなければならないのだ、このような事を好んでするとは考えにくい。
羅津港の件で中国が覇権を拡大しているかのような事を言いふらし中国は危険な国であるように言いふらしているように思えてならない。桜井氏に限った事ではないが中国で問題が起きると過剰に騒ぎ立てる風潮は隠れ英米イスラエル中心主義者が日中の関係を打ち壊してアジアで極となる国々を対立関係にするための戦略の1つが中国に対する敵視を過剰に言いふらす事なのではないかと推測できる。
安部政権の時に過剰に北朝鮮たたきをしたので日本は東北アジアとの関係強化が難しくなった。
「北朝鮮を悪者に仕立て上げその裏で悪人を操る極悪な中国」これは安部政権の前から阿部氏が総理にある前から言い続けて現在では大半の人がこの意見に同意するようになった。そのため日本が東北アジア(北朝鮮、中国の黒龍省、ロシア沿海州やシベリア)などに経済的に進出する機会を失ったような感じだ。アメリカが今後、経済破綻するのでこれらの政策は日本にとって自滅的である。アメリカとの関係強化だけを考えて行動したための事だが小泉政権から麻生政権までの事を総括すれば日本はアメリカ以外との国との関係強化を嫌い中国との関係の悪化やまたロシアとのエネルギー供給の供給の話し合いの頓挫などで将来的には日本自体立ち行かなくなる危険性が現時点で見られる。
孤立すればいいと自民党の幹部連中は考えているかもしれないが日本が存続できるとは到底思えない。オーストラリアのように広大な大陸であり食料自給率も100%あり天然資源もあれば日本であれば十分に孤立してもやっていえるかもしれない。しかし土地は狭く人口はそこそこだが今後は増えない状況で天然資源もないとなるとアメリカに頼れないのであれば日本は中国、ロシア、インド、中東の国々、アフリカの国々との関係強化や彼らの経済が発展できるようなシステムを構築するために尽力するべきだろう。
日本の新しい役割中国にすべてを任せるのは負担が大きいので日本も何らかの貢献が必要だ。東南アジアで日本が影響力を拡大するのは私は賛成だ。経済のシステムの構築や海上の安全の確保など日本が受け持ってもいい分野だ。中国は周辺諸国が紛争を起こさないような仕組みを作り周辺国の市場としても機能すればアジアは安定する。
日本はよく技術大国といわれるがそれもそうだが資本主義の歴史はアジアの中では日本が一番長く経済の運営ノウハウも持っている。経済のシステムを構築するときにはアジアでは日本の力が必要になるのである。日本は中国とお互いにアジアでの分担を決めに日中がアジアでリードするべきだ。
最終更新:2009年05月28日 02:05